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Packers - Giants Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年1月22日
- マイク・マッカーシーHC。「ものすごく大きな進歩ができたシーズンだった。チームとして大きく前進し、たくさん試合に勝つことができた。NFCチャンピオンシップをホームで開催できるところまで、我々は持ってくることができたが、レースを最後まで走りきることができなかった。つらいレッスンだ。特にホームの観客の前ではね。しかし我々はこれからも前進し、成長を続けていく」
- テッド・トンプソンGM。「(スーパーボウルへの)全てのプランと希望が、もはや無用のものになってしまった。残念だ。こちらがベストのプレーができたとは思わないし、ジャイアンツは非常によいプレーをした。アップダウンの多い内容で、感情的にも振り回されてしまうゲームだった。今夜もまた極めて厳しい天候の下で、みんな非常にハードに頑張った。しかし今日はジャイアンツの方が我々よりわずかに上だった。この試合に勝ってスーパーボウルも勝てるとチームは信じていたが、その通りにはならなかった。私はこのチームを心から誇りに思っている」
- QBブレット・ファーヴ。「素晴らしいシーズンだった。いろいろな意味で、僕らがこの試合に出場できたこと自体が多くの人々を驚かせただろう。残念ながら、記憶されるのは今夜のような試合なんだろうけど。僕については、最後のプレーだ。でも僕らは今シーズン、際立った業績を残すことができた」
- 今回の敗戦が引退問題に影響を与えるかと聞かれたQBファーヴ。「たとえスーパーボウルに行っていたとしても、それが終われば家に帰って改めて自分の気持ちを見つめ直しただろう。今日負けたからといってそれが変わるとは思わない。素晴らしい1年だったんだから。今日のことは心から失望しているが、慌てて結論に飛びつくことはしない。でもおそらく、これまでよりは早く結論が出るだろう。今日のことで判断が左右されることはない」
- QBファーヴの引退問題についてLBニック・バーネット。「彼がこのまま去っていくなんて僕は思わない。彼個人も素晴らしいシーズンだったし、チームも素晴らしいシーズンだった。ただスーパーボウルには届かなかっただけだ。能力的には十分すぎるほど残っているし、彼はプレーすることを愛している。もし辞めたら僕はびっくりだよ」
- 試合最初からパスを多投したオフェンスについてCスコット・ウェルズ。「それがウチのゲームプランだった。(相手DB陣との?)ミスマッチを活かすのがね。何度かはそれもできた。ただ、毎度毎度ブレット1人に勝たせてもらおうなんてダメだと思うんだ。僕らは勝利を手に入れるチャンスが何度もあったのに、いいプレーができなかった」
- 最後のインターセプトについてQBブレット・ファーヴ。「十分アウトサイドに投げることができなかった。思ったところに投げられたら・・・。あれはシェイク・ルートで、ドナルド(ドライバー)はむしろアウト・ルートのように走ったけど、それはいい。ただ僕のパスが十分外に投げられなかっただけだ」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解も最後のインターセプト。ベーシックなIフォーメーションで、ブロッカーが多いので相手LB2人のブリッツをしっかり止めることはできていた。相手セーフティがドライバーから遠いのを見たQBファーヴがロングパスを投げたが、球速不足なのか風にも押し戻されてしまった。CBウェブスターはスクリメージでうまくドライバーをジャムしてタイトなマンカバレッジができており、短く浮いたパスをナイスキャッチ。
- オフェンス不振についてジョー・フィルビンOC。「2つほどビッグプレーを出すことはできたが、最後までリズムやテンポをあまりつかむことができなかった。半分はこちらのエクセキューションが悪かったし、もう半分はジャイアンツの素晴らしいゲームを賞賛しなければならない。もっと上手くやれたはずの点がいくつもあるけれど、相手もほめないわけにはいかない」
- WRドライバーへの90ydsTDパスについてフィルビンOC。「正直に言うと、あのようにジャムされたので、クォーターバックはあの場所は諦めるべきだと思ったんだけどね。しかしセーフティは中央に留まっていたし、最終的にはドナルドはジャムを振り払ってワイドオープンになった」
