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Notebook: 当分ルーキー契約はなし
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年6月13日
- ドラフト指名選手との契約の話題があちこちで出始めているが、パッカーズは少なくともあと1週間はなさそう。未契約状態のドラフト指名選手はロースター枠の例外扱いだが、正式契約したらロースターにカウントしなければならないからだ。パッカーズは現在ロースター上に79人いて、EFAオファーにサインしていないRBグラントを含めると80人枠ぴったり。ドラフト指名選手と契約するためには、そのぶん誰かを解雇しなければならない。来週のミニキャンプが終わるまではドラフト指名9人を含めた89人で進めた方が得なので、正式契約は控えるだろう、というわけ。
- ドラフト指名選手との契約が遅れてまずいのは7月下旬のトレーニングキャンプからなので、正式契約はキャンプ前日でも全く問題ない。指名順位の近い選手の契約金額を目安にして進める方が交渉の手間が省けるので、パッカーズはおそらく6月下旬あたりから本腰を入れて進めることになりそう。アンドリュー・ブラントに代わって交渉/サラリーキャップ担当に就任したラス・ボール副社長にとって、これが移籍後初めてのドラフト指名選手との交渉となる。
- テッド・トンプソンGMとの確執からパッカーズを去ったといわれるアンドリュー・ブラント元副社長だが、ESPNによると、レイダーズのサラリーキャップ担当の有力候補になっているとのこと。
- 11日夜にはエドガー・ベネットRBコーチ主催のチャリティ・ボウリング大会が開催され、選手だけでなくトンプソンGMやマッカーシーHCも含めた球団関係者多数がユニフォームを着て参加している。(写真)
- 5月25日にDEアーロン・キャンプマンの実家のすぐ近く、母校のあるアイオワ州パーカーズバーグが竜巻で壊滅的被害を受けたのは既報どおり。キャンプマンは直後に現地入りして2日間救援活動を行ったが、先週末にはDTコリン・コール、CBウィル・ブラックモン、LSトーマス・ギャフォード、そしてヘッド・トレーナーのペッパー・バラスも同行して復興支援活動を手伝っている。「週末にはみなそれぞれ予定もあったのに、一緒に来て手伝いたいと名乗り出てくれた。彼らを抱きしめて、心からのお礼を言ったよ。来られなかった選手もみな心配し、現地から戻ったら様子を聞きに来てくれた。素晴らしいことだ」とキャンプマン。
- アイオワで復興活動を手伝ったCBウィル・ブラックモン。「自分も無力な人間の一人にすぎず、同じようなことがいつ自分にも起こるかわからない、と思い知らされた。全てを失った人々の助けになれたのは嬉しいことだったし、自分がいかに幸運であるか実感した」
- QBブライアン・グリーシー(TB)は殿堂入りQBの息子であり、ブロンコスではジョン・エルウェイの後任を務めるという困難を経験した。彼からQBアーロン・ロジャースへのアドバイスとして、次のように述べている。「大変な仕事だ。誰からも同じ質問をされ、常にブレットと比較される。しかし大事なのは自分のプレーをすることだ。誰かの真似をしようとせず、しっかり自信を持って、自分の知っているとおりにプレーすること。そうすれば成功できるだろう」
- 先週パッカーズから解雇されたOTジョー・トレド(元MIA)は49ersと契約した。
- 昨夏キッカー争いに敗れてパッカーズから解雇されたKデイヴ・レイナーは、チーフスやチャージャーズを経て3月にドルフィンズと契約していたが、このたびそのドルフィンズからも解雇されている。
- QBクイン・グレイ(元JAC)は3月11日にパッカーズをFA訪問し、その後テキサンズと契約したが、今週に入って解雇されてしまった。Houston Chronicle紙によると、テキサンズのシステムにうまくアジャストできなかったとのこと。パッカーズとしても3月に契約を見送ったのだし、その後2人もQBをドラフト指名したので、今さら契約はしないのではないかという見方が有力。