グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年6月21日
- ミニキャンプ最終日は、前日までのミスの修正やプレーの精度を高めることに重点が置かれ、今回もっとも静かな内容の練習となった。これで今オフシーズンのプログラムがすべて終了し、7月末のトレーニングキャンプ開幕まで、1年で最も静かな季節に入る。
- 練習を終えた選手たちは、"Super Bowl !!!"と声を合わせて最後のハドルを解いた。
- 3月半ばから始まったオフシーズン・プログラムの成果についてマッカーシーHC。「明らかに私が就任して以来最高のオフシーズンと言える。個々の選手がコーチと過ごした時間の長さ、トレーニングへの取り組みの熱心さといった点で素晴らしかった。こうしてオフシーズンを締めくくることができて非常によかったと思っている」
- DEバジャ=ビアミラ、DTジョリー、DTハレル、DTコールとディフェンシブラインにケガ人が集中していることにマッカーシーHCは懸念を表明。「メディカルリポートのほとんどを1つのポジションが占めるような状態は見たくないものだ。昨年のキャンプではRB陣が同じような状況を経験したが、キャンプの進め方にも影響してしまう」
- ベテランQBを獲得せずルーキー2人が控えを務める可能性が高くなってきたが、ミニキャンプでのルーキーQB2人は未熟さをさらけ出しており、「プレーオフを狙うチームなのに、ロジャースが負傷したときに、修業中のブロームで勝てるのか」という声は根強い。
- 情報筋がPress-Gazette紙に語ったところによると、今年パッカーズが契約をオファーしたQBはダンテ・カルペッパーだけで、ドラフト前に約$1ミリオンのオファーをして断られたとのこと。そこでパッカーズはドラフト2巡でQBブロームを指名したが、カルペッパーはまだフリーのままだ。WRドナルド・ドライバーは、「ダンテはいいヤツだよ。ただ、彼は先発QBを争うのが希望で、なのにパッカーズ側はすでに先発QBが決まっていた、たぶんそういうことだろうね。本人がバックアップの肩書きを望まないなら、チームとしては諦めるしかないだろう」
- 契約問題のため練習に参加できないRBライアン・グラントは、今週ずっと落ち着かない様子で、サイドラインでダッシュや腕立て伏せなど個人トレーニングをしていた。
- 1stチームOLは前日と同じくLTカレッジ、LGバーバー、Cスピッツ、RGシットン、RTタウシャー。2ndチームOLはLTオーリン・トンプソン、LGライアン・コンシダイン、Cライアン・キーナン、RGモール、RTジャコミニ。
- ドラフト外ルーキーTE3人の中で、エヴァン・ムーアがパスキャッチ能力の高さを見せて好評。身長6フィート6(198cm)の長身で、スタンフォード大ではWRをプレーしていたのでキャッチが上手いのは当然かもしれない。フルパッドのトレーニングキャンプでどれだけブロッキングができるかが課題だろう。1年目でロースター入りできなかったとしても、プラクティス・スクワッドの有力候補。
- OL対DLで戦われる1on1のパスラッシュドリルでは、Cライアン・コンシダインやDEマイケル・モンゴメリーがいいところを見せている。
- 今回のミニキャンプでは4LB隊形(おそらく3-4)が数回あったようだ。ポジションは不明だが、LBチラー、LBホーク、LBバーネット、LBポピンガの4人。
- キックオフリターン練習では、WRジョーディ・ネルソンとCBトラモン・ウィリアムズのリターナーコンビが1番手で、RBブランドン・ジャクソンとRBヴァーナンド・モレンシーのコンビが2番手。その後はRBウィンやWRフランシスなど。キックオフリターンのブロッキングユニットの1stチームは、TEハンフリー、LGバーバー、DEモンゴメリー、DEハンター、LBビショップ、LBチラー、LBホワイト、CBブッシュ、Sペプラーの9人。
- チーム側はDEアーロン・キャンプマンと契約延長に向けて予備的な話し合いに入ったようだ。2009年いっぱいまで契約が残っているので急ぐ必要はなく、今年中の締結が目標か。
- 試合当日のパッカーズ・プロショップ(スタジアム北東角にある)は毎回大変な混雑で、まともな買い物などとてもできない状態が続いてきたが、それを緩和するため、今年からはスタジアム西側にも仮設ショップを設営することになった。これによって売り場面積が2000平方フィートほど増え、計5300平方フィートになるとのこと。