- RTマーク・タウシャー。「リズムをつかむには1stダウンを取らなければ。今日の僕らはまったくリズムに乗ることができなかった。試合を通してオフェンスがバラバラで、僕らはまったく持ちこたえられなかった」 「(スーパーボウルに出られる)こんなチャンスはそうそうあるもんじゃない。つらいのはそこだよ。本当につらい敗戦だ」
- LSロブ・デイヴィス。「ブレット1人に勝たせてもらおうと期待する方が間違ってる。彼だってヒーローじゃない。チームの一部なんだ。僕らはチームとして勝ち、チームとして負ける。いつもブレットが勝たせてくれるわけじゃない。大事なのはそういうことじゃないんだ。僕らは優秀なチームに敗れただけだ」
- DEアーロン・キャンプマン。「コイントスで相手がヘッドをコールして、テールが出た。これで勝てると思った。さあランボーマジックだってね。しかしそうはいかなかった・・・。ただ僕が言いたいのは、ゲームをものにできなかったからといって、死ぬか生きるかという話じゃない。僕はそういう広い視野で見ようとしている。共通の目標に向けてこれほどのエネルギーと努力を注ぎ込みながら、それが突然の終わりを迎えてしまう。それを受け入れるのはたしかに大変なことだ。これほど必死でやってきたんだから。ロッカールームの仲間たち、ファンと、球団と、そして自分のために勝ちたかった」
- DTライアン・ピケット。「打ちのめされてしまうよ。こちらのフィールドで誰かがお祝いをしてる。僕らの方が優れたチームだと思っていたのに」
- 193cmの高さを活かしパスキャッチ11回154ydsを挙げて勝利の立役者となったWRプラクシコ・バレスについて、CBアル・ハリス。「バックショルダーのアンダースロー気味のパスが来ることはわかっていた。バレスはむこうのエースだ。彼はいいキャッチをした。脱帽だよ。彼には大いに敬意を払っている。彼はいいプレーをしたし、チームとしてもそうだ」
- QBイーライ・マニングについてDEカレン・ジェンキンズ。「序盤は彼を追いかけて少しバタバタさせることができたと思うけど、ごらんのように彼は後半になって盛り返してきた。落ち着いていたし、プレッシャーをかけることができなかった」
- 第4Qには-19℃(体感気温は-31℃)まで下がった寒さについてLB A.J.ホーク。「たしかに寒かったけど、さほど試合に影響があったとは思わない。風もそれほどなかったし、両チームのオフェンスが問題なくパスを投げているようだったし」
- 第3QのジャイアンツのTDドライブは、GB陣47での3rdダウン5でFSニック・コリンズが犯したラフィングザパサーが痛恨の反則だった。DTウィリアムズがパスを見事に叩き落したのに、タイミングを遅らせたブリッツに入ったFSコリンズがスピードを落とさずマニングをヒットしてしまった。判定基準としては、QBが投げた瞬間から1歩であればヒットは許容されるが、2歩突っ込んでしまうと反則となる。「ジャッジメント・コールだから、どうしようもない。審判は2歩だというけど、僕は1歩だと思った。判定は変えようがない」
- 第4Q残り2分半、相手パントリターナーがファンブルしたボールを、CBジャレット・ブッシュはリカバーするチャンスがありながら失敗。チームは千載一遇のチャンスを逃してしまった。「まわりに誰もいないように思えたから、拾って走ろうとしたんだ。そこで誰かに手を叩かれてボールが弾き出され、相手が押さえてしまった。コーチからは、僕が地面に飛び込むべきだったと言われたよ。でも同時に、拾って走る練習もしてるんだし、一長一短はあるんだ。もし手を叩かれなかったら、今ごろみんなが僕(のタッチダウン)を祝っていたことだろう。だから、やっぱりこれも結果論だよ」
- WRジェニングスは自分のロッカーに座ったまま前を見つめ、10分たっても20分たっても身じろぎひとつしない。Kメイソン・クロスビーは、「こんな静かなロッカールームは今季初めてだよ。みんなの顔を見るのがつらい」
- 第2QのWRドライバーへの90ydsTDパスはパッカーズのプレーオフ史上、スクリメージからの最長のプレー。これまでの最長は、第31回スーパーボウルでのQBファーヴからWRフリーマンへの81ydsパスだった。
- 半袖でプレーしたのはパッカーズ16人、ジャイアンツ26人。
- マッカーシーHCはこれでプレーオフ含めて通算22勝12敗となり、34試合終了時点でのヴィンス・ロンバルディHCおよびマイク・シャーマンHCの成績とぴったり並んだ。