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Packers 16 - 27 Cowboys
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年9月22日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Cowboys (3-0) |
3 |
10 |
7 |
7 |
27 |
Packers (2-1) |
3 |
3 |
3 |
7 |
16 |
気温は18℃、天気は晴れ。序盤はディフェンスの頑張りでなんとか互角に進めたパッカーズだったが、チャンスに攻めきれずFGを重ねるうちに強力ダラスオフェンスがリズムをつかみ、後半はさらに一方的な展開となった。18点差が開いてからようやくパスが通り始めたが時すでに遅く、QBロジャースのスニークで1本TDを返すのがやっとだった。
オフェンスはラインが押されまくってQBロジャースは逃げ回るのがやっと。ディフェンスはランとTEウィッテンへのパスでいいように1stダウンを更新され、ずるずる進まれたあげくにパスでビッグプレーを決められる。スペシャルチームも反則を繰り返してオフェンスの足を引っ張り、フィールドポジションは常に不利な展開だった。
Cウェルズはようやくアクティブ登録されたものの今回は控えにとどまり、先発OL陣は開幕2戦と同じ。SSビグビー(ハムストリング)、FBホール(ヒザ)、WRマーティン(指の骨折)は欠場。3巡ルーキーのTEジャーマイケル・フィンリーがNFL初出場を果たしている。試合中にはCBハリスが前半途中に退場して復帰しなかったほか、LBチラーとLBバーネットとFSコリンズが負傷退場してその後復帰している。
第1Q : パッカーズはRBグラントがファンブルロストしてGB陣14のピンチ。しかしカウボーイズはTDならず、25ydsFGどまり。パッカーズはWRジェニングスへの26ydsパス、RBグラントの6ydsラン、7ydsラン、TEリーへの5ydsパス、WRジェニングスへの18ydsパスでレッドゾーンに入り、36ydsFG成功で同点。カウボーイズはTEウィッテンへの5ydsパス、RBバーバーの25ydsラン、TEウィッテンへの10ydsパスなどでレッドゾーンへ。しかしエンドゾーンへのパスをFSコリンズがインターセプトしてDAL陣43までリターン。
第2Q : パッカーズはスナップミスで大きくロスするがWRジェニングスへの11ydsパス、14ydsパスで得点圏に入り、38ydsFG成功。カウボーイズはRBバーバーへのパス&ファンブルリカバーでフィールド中央へ進むが、3rdダウンでサック。パッカーズは反則が響いて3&アウト。DAL陣12からのカウボーイズはRBバーバーの10ydsラン、6ydsラン、WRオーウェンスへの12ydsパスのあと、RBジョーンズに60ydsTDランが飛び出す。GB陣13からのパッカーズはまたも3&アウトに終わり、カウボーイズは。50ydsラインからのチャンス。TEウィッテンへの22ydsパス、TEカーティスへの6ydsパスでレッドゾーンに入り、RBバーバーへの6ydsパスのあとサックが出てTDならず、39ydsFG成功。
第3Q : カウボーイズはRBバーバーの8ydsラン、8ydsランで1stダウンを取ってパント。GB陣12からのパッカーズはRBグラントとRBジャクソンの5回連続ランのあと、WRドライバーに50ydsパスが通ってゴール前8ydsへ。しかし3rdダウンでサックされ、33ydsFGどまり。カウボーイズはTEウィッテンへの5ydsパス、RBバーバーの8ydsランのあと、WRオースティンに63ydsパスが通ってゴール前3ydsへ。2回目のランでRBバーバーがタッチダウン。パッカーズは反則とサックで3&アウト。カウボーイズも、ロスタックルと反則で3&アウト。
第4Q : パッカーズはRBグラントの5ydsランとWRジェニングスへの9ydsパスで1stダウンを取ってパント。カウボーイズはRBジョーンズのラン2回で1stダウン、TEウィッテンへの11ydsパス、RBバーバーの12ydsランでGB陣に入り、反則で3rdダウン20となるがWRオースティンに52ydsTDパスが通って18点差。GB陣19からのパッカーズはまたも3&アウト。カウボーイズはTEベネットへの37ydsパス、RBバーバーの12ydsランなどでレッドゾーンに入るが、RBバーバーがファンブルロスト。GB陣13からのパッカーズは、WRジェニングスへの7ydsパス、WRネルソンへの7ydsパス、7ydsパス、WRドライバーへの12ydsパス、WRジェニングスへの20ydsパス、WRネルソンへの8ydsパス、13ydsパスでゴール前に迫り、最後はQBロジャースがスニークでようやくタッチダウン。オンサイドキック失敗でGB陣34からのカウボーイズは、4thダウン8で50ydsFGを狙わずギャンブル失敗。パッカーズはTEリーへの10yds、WRドライバーへの8yds、TEリーへの13ydsパスで敵陣に入るが、サックが響いてギャンブルも失敗して万事休す。
- 先発QBアーロン・ロジャースは22/39、290yds、0TD、0INTでレーティング80.1。パスプロがもたないため仕事をさせてもらえず、ワイドオープンのレシーバーを見逃すなど判断ミスや迷いも見られた。ただ焦って無理投げをするようなことがなかったのは、先発1年目QBとしてはプラス評価できる。
- 先発RBライアン・グラントは今回もフル出場はできず、13回54yds(平均4.2)、RBブランドン・ジャクソンは3回20yds(平均6.7)。RBクレッグ・ランプキンはキャリーなし。
