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Draft Notebook 8: QB Matt Flynn
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年4月30日
- 2人目のQBとしてマット・フリン(ルイジアナ州立大)を7巡a指名した理由についてトンプソンGM。「我々はかなりマットを気に入っていて、それが7巡でも残っていたということだ。彼は試合に強いタイプだ。ジャマーカス・ラッセルがいたために1年しか先発経験がないが、見れば見るほど我々は気に入ってきた。それにQBというのはデプスが重要なポジションだし、この3人がいればチームの助けになると思っている」
- 今後のベテランQB補強の可能性についてトンプソンGMは、「これで補強終了ということは決してないし、他のQBも検討はしていくつもりだ。しかし現時点ではこのまま様子を見るだろう。マイク(マッカーシーHC)もトム(クレメンツQBコーチ)も、若手の育成にとても自信を持っている。スカウティングスタッフもコーチングスタッフも、今の陣容にとても満足している」と語っている。QBクレイグ・ノールとの再契約について聞かれると、「現時点ではたぶんないだろう」とのこと。
- ドラフトの翌日、QBジェリー・バブとQBダルトン・ベル(どちらも昨年のドラフト外)が解雇された。ドラフトでQBを2人指名したせいであるのは明らかだ。これでQB陣は再び3人体制となり、新たな補強がない限りQBブロームが2番手、QBフリンが3番手ということになるだろう。
- 大学3年までQBジャマーカス・ラッセル(現OAK)の控えに甘んじた経験についてQBフリン本人は、「つらい状況だった。2003年にジャマーカスと一緒にLSUに入ったんだ。(先発はラッセルだったが)彼とは毎年タイトなバトルをしたし、大きな差があったとは思わない。そういった経験全てが将来の助けになると思いたい」と振り返っている。2005年シーズン末のボウルゲームでは負傷欠場のラッセルに代わって初先発し、ランク9位のマイアミ大に40-3の大勝を収めている。
- QBフリンが初めてフルタイムの先発QBとなった昨年のLSUは、12勝2敗でみごと全米制覇。最後のBCSチャンピオンシップでも、QBフリンは4TDを挙げて優勝の原動力となっている。
- Journal Sentinel紙のグレッグ・べダード記者は、この指名もまたニード・ピックであると以下のように分析している。QBブロームは完成度の高いタイプなので1年ほどで実戦投入の準備ができ、2年ほどでパッカーズはロジャースとブロームのどちらかを選ばなければならなくなる。ロジャースが勝てばブロームが魅力的なトレード材料として浮上し、その頃にはこのQBフリンも2番手となる準備ができている、とのこと。