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Packers - Cowboys Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年9月23日
- マイク・マッカーシーHC。「誰だって負けたくはないし、ランボーで敗れるのが残念でないはずはないが、これが第3週にすぎないというのも事実だ。このビッグゲームは、我々の力を測るちょうどよいものさしとなった。試合後に選手たちに言ったとおりのことをここで言うと、ダラス・カウボーイズは今の我々よりもずっと前にいる。それが第3週の我々の現実だ。彼らがどれほど前にいるかは、時間が経たなければわからない。我々は努力を続け、明日はフィルムを見直して失敗を修正していかなければならない。私が心配するのはむしろ、ケガ人の多さの方だ。フロリダ遠征に向けて6日間で準備をしなければならない」
- QBアーロン・ロジャースの出来についてマッカーシーHC。「大体のところはステディだったと思う。彼は厳しい状況に追い込まれることが何度もあった。我々はチームとして、レッドゾーンや3rdダウンであまりシャープでなかった」
- QBアーロン・ロジャース。「早いうちに何度もチャンスがあったのに、FG3本しか取れなかった。それが大きな問題だったし、修正が必要だ。ああしたドライブでタッチダウンを獲って、得点とモメンタムを引き寄せなきゃいけなかった。今夜はあちらがいい仕事をしたのだし、彼らを褒めなきゃいけない。誰もオープンでないとき、僕(のスクランブル)をよくコンテインしたように、優れたパスラッシャーたちもいる。僕も、自分で望んだようにはいいパスを投げられなかった。しかしこの失敗から学んで、フィルムを分析して改善をしていく。今後その成果が出てくればいいと思う」
- カウボーイズディフェンスについてQBロジャース。「あちらがどのようなディフェンスをしてくるか僕らは興味があった。序盤から明らかだったように、(こちらがマルチプルWRでも)むこうはベースディフェンスのまま、インサイドLBのザク・トーマスとブレイディー・ジェームズを残し、5ラッシャーだった。ということはパスカバレッジは1on1が主体ということだ。第2ドライブ(FGで同点に)でいくつかパスを通した後は、あちらはディープに下げて守るようになった。残念ながら(フリーのレシーバーが見つからないので)僕はボールを長く持たなくてはならず、レッドゾーンでいくつもサックされた。そのことに失望している」
- 現在ダラスがNFLでナンバーワンだと思うか、という質問にG/Cジェイソン・スピッツ。「今夜は僕らより彼らの方が上だったのはたしかだ。でも、彼らがベストチームかどうか、僕はあれこれ推測するつもりはないよ」
- DTライアン・ピケット。「むこうは非常に優秀なチームだ。それは認めるよ。でもシーズンは長いし、まだ第3週にすぎない。NFLでは、チームは常に進歩していくものだ。僕らはこれからも努力を続け、よりよくなっていくと思っている」
- LB A.J.ホーク。「これで落ち込んでしまってはいけないんだ。今日のような敗戦の後で落ち込んだり、ダメージを長引かせてしまうと、失敗ばかり恐れるようになって来週の試合でダメになる。フィルムを見て反省すべきことは反省し、あとは気持ちを切り替えることだ。それが大事。僕らは向上して行かなきゃならないし、必ずそうするつもりだが、今日の敗戦でうろたえたりはしない」
- オフェンス不振についてWRドナルド・ドライバー。「僕らはいいプレーを決めることができなかった。いまみじめなのはそこだよ。それができなければ試合には勝てない。機会はたくさんあったのに、できなかった」
- WRグレッグ・ジェニングスは25歳の誕生日を勝利で飾ることはできなかったものの、今回もパスキャッチ8回115ydsの活躍でオフェンスをリード。前半はトータルオフェンス118ydsのうち80ydsが彼のパスキャッチだった。「ビタースウィートだね。何度もあったレッドゾーンのチャンスでしっかりプレーできず、エンドゾーンに進むことができなかった。それが後になって響いた」
- WRジェームズ・ジョーンズがヒザを悪化させたことで、試合中のWR陣はドライバー、ジェニングス、ネルソンの3人だけに。「3人だけになってしまって、ローテーションも何もなかった。それでも最後までプレーしなきゃならなかった」とWRジェニングス。
- パスプロ不振についてLGダリン・カレッジ。「他のチームと特に違ったとは思わない。今夜はこちらが自分たちの仕事ができなかった。基本に忠実なプレーができなかった。自分たちのスキームをしっかり守ることができず、悪い状況に自分たちを追い込んでしまった。こんなにミスばかりしていて、優秀なチームに勝てるわけない」
- 13回54ydsのRBライアン・グラント(ハムストリング)は、わずか20ydsに封じられた第2週と比べるとだいぶマシな内容。「本来の彼に近づいていると思う。ハムストリングを悪化させることなく今日の試合を終え、来週また前進できるといいが」とマッカーシーHC。
- 敵陣深くに何度も攻め込みながらタッチダウンが奪えなかったことが相手を楽にしてしまった。
- RBグラントのファンブルロストを3失点で切り抜けた直後の第2シリーズ。QBロジャースが見事なジャンピングスローでWRジェニングスに18ydsパスを通し、DAL陣11ydsへ。しかしRBグラントは1ydsラン、TEリーに3ydsパス、3rdダウンはサックされて36ydsFGどまり。
