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Packers 16 - 19 Titans
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年11月 3日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
OT |
Total |
Packers (4-4) |
0 |
10 |
3 |
3 |
0 |
16 |
Titans (8-0) |
3 |
10 |
3 |
0 |
3 |
19 |
気温は22℃、天気は快晴。両軍とも攻めきれずにディフェンス優位の試合展開が続くなか、パッカーズはWRドライバーへのTDパスで奪ったリードをすぐに失い、タイタンズが常にリードする形で終盤へ。第4Q半ばについに追いついたパッカーズだが、それ以上攻め切ることができない。第4Q末には相手FG失敗でかろうじて延長戦に持ち込むが、そこでラン守備が力尽きて着実にゲインされ、今度はタイタンズのKバイロナスがサヨナラ41ydsFGを成功させた。
パッカーズはディフェンスのケガ人が復帰して本来の力を発揮したが、何度もあったINTチャンスを逃したことが響いた。オフェンスはLTクリフトンを急病で欠き、強力DL相手にパスプロが苦しんでQBロジャースに十分な時間を与えることができなかった。
第1Q : パッカーズは3&アウト。タイタンズはQBコリンズの8ydsスクランブル、RBクリス・ジョンソンの35ydsスクリーンパス、WRブランドン・ジョーンズへの9ydsパスなどでレッドゾーンに入るがTDならず、31ydsFGで3点先制。パッカーズはFBホールへの5ydsパス、RBグラントの4ydsラン、FBクーンの2ydsランで初1stダウン。TEリーへの4ydsパス、RBグラントの13ydsラン、RBジャクソンの4ydsラン、QBロジャースの5ydsスクランブルで4thダウン1、ギャンブルはパス失敗に終わる。TEN陣45からのタイタンズは、3&アウトと思いきやアンネセサリーラフネスで1stダウン。WRジョーンズのリバースで7yds、RBジョンソンの7ydsラン、7ydsランでレッドゾーンに入って第2Qへ。
第2Q : タイタンズは25ydsFG成功で3点追加。パッカーズはRBグラントの7ydsラン、WRジェニングスへの52ydsパスでゴール前10ydsへ。しかしTDはならず、23ydsFGで3点差に。タイタンズは初の3&アウト。パッカーズはQBロジャースの7ydsスクランブル、RBグラントの5ydsラン、WRジェニングスへの7ydsパスでTEN陣に入り、TEフィンリーへの6ydsパス、WRネルソンへの24ydsパス、ホースカラータックル反則でゴール前10ydsへ。RBグラントの5ydsランのあと、WRドライバーに5ydsTDパスが決まって逆転。タイタンズはRBホワイトの54ydsランで一気にレッドゾーンに進み、RBジョンソンへの17ydsパスのあと、RBジョンソンの3ydsTDランで再び逆転。好リターンでGB陣45からのパッカーズは、WRネルソンへの10ydsパスでTEN陣に入るが(2ミニッツ)、ホールディングが響いて4thダウン4となり、ギャンブルはまたも失敗。残り20秒、タイタンズは3回連続ショートパス成功で残り03秒、63ydsFGは結局トライせずニーダウン。
第3Q : タイタンズはサックのあとWRマキャレインへの15ydsパスで1stダウンを取るが、再びサックが出てパント。パッカーズはRBグラントの2ydsラン、RBジャクソンへの12ydsパス、RBグラントの14ydsラン、WRドライバーへの8ydsパスでTEN陣に入るが、エンドゾーンへのパスがインターセプトに。タイタンズはRBジョンソンの1ydsロスが響いて3&アウト。パッカーズは3rdダウン6でサックされファンブルロスト。GB陣17からのチャンスにタイタンズは、TEスケイフへの10ydsパスでゴール前に迫るがTDならず、22ydsFG成功。パッカーズはWRジェニングスへの20ydsパス、RBグラントの5ydsラン、WRドライバーへの45ydsパスでレッドゾーンに入るがサックが響いてTDならず、25ydsFG成功で再び3点差に。
第4Q : タイタンズはRBジョンソンの8ydsラン、RBホワイトの2ydsランで1stダウンを取るがそこまで。GB陣16からのパッカーズはWRドライバーへの19ydsパスの後が続かずパント。タイタンズは3&アウト。GB陣30からのパッカーズは、RBグラントの3ydsラン、13ydsラン、WRドライバーへの29ydsパスでFG圏内に入り、38ydsFG成功で同点。TEN陣35からのタイタンズはまたも3&アウト。パッカーズはWRドライバーへの12ydsパス、RBグラントの6ydsラン、WRドライバーへの20ydsパスでTEN陣に入るがFG圏内に入れず、2ミニッツ明けにパント。TEN陣8からのタイタンズは、RBジョンソンの8ydsラン、4ydsラン、WRマキャレインへの20ydsパス、WRジョーンズへの8ydsパス、13ydsパス、WRマキャレインへの7ydsパス、RBジョンソンの3ydsランでGB陣29へ。しかし47ydsFGは失敗に終わって延長戦へ。
OT : コイントスに勝ったタイタンズはTEN陣22からの攻撃。RBジョンソンの4ydsラン、RBジョンソンへの16ydsパス、RBジョンソンの14ydsランでGB陣に入り、RBジャクソンの3ydsラン、RBホワイトの3ydsラン、6ydsランでFG圏内へ。さらにRBジョンソンの5ydsラン、4ydsランで3rdダウン1。今度は41ydsのサヨナラFG成功。
- 先発QBアーロン・ロジャースは22/41、314yds、1TD、1INTでレーティング76.7。
- レシーバー陣がフリーになれず、しかもパスラッシュがキツい(被サック4)ので、パス成功率が低くなってしまった。
