過去の記事 |
2008年 >
08月 >
Day 6: 不甲斐ない内容に居残り練習
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年8月 4日
- 土曜(午後だけ)の練習には今年最大4000人の観客が集まった。
- 前日練習を休んだFBコーリー・ホール(ヒザ)、CBウィル・ブラックモン(足)が練習に復帰。前日途中退場したCウェルズ(脇腹)、RBウィン(脳震盪)、CBトラモン・ウィリアムズ(でん部)、DTピケット(ハムストリング)はまだ休んでいる。TEトリー・ハンフリーはアキレス腱の張りのため休んでいる。
- オフェンス陣はマッカーシーHCに命じられて居残り練習。フォルススタート連発、スナップミス、パスプロ崩壊、パス落球、インターセプトなどミスが非常に多く、ここまでオフェンスが波に乗れていないためだ。
- 2巡指名のWRジョーディ・ネルソンはここまで比較的地味な内容のようだ。層の厚いWR陣にあってプレー機会そのものがたっぷりとはもらえない、という面もあるが、苦戦の最大の原因は相手DBのジャムを振り払うのに時間がかかりすぎること。スムーズにパスコースに出られたときは、正確なルート取りから安定したパスキャッチを見せている。ポジションについては、今キャンプではフランカーに専念させているようだ。本来はどこでもこなせる選手だが、頭脳面の負担を軽くするためルーキーにはそうさせるのが普通。
- 7巡指名のWRブレット・スウェインはドラフト外のジェイク・アレンやタジ・スミスよりも見劣っており、今後の急成長がない限り開幕ロースター入りは難しそう。
- いっぽうWRルヴェル・マーティンはこれまでで最高のキャンプを過ごしている。現状では彼が4番手、ネルソンが5番手のようで、いま選ぶなら楽勝で開幕ロースター入り。3番手のWRジェームズ・ジョーンズはここまでミスの少ないキャンプを過ごしているが、この日は昨季前半を思い出させるようなファンブルロスト。
- Cスコット・ウェルズ(わき腹)は「もしこれがシーズン中なら欠場はしない。痛みがひどいだけで、深刻なものじゃないと思う。まだキャンプ序盤だし、無理をして長引かせたくないだけだ」とのこと。ファミリーナイトは欠場の方向。
- 4巡ルーキーのOGジョシュ・シットンは相変わらず好調で、この日のパスラッシュ・ドリルでもDTコリン・コールを難なく料理。Press-Gazette紙によると、ここまでのパスラッシュ・ドリル成績は12勝1敗とか。RGスピッツがCウェルズの代役センターに移るとシットンが1stチームの右ガードに入ったが、シーズン中の代役右ガードもシットンでいいのでは、との声。
- キャンプ直前のトレーニング中にハムストリングを痛めたDTライアン・ピケットは、じりじりしながら復帰許可を待っているところ。ただでさえ重要な選手のうえDT陣は層が薄くなったため、少しでも問題があるうちはプレーさせられない、という判断のようだ。
- いっぽうDTジョニー・ジョリーは昨年の負傷前の活発な動きを取り戻しつつある。この日もQBロジャースのスクリーンパスに素早く反応してインターセプトしたり、RBジャクソンをバックサイドからパスートして捕まえるプレーも。
- LBブランドン・チラーは、7on7練習でTEドナルド・リー相手に完璧なパスカバレッジでシャットアウト。
- ここまでCBウィル・ブラックモン、CBジャレット・ブッシュ、2巡指名CBパトリック・リーの控えCBトリオのパスカバレッジは物足りない内容で、CBトラモン・ウィリアムズの復帰が待ち遠しいところ。
- キックオフリターナーの1stチームには、CBウィル・ブラックモンとWRジョーディ・ネルソン。
- ロングスナッパー争いはかなりの接戦が続いている。トーマス・ギャフォードよりも新人のJ.J.ジャンセンの方が球速があるぶんわずかに有利か。
- 敵陣37ydsからのPジョン・ライアンのプーチ・パント練習は2回ともエンドゾーンへ。2回目のはCBブラックモンが5yds地点で押さえそうになったが失敗。
- 今春レイダーズに移籍したWRジャヴォン・ウォーカーが、先日いったんは引退を決意し、説得されて思いとどまったことが明らかになった。2006年シーズン直後には、撃たれたCBダレント・ウィリアムズの死を目の前で看取り、今年6月にはラスベガスの路上で強盗に襲われて(異説あり)気を失っているところを発見される、という事件もあった。引退騒ぎを聞いたWRドライバーは、「あまりにもいろんなことがあったから、そんな気持ちになったんじゃないかな。報道されてる以上の詳しいことは僕も知らないけど、電話して様子を聞いてみるよ」