- 第1Q末にFSコリンズがインターセプトして61ydsリターン。しかしDAL陣20での3rdダウン4、WRジェームズ・ジョーンズのパス落球でドライブはストップしてしまい38ydsFGどまり。「何が起きたのかわからない。ただ落としたんだ。拙いプレーだった。プレーを直す前にヒザを治さないと」とWRジョーンズはちょっと言い訳がましい。
- 7点を追う後半最初のシリーズは、WRドライバーへの50ydsパスで一気にDAL陣8ydsまで攻め込んだ。しかし1stダウンはRBグラントの2ydsラン、2ndダウンはQBロジャースのスクランブルが1ydsのロス(記録上はサック)、3rdダウンは右サイドからのCBアンソニー・ヘンリーのブリッツにやられてサック。タイミングを遅らせたブリッツへの対応をRBブランドン・ジャクソンが誤ったのが致命的だった。「我々はタイト・フォーメーションで、CBヘンリーがTEドナルド・リーとジャムしたところで見失ってしまった。誰もすぐにはこないとRBジャクソンは思ったのだが、パスコースに出たときにはヘンリーがQBまで来てしまった」とフィルビンOC。
- 第1Qには、3番手RBのクレッグ・ランプキンがIフォーメーションのフルバックに入るプレーがあった。
- 217ydsラッシングを許したラン守備についてDTライアン・ピケット。「それが一番ヘコむところだな。ラッシングでたくさん走られすぎだ。いい仕事じゃなかったし、これはとても受け入れられない。こんなことは二度とないと僕は思うよ。これから改善していくんだ」
- 第2Qに6-3とリードしたところで、RBフェリックス・ジョーンズの60ydsTDランを許してしまった。CBウッドソンが簡単にかわされた後、サイドライン際でSチャーリー・ペプラーがスピードでぶっちぎられて独走TDに。
- DEアーロン・キャンプマンは3試合ともサックを記録し、現在NFL2位の4.0サック。
- 4年連続プロボウラーのTEジェイソン・ウィッテン対策を重視したパッカーズは、LBホーク、LBチラー、Sラウスとさまざまな選手をカバーにつけたが、パスキャッチ7回57yds、うち4回が1stダウンと止めることはできなかった。「彼はすごいタイトエンドだ。むこうは大事なところは彼に投げてくる。たくさん3rdダウンを更新されたし、彼はオープンになるすべを心得てる」とLBホーク。
- LBブランドン・チラーは、TEウィッテン対策のためポピンガに代わって移籍初先発を果たした。「これはこの1試合だけのことで、今後のことはまだわからないよ。ブレイディ(ポピンガ)はいい選手だし、ラン守備がすごくいいからね。僕なら相手TEとうまくマッチアップできるということで今日は出たけど、今後のことはわからない」
- 昨年はCBハリスがWRテレル・オーウェンスに付いて156ydsを許したが、今回はCBチャールズ・ウッドソンが担当して2回17ydsに封じ込めた。ディフェンスで唯一自慢できる点だろう。「オーウェンスをどうカバーするか、いくつものシナリオを検討した。ウッドソンを付けるというプランにして、彼らはいい仕事をしてくれた」とボブ・サンダースDC。
- LBデズモンド・ビショップは、LBバーネット(ヒジの打撲)が一時退場した際に6プレーだけミドルLBを務めた。プロ入り2年目で初めて、ディフェンスでの出場。
- FSニック・コリンズはプロ入り3年間で通算4インターセプトだったが、今季3試合で早くも2つ目。しかし第3Qには、ゾーンカバレッジでWRマイルズ・オースティンへの対応をしくじって63ydsのロングパスを許している。
- パンターのデリック・フロストは自分のパフォーマンスについて、「ひどかった。2つのパントがひどかった。ボールをしっかりヒットできなかった。でもカバーチームが必死で頑張ってくれた」
- けが人が多く、マッカーシーHCは来週のバッカニアーズ戦への懸念を示している。
けが人情報は以下にまとめて。
- CBアル・ハリスが試合に復帰しなかったのは、尿に血が混じったから。「だから医学上の見地からドクターが復帰を許さなかった」とマッカーシーHC。
- もともとつま先を骨折しているCBチャールズ・ウッドソンは、最後のシリーズは出場せず休んだ。痛みがかなりあるようだ。「タフな1週間になりそうだ。でも僕らはこれで給料をもらってるんだから」と本人。
- FSニック・コリンズは背中の打撲。いったん復帰したが第3Q半ばの63ydsパスのタックルで再び痛め、その後は復帰しなかった。SSビグビー(ハムストリング)が欠場しているのと合わせると、先発DB陣全員がなんらかのけがを抱えていることになる。
- LBニック・バーネットは左ヒジの打撲。すぐに復帰できたので大丈夫そう。
- WRジェームズ・ジョーンズはプレシーズン第3戦でヒザを捻挫し、先週復帰したばかり。しかしこの日最初のプレーで低いパスをキャッチミスした際、再び悪化させてしまったようだ。「このせいで調子が狂ってしまっている。ヒザの状態がどれぐらい悪いのか自分ではわからないけど、痛みはかなりある」とWRジョーンズ。
- 入場者数71,113人は開幕戦の71,004人を上回りランボーフィールド史上最多だった。
- 今回のゲームはパッカーズの"Alumni Weekend"ということで、QBバート・スターをはじめ、60年代から2000年代まで数多くのOBたちがサイドラインに集結した。(写真)
- ミルウォーキー・ブリュワーズのプリンス・フィルダー内野手、CC・サバシア投手、ベン・シーツ投手といったオールスター選手たちも、デーゲームを終えた後にサイドラインに駆けつけた。ワイルドカード争いで逆転されたブリュワーズは、NYメッツを1.5ゲーム差で追っている(残り6試合)。