- WR陣は以下のとおり。
- グレッグ・ジェニングスは8回115ydsで早くも今季373yds。マンデーナイト1試合を残して暫定リーディングレシーバーの座をキープしている。
- ドナルド・ドライバーは4回76yds。
- 2巡ルーキーのジョーディ・ネルソンは終盤は3番手としてプレーして4回42yds。終盤はジョーンズに代わる第3WRとしてたっぷり出番があったが、QBロジャースとの呼吸が合わないプレーも目立った。
- ジェームズ・ジョーンズは前半に取れるパスを2つ落とし、終盤はケガをしたのかヒザに氷を当ててベンチに。WRマーティンの欠場もあって4WRセットが使えず苦しかった。
- TE陣では、ドナルド・リーが5回41yds。2番手のハンフリー、初出場の新人ジャーマイケル・フィンリーはキャッチなしで、スペシャルチームだけだったようだ。
- 先発OL陣は開幕2試合と同じく左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cスピッツ、RGモール、RTタウシャー。Cスコット・ウェルズは復帰したものの控えだった。
- 被サックは今季最多の5回。右タックルのタウシャーが押されがちなため、QBロジャース得意の右へのロールアウトやスクランブルが使えないのも痛かった。パスプロを強化しようと7メンプロテクションにすると、レシーバーが誰もフリーになれない悪循環。
- トータルヤーデージはパッカーズ334ydsに対してカウボーイズ453yds。タイムオブポゼッションはパッカーズが27分48秒。
- 3rdダウン成功率は4/14の29%と今季最悪。カウボーイズは7/14の50%と好調。
- パッカーズの犯したターンオーバーは第1QのRBグラントのファンブルロスト。
- 奪ったターンオーバーは2つ。第1Q末のFSコリンズのインターセプトは、TEウィッテンへのパスをキャッチしてエンドゾーンから敵陣43ydsまで見事なリターン。第4QにはGB陣レッドゾーンでRBバーバーのファンブルしたボールをCBブラックモンがリカバー。
- パス守備はQBトニー・ロモを17/30、260yds、1TD、1INTのレーティング82.6とまずまず。開幕2試合サックを許さなかったダラスOLから3サックを奪ったのはよかったが、肝心の3rdダウンでTEウィッテンへのパスを通されるシーンが目立ち、第4Qの3rdダウン20での52ydsTDパスは失態というべきだろう。
- ラン守備は35回217yds(平均6.2yds)とさんざんな内容。チーム最多タックルがSラウスなのは、相手の強力OLにDLが押し負けたどころかLB陣までコントロールされたことを示している。オフェンス不振で休む暇がなかったことに加え、ケガで何度もLB陣が入れ替わったのも悪影響を与えたかもしれない。
- パッカーズのサックは3回。DEキャンプマンとDE/DTジェンキンズがそれぞれ1.5回ずつ。
- ダブルTE隊形に対しては、LBポピンガに代わって(パスカバレッジのいい)LBブランドン・チラーをストロングサイドに入れた。先週の練習から準備していたことらしい。
- 今回はCBチャールズ・ウッドソンがWRテレル・オーウェンスにマッチアップし、2回17ydsとシャットアウト。
- TEジェイソン・ウィッテンはまったく止められず、7回67yds。とくに3rdダウンでパスを通されるシーンが目立った。プロ3年目で通算7キャッチ76ydsだったWRマイルズ・オースティンに、2回115ydsの大活躍を許した。
- 前半で退場したCBアル・ハリスに代わってCBトラモン・ウィリアムズが入った。好カバレッジもあったが、第4Qの3rdダウン20でWRオースティンに52ydsTDを通されたのがダメ押しに。3番手/ニッケルバックはCBウィル・ブラックモン。
- 反則は8回68ydsと先週並の多さ。初出場の3巡ルーキー、TEジャーマイケル・フィンリーがスペシャルチームでつまらないアンネセサリーラフネスを犯している。カウボーイズは7回54yds。
- キックオフリターンはCBウィル・ブラックモンが5回平均15.8ydsと不振で、反則にも足を引っ張られた。WRジョーディ・ネルソンは1回18yds。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが2回平均6.0ydsと今回も不発。
- Pデリック・フロストはパント5回平均49.0yds、ネット平均42.4ydsと上出来の数字。第2Qの37ydsパント(7ydsリターン)は3失点に結びついている。
- Kメイソン・クロスビーは、36yds、38yds、33ydsをすべて成功。キックオフ4回のうちタッチバックは1回だけ。第4Q終盤のオンサイドキックは成功したかに見えたが、10yds飛ぶ前にCBトラモン・ウィリアムズがキャッチしてしまい失敗に。
- ケガ人は以下のとおり。
- CBアル・ハリスが第1Qに負傷。もともと悪かった腰か? 1プレー休んだだけで復帰したが、その後ロッカールームに退がって点滴を受けた。「けいれんだけなので後半には復帰できる」という話だったが、けっきょく最後まで出場せず。
- 第1Q末にLBニック・バーネットがヒジを痛めて退場するが、次のドライブから復帰。
- 第2QにFSニック・コリンズはいったん退場したが復帰。第3Qには背中を痛めて再び退場し、Sチャーリー・ペプラーが代役。
- 第3QにLBブランドン・チラーがいったん退場したが復帰。
- アクティブ登録から外れたのは、FBホール、WRマーティン、RGシットン、OTジャコミニ、DEトンプソン、CBリー、Sビグビー、第3QBのQBブローム。
- パッカーズがランボーフィールドでカウボーイズに敗れたのはこれが初めて。