グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年4月18日

ドラフトの焦点2 RB/FB

ランオフェンスが大苦戦していた半年前の時点ではランニングバックの2年連続上位指名は必至の情勢だったが、ライアン・グラントの台頭によって救われた。コーチ陣はブランドン・ジャクソンら控えRB陣を高く評価するコメントをしているが、グラント(フル出場した経験がない)が負傷した時に代役を任せられるのかどうか。典型的な3rdダウンバックのノア・ヘロンに加えてヴァーナンド・モレンシーもスターターの器でないことがはっきりしてきたので、ドラフト指名があるかどうかは、プロ2年目のジャクソンやデショーン・ウィンの能力をどう評価するかにかかっている。

今年のドラフトはRBがかなりの豊作らしいので、2巡以下でも優秀なRBは手に入りそう。3巡・4巡あたりでよい選手が残っていれば、指名の可能性は十分ある。重量級でも軽量級でも構わないが、ゾーンブロッキング向きの(一瞬で穴を選ぶ)判断やビジョンのよさは必要。レシービングがあまり下手では困る。

LBからコンバートされた6巡ルーキーのコーリー・ホールと2年目のジョン・クーンという陣容にしては、昨年のフルバック陣はまずまずの働きを見せ、RBグラントの躍進を助けた。パスレシービングなど物足りない面はあるものの伸びシロはかなり残っており、スペシャルチームでの働きもいい。インジャリーリザーブにいたライアン・パウドレル、プラクティス・スクワッドにいたコーリー・ホワイトというドラフト外コンビも2人に挑戦するので、彼ら若手の成長を見守れば十分と首脳陣は見ているのではないか。

というわけで、よほど魅力的な選手が下位で残っていれば指名もなくもないが、可能性は高くなく、ドラフト外で1人獲るぐらいではないか。ゾーンブロッキング・スキームではRBと同じくFBも一瞬の判断で穴を選ぶので、それに適したセンスのある選手が望ましい。古典的な250ポンド級パワーFBでなく軽量クイックネス型が向いている。

カテゴリ : Draft