- タイタンズがパス300yds超を許すのはものすごく久しぶりらしい。今季NFLは平均185.3ydsでNFL4位、昨季は199.2ydsでNFL10位。
- スクランブルは2回11yds。第3Qのファンブルロストはしっかりボールを守りたかったところ。
- チームラッシングは24回102yds(平均4.3)。
- 先発RBライアン・グラントは20回86yds(平均4.3)とまずまず。相手ディフェンスを考えると、今季最高の出来だったかもしれない。
- RBブランドン・ジャクソンは1回3yds、パスキャッチ4回30yds。
- 3rdダウン1の場面でFBジョン・クーンがボールキャリーして、きれいに1stダウンを更新する場面があった。パスキャッチ1回2yds。
- FBコーリー・ホールはパスキャッチ1回5yds。
- RBデショーン・ウィンはインアクティブ。
- WR陣は以下のとおり。
- ドナルド・ドライバーは7回136yds、1TDの大活躍。100ydsレセプションは今季初めて。
- グレッグ・ジェニングスは3回79yds。52ydsパスがあったため数字を稼いだが、ダブルチームされてフリーになれない場面が目立った。
- ジョーディ・ネルソンは2回34yds。
- ルヴェル・マーティンはキャッチなし。
- ジェームズ・ジョーンズ(ヒザ)は結局インアクティブで、"ビッグ5"はおあずけに。
- TE陣では、ドナルド・リーが3回22yds。ジャーマイケル・フィンリーがプロ入り初キャッチを決めて1回6yds。
- TEハンフリーが負傷したのでなければ、TEジャーマイケル・フィンリーが2番手TEに昇格したことになる。最初の4thダウンギャンブルではTEフィンリーにパスを投げて失敗、ゴール前で彼へのTDパスを狙って失敗に終わったプレーもあった。
- LTチャド・クリフトンは体調を崩して先発出場できず、先発OL陣は左からLTカレッジ、LGスピッツ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャーの布陣。
- RGシットンなど若手OLが強力DLに圧倒され、被サックは4回。
- トータルオフェンスはパッカーズ390ydsに対してタイタンズ347yds。(延長戦の55ydsドライブを差し引くと292yds)
- タイムオブポゼッションはパッカーズが34分03秒、タイタンズは延長戦を含めて31分21秒。(うち延長戦で5分24秒)
- 3rdダウン成功率は6/15の40%。タイタンズは7/17の41%と互角。
- 前半に敵陣で2回ギャンブルしてどちらも失敗に。
- パッカーズの犯したターンオーバーは2つで、第3Qに2シリーズ連続で犯したもの。最初のインターセプトは敵陣35ydsでの2ndダウン2、WRジェニングスがダブルカバーされているのにエンドゾーンへ投げ込んでしまい、Sクリス・ホープにINTを許した。直後のシリーズでQBロジャースがサックされてファンブルロストしてしまい、FGでの3失点に結びついた。代役右ガードのシットンがパスプロをしくじったようだ。
- 奪ったターンオーバーはゼロ。SSビグビーなど絶好のインターセプトチャンスが何度もあったのに、しっかりキャッチすることができなかった。
- パス守備はQBケリー・コリンズを18/37の180yds、0TDのレーティング62.9に封じ込めた。
- ラン守備は36回178yds(平均4.9)。前半は16回97yds(平均6.0)、後半は13回42yds(平均3.2)と非常によく止めていたが、延長戦では力尽きたのか1シリーズだけで7回39yds(平均5.6)を許し、直接の敗因となった。
- パッカーズのサックは2つで、DEモンゴメリーとDTピケットが1つずつ。タイタンズはこれまでNFL最少の2サックしか許しておらず、5試合連続で被サックゼロだった。
- DL陣はロースター上の9人全員がアクティブ登録され、前回に続いて4巡ルーキーのDEジェレミー・トンプソンが先発出場。
- LB陣では今回もLBブランドン・チラーの出番が多く、TEボー・スケイフ(TE中6位の318yds)に付くプランだったようだ。そのぶんLB A.J.ホークはサイドラインに立つ場面が多かった。
- DB陣は2人が先発復帰してCBウッドソン、CBハリス、SSビグビー、FSコリンズの布陣。
- 反則は4回41ydsと上出来だったが、第1Q末には3&アウトのはずがLBポピンガのアンネセサリーラフネスで1stダウンを与えてしまい、3点献上する結果に。タイタンズはさらに反則が少なく2回15yds。両軍合わせてわずか6回と反則の少ないゲームだった。
- キックオフリターンは3回平均32.3ydsとまずまず。うちCBウィル・ブラックモンが2回平均28.5yds、WRジョーディ・ネルソンは1回40ydsと好リターンがあった。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが3回平均9.0ydsとまずまず。
- Pデリック・フロストはパント3回平均44.3yds、ネット40.0ydsとよかったが、ラッキーバウンドに助けられたパントもあった。
- Kメイソン・クロスビーは23yds、25yds、38ydsと全て成功。キックオフは6回ともタッチバックにすることができず。(相手は2回タッチバック)
- ケガ人は以下のとおり。
- LTチャド・クリフトンは体調を崩して先発出場できず。試合直前にはロッカールームで点滴を受け、後半は出場できそうだったが、そのまま先発陣にプレーさせることをコーチ陣が選んだらしい。
- 試合中のケガ人はなかったとのこと。RBライアン・グラントは多少痛んだが、ときどき休みながら最後まで出場した、とマッカーシーHC。
- アクティブ登録から外れたのはRBウィン、WRジョーンズ、LGバーバー、OTジャコミニ、LBビショップ、LBランサナー、CBリー、そして第3QBブローム。
- WRドナルド・ドライバーは103試合連続でパスキャッチを成功し、元WRスターリング・シャープの球団記録に並んだ。