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ファーヴ情報: コミッショナーは早期解決を促す
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年7月24日
- パッカーズがブレット・ファーヴのトレード先として数チームに打診をした模様。同地区球団には絶対に渡さない(解雇しないのはそのため)ものと見られていて、できればAFCへとパッカーズは望んでいるはずだが、今回の相手にはNFC球団も含まれているらしい。
- Wisconsin State Journal紙によると、パッカーズ側の候補リストにあるのはAFCのジェッツ、レイヴンズ、ドルフィンズ、テキサンズ、NFCのパンサーズ、バッカニアーズ、ファルコンズ、レッドスキンズ。 プロ人事部門のトップ、レジー・マッケンジーとジョン・シュナイダーの2人が交渉にあたっていて、候補先の選定そのものは今月11日にファーヴが解雇を要求した直後から始まっていたとのこと。
- ファーヴは正式な復帰願いを提出していないが、パッカーズとトレード先球団とファーヴの三者が合意してから、復帰願い提出→トレード成立、となるのが現実的か。代理人のバス・クックが先日、「次はパッカーズの番」と述べたのは、おそらくトレード先探しを指していたのだろう。
- Fox Sportsによると、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルがパッカーズのトンプソンGMに対し、ファーヴ問題の早期解決を促したらしい。つまり、ファーヴのチーム復帰を許さぬのならさっさとトレードに出したらどうか、ということ。トレード先の検討に動き出したのはそのせいかもしれない。コミッショナーがチームの人事に口を出すのは極めてまれなことだ。
- 2日前には 「ファーヴが復帰を断念。パッカーズからトレード先として提示された3球団を全て拒否」との噂が一部に流れた。これが全くの誤報だったとしても、今後の成り行きとしてはありそうな話だ。ファーヴの希望はおそらく優勝が狙えて、大勉強の必要のないようシステムの似通っているチーム。条件のぴったりだったヴァイキングスがダメとなると、残る候補は少ない。しかも開幕までの準備期間がだんだん短くなってきており、トレード先が「今からで大丈夫か」と二の足を踏む可能性も、時間が経つにつれ高くなってしまう。
- バッカニアーズの地元St.Petersburg Times紙によると、QBクリス・シムズ(移籍を希望して球団とモメている)が、「ブルース・アレンGMから 『キャンプで十分練習できなくてもブレットはウチで活躍できるか』 と質問された」と暴露。アレンGMはすぐに「全ては仮定の話だ」とコメントしたが、獲得しないとは明言しなかった。
- ヴァイキングスのタンパリング疑惑に関して、「ファーヴとヴァイキングス首脳との通話記録(電話番号)が残っている」という情報筋の話をJournal Sentinel紙が伝えている。それによると、ファーヴは迂闊にもパッカーズが支給した携帯電話を使い続けていて、その通話記録をパッカーズが調べたところ、ヴァイキングスのビーヴェルOCだけでなくブラッド・チルドレスHCとも複数回にわたって話していたことが明らかになった。ビーヴェルOCと違ってチルドレスHCはこれまでファーヴと同じチームになったことがなく、これがもし事実ならば重要な証拠となるかもしれない。裁判と違って「疑問の余地なく立証」される必要はなく、NFL本部が有罪を確信すればそれでいいからだ。
- NFLの調査担当者は火曜にミネソタ入りしている。