不振の続くPデリック・フロストの解雇をマッカーシーHCが明らかにした。新パンター選びはまだ進行中とのこと。後任が決まらないうちの解雇は珍しく、いかにフロストへの不満が募っていたかを示している。レッドスキンズで先発争いに敗れて開幕直前にパッカーズに移ったフロストだったが、ハングタイムなど不安定さが解消できず、地元メディアから毎週のように批判されていた。あまりに低く短いパントに驚いた相手リターナーがキャッチを見送る場面もしばしばで、そのためにネットは36.1ydsとさほどひどくない。
過去2年で成長してきていたPジョン・ライアンを解雇して獲得した選手だけに、Pフロストへの批判はチーム首脳への批判でもあった。今夏のパンター交代を主唱したのは、どうやらマイク・ストックSTコーチらしい。Pライアンはその後シーホークスに移り、シーズン序盤こそ苦しんだものの、Pフロストを上回る平均46.4yds(NFL9位)、ネット37.9yds(17位)の成績を残している。Journal Sentinel紙は、キッキング専門の外部コーチの指導を嫌うストックSTコーチの頑迷さを指摘する記事を先週掲載したばかり。その記事によると、解雇後に外部コーチの短期指導を受けたのがよかった、パッカーズはそうした指導を嫌がるので受けられなかった、とライアン本人が振り返っている。
さて後任のパンターだが、パッカーズが接触したらしい5選手のうち、オーストラリア人のPベン・グレアムは月曜にカーディナルスと契約したので、以下の4人を呼んでトライアウトを行う模様だ。