グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年7月11日
- グリーンベイの Boys & Girls Club に寄付をするセレモニーに現れたマイク・マッカーシーHCは、記者からの質問にはノーコメントだったが、かわりに11歳の女の子が「ブレット・ファーヴは復帰するの?」と真っ向勝負。マッカーシーHCは「メディアの誰が君にその質問をさせたのか知りたいところだね(笑)。そう・・・その事柄についてはわれわれが今後対処するよ」と苦しい返答。ある子が「ブレット・ファーヴはなぜ引退したの?」と質問すると、別の子が横から「本当は引退してなかったんだよ!」と口を出して笑いがまき起こる場面も。
- 「テッド・トンプソンGMが現役続行を強く働きかけなかった」とファーヴの周囲が批判していることに関し、マーク・マーフィ社長。「テッドは不当な非難を受けていると思う。我々全員が集まって、現役続行してほしい、まだ十分プレーできる、とブレットに言ったのだ。彼はMVP級のシーズンを過ごし、スーパーボウルの一歩手前まで我々を導いてくれた。我々が現役続行を望んでいたことはブレット自身が知っている」
- サンディエゴでロジャースと練習していたWRジェームズ・ジョーンズ。「僕の電話が鳴りどおしだったぐらいだから、彼も当然(ファーヴ騒動の勃発は)気づくだろうと思ったよ。でも翌日ワークアウトに集まると、彼は 『(噂を心配する以外にも)毎日ほかにやることがあるさ』 という感じだった。落ち着いた人だよ。(ファーヴ復帰の)噂は前にも経験済みだから、彼は一日一日を大事にしてる。そして何かが起きたら、その時はその時だ」
- QBトレント・ディルファーは同じジェフ・テッドフォード門下とあってQBアーロン・ロジャースとは親しく、ロジャースが信頼するアドバイザーの1人らしい。このたび引退を発表したディルファーがロジャースについても語っている。「アーロンは信じられないほど精神的にタフで、非常に忍耐強い。ブレットと長く付き合うにつれ密接な関係を築き、ブレットから学べたことを感謝している。遠くから見ていてもブレットはあれほどすごいのだから、間近で学べるのはどれほど素晴らしいか想像はつくよ。しかし同時に、ブレットが引退して自分がエースになれることに、アーロンがとても元気付いていたのも事実だ。長く控えでいるのは鬱憤がたまることだろうしね。あそこではブレットが全てのカードを握っているわけだし」
- ファーヴについてディルファー。「もしブレットが復帰したとして、望みどおりに先発の座に戻ったとしても、この稼業ではいつ(大ケガによって)終わりが来るかわからない。NFL史上最も丈夫な選手なのはわかっているが、このリーグではあっという間に物事は変わってしまう。(たとえ今年も控えだったとしても)アーロンが頑張ってきた成果をしめす機会が、すぐに訪れるかもしれない」
- 4年目もまた控えに留まることは、ロジャースのNFLでの将来に悪影響を及ぼすのでは、という質問にディルファーはきっぱりと否定。「ノー。QBに有効期限などはないよ。しっかり対処すればね。アーロンは実際そのとおりにしてきたし、彼自身がこうした場合のお手本のようなものだ。興味深いことに、僕が見てきた中で最もしっかりと対処した2人がグリーンベイなんだよ。マット・ハッセルベックがグリーンベイにいたとき、下位指名の彼は先発候補じゃなかったけど、気持ちの中ではそのつもりで準備してきた。アーロンもマットと同じだ。プレー機会の多いオフシーズンやプレシーズンを大事にしている」
- 引き続きディルファー。「マットにもアーロンにもリーダーシップがある。生まれついてのリーダーだ。バックアップでいても、リーダーシップを発揮することはできる。何年も控えでいたが、アーロンはその点で立派にやっていた。自分の出番が来れば、きっと成功できるはずだ。スティーヴ・ヤングがサンフランシスコで経験したことは、とてもよい参考になる。彼は若いときに(タンパベイで)プレーして失敗もあったが、練習やプレシーズンでしっかりやっていれば、ちゃんと成長できるものだ」
- ブロンコスのQBジェイ・カトラーはファーヴと同じバス・クックが代理人。「ファーヴはまだプレーしたいのだと思うけど、グリーンベイの状況が複雑で、どうなるかは成り行きを見守るしかないね」と語っている。「バス・クックが何と言っていたか教えて」と質問されると、「バスはミシシッピの人だから、(南部訛りのせいで)言ってることが半分しか聞き取れない」とカトラー。「ちょっと待った。あなたもSEC(テネシー州のヴァンダービルト大)出身なんだから、わからんはずないでしょ」と突っ込まれるとしどろもどろに。
- 「ファーヴが正式な復帰願を提出の構え」との噂が一部に出ている。