グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年7月 4日

ファーヴ情報: ブレット・ファーヴが復帰希望の噂

ブレット・ファーヴ現役復帰のこれまでで最大の噂が持ち上がった。ESPNのクリス・モーテンセン記者が情報筋の話として、「ファーヴはプレーしたいと願っていて、トレーニングキャンプ参加を望んでいる」と伝えたところから大騒ぎが始まった。Wisconsin State Journal紙も、「ファーヴ本人または代理人バス・クックが、過去数週のうちにパッカーズ側に復帰を打診したもののチーム側の反応は芳しくなく、最後は、(他のチームでプレーするための)解雇をファーヴ側が求めた」とする情報筋の話を伝えている。

マッカーシーHCもトンプソンGMもみなバケーションに入ってしまっているので、球団首脳からのコメントは全くなく、広報から「パッカーズからのコメントはありません」という一言だけ。

これまでの噂ばなしと違ったのは、ファーヴ家の人々がウィスコンシンのテレビ局のインタビューに答えたこと。ファーヴの兄スコットは、「本人がどうするつもりかはわからない。でもキャンプの時期が近づいてきているし、その気になってもおかしくはない。復帰の可能性は50-50だと思う。能力的にまだプレーできることに疑問の余地はない。体調はいいし、ちゃんとワークアウトもしている。だから、復帰しても僕は驚かない」と語っている。しかし「家族がファーヴに復帰を促している」とのESPN報道は否定し、「たしかに僕はまたプレーしてほしいと思ってるけど、彼には何も言っていない。またプレーするのを見たいという僕らファミリーの気持ちは彼にもわかっている。しかし全てはブレットしだいだ。彼がハッピーでないのならプレーしてほしくない」

いっぽうファーヴの母ボニータは、特にトンプソンGMへの恨み言とも思えるコメント。「過去2年間、ブレットはパッカーズが本当は現役続行を望んでいないような印象を持っていました。誰もはっきり口に出して言ったのではないけれど、細かいことが積み重なって、彼らが無理に彼をキープしたいと望んでいないように思えることばかりでした。まるで『君はもう終わりだ』と言っているような」

代理人バス・クックは、「私の知るかぎり、現時点では、ブレット・ファーヴは引退しているし、そうでなくなったと本人から聞かされるまでは、そういう状態だ」

水曜の夜になって、ファーヴと親しいビロキシ・サン・ヘラルドのおなじみアル・ジョーンズ記者にブレット・ファーヴ本人からメールがあり、「すべては噂にすぎない。根拠のない話だ」と否定。

CBアル・ハリスはESPNのNFL Liveに出演し、家族の話を裏付けるような証言。「僕はブレットと連絡を取り合っているけど、彼がまたプレーしたい気持ちであることは知ってる。本当に復帰するどうかは僕にもわからない。しかしプレーしたい気持ちは知ってるよ。今の僕らのクォーターバックはアーロンだ。ブレットは引退したんだから。しかし復帰したいのであれば別に構わないという連中もいるだろう。僕は腕を広げて彼を歓迎するよ」

このESPN出演後にWisconsin State Journal紙からコメントを求められたCBアル・ハリスは、「ファーヴと話したのはしばらく前のことだ。今の季節になれば、引退しようと現役であろうと、プレーしたい気持ちは出てくるものだ。彼がどうするつもりかは僕にはわからない。すべてブレットしだいだ。でも本当にプレーしたいのなら、プレーすべきだよ。他のチームでプレーする彼の姿を思い描けるか? いや、想像できないね。彼自身もきっとそうだろう。でもありえない話じゃない」

ESPNのモーテンセン記者はNFL関係者の話として次のようなコメントを載せていて、口ぶりからしてパッカーズ関係者であることを匂わせている。「ブレットがパッカーズに正式な復帰希望を提出すれば、チーム側はその通りにするか解雇するしかないが、それは推測に過ぎないし、そこまでは行かないと思う。我々はブレットの名声を大事に思っていて、彼もそうだと思うし、我々はそれを守りたい。ブレットの立派な人柄からして、球団側に決断を迫るところまで押すことはないだろう。彼は正しい行動を取る(復帰しない)と思う。こういった状況はだいたい予想できたことだ。シーズンが近づけばブレットがプレーしたくなるだろう、ということはね」

いっぽう、クリス・モーテンセンの誤報歴を指摘する記事もあり、「ヴィックは起訴されない見通し」 「イーライが4週から6週欠場」などと報じた過去の失敗の数々をあげつらっている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player