FA加入のLBブランドン・チラーは即スターターなのかという質問に対してトンプソンGMは、「そのつもりで獲得したのではない。ブレイディ(ポピンガ)が我々のSAMバッカー(ストロングサイド)だ。ブランドンをブレイディと争わせ、どうなるかを見たい。我々は競争を増やそうと常に努力している。どちらを選ぶかはむしろ、キャンプでのプレーを見てコーチが決めることだ。4人(バーネット、ホーク、ポピンガ、チラー)がいることで、いろんなことができる」と語っている。
LBチラーについては、この2年間LBポピンガが苦労してきたパスカバレッジでの安定感をトンプソンGMは高く評価しているらしい。「彼はカバレッジが非常にいい。走れて、守備範囲も広い。よい選手だよ。我々は彼のことをUCLA時代から気に入っていた。ラムズでも特にこの2年間のプレーぶりがよかった。どんな結果が出るかは様子を見なければならないが、LB陣にとってよい補強になったと我々は考えている」
Journal Sentinel紙によると2年契約の内容は、インセンティブやエスカレーター条項(条件を満たすとサラリーが上がる)を含めると総額$6.3ミリオンであることが明らかになった。来年のキャップを安くするため契約ボーナスは$55万ドルと安く、今年のロースターボーナスが$1ミリオン。今年のベースサラリーが$1.1ミリオンで、来年が$1.35ミリオン。ワークアウトボーナスが$10万ドルずつ。
その上に、1試合出場するごとに$18,750ドルのボーナスが加えられ、16試合出場でちょうど$30万ドルとなる(来年も同様)。さらに、全ディフェンスの65%に出場すると今年と来年のサラリーが$25万ドルずつアップし、70%だと$50万ドルずつアップ。しかしニッケルやダイムなどパスシチュエーションでは出場しないはずなので、65%を達成できるとしたらバーネットかホークが欠場する場合だけかもしれない。