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Packers 7 - 35 Bears
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年12月24日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (12-3) |
0 |
7 |
0 |
0 |
7 |
Bears (6-9) |
3 |
10 |
15 |
7 |
35 |
小雪舞うソルジャーフィールドにはミシガン湖から強風が吹きつけ、気温は-9℃で体感温度は-28℃。DTピケットが欠場してTEフランクスが復帰したパッカーズは、序盤から押され通しで28点差の完敗を喫し、プレーオフ第2シードが確定した。
猛烈な横風に悩まされたパッカーズはパスオフェンス不振に加えてスペシャルチームが致命的なミスを繰り返して失点を重ねた。後半にはファーヴが2つのインターセプトを犯してダメ押しを許した。
第1Q CHI陣20からのベアーズは、RBピーターソンのランとTEクラークへの10ydsパス、スクリーンパスでGB陣に入り、RBウォルフの7ydsランなどでレッドゾーンへ。TDはならなかったものの18プレーで10分半使って31ydsFG成功。パッカーズはRBグラントの24ydsランの後が続かずパントとなり、Pライアンのキャッチミスで蹴れず潰されてピンチに。
第2Q ベアーズはGB陣34のチャンスに1stダウンならずパント。GB陣11からのパッカーズは3&アウトに終わり、パントをブロックされてゴール前7ydsのピンチ。しかしベアーズはラン3回でTDならず、WRムハマドの落球でギャンブル失敗。GB陣3からのパッカーズはまたも3&アウトに終わり、CHI陣45からのベアーズは、RBピーターソンの21ydsランのあと4thダウン2もギャンブル成功し、35ydsFG成功。パッカーズ攻撃は2プレー目でRBグラントの66ydsTDランが飛び出して逆転。CHI陣20からのベアーズは3&アウト。残り2分36秒、GB陣46からのパッカーズは3連続パス失敗に終わり、パントミスでCHI陣45へ。2ミニッツ明けのベアーズはRBウォルフへの33ydsスクリーンパス、WRベリアンへの14ydsパスでゴール前に迫り、RBピーターソンの7ydsTDラン成功。
第3Q パッカーズ攻撃はインターセプトに終わってGB陣28のピンチ。ベアーズはRBピーターソンのランとTEオルセンへのパスでゴール前に迫ると、最後はTEクラークに3ydsTDパスが通り、TEオルセンへのパスで2ポイントも成功して14点差。パッカーズは3&アウトに終わり、パントブロックTDを喰らって21点差。パッカーズはTEフランクス、WRドライバー、WRジェニングス、WRマーティンにパスを通すが、FG圏には進めずパント。ベアーズはラン3回でパント。
第4Q GB陣32からのパッカーズはRBモレンシーへの7ydsスクリーン、WRジェニングスへの17yds、WRドライバーへの11yds、RBモレンシーへの10ydsパスのあと、LBアーラカーに85ydsのINTリターンTDを喰らってダメ押し。パッカーズはWRロビンソンへの14ydsパス、TEリーへの3yds、RBグラントへの8yds、RBジャクソンへの13yds、15ydsパスでレッドゾーンに入るが、4thダウンギャンブル失敗に終わる。ベアーズはラン3回で1stダウンを取ってパント。残り1分05秒、パッカーズはRBジャクソンのラン2回で試合終了。
- QBブレット・ファーヴは17/32、153yds、0TD、2INTでレーティング40.2の大不振。強い横風に悩まされてレシーバー陣のキャッチミスも非常に多く、パス攻撃の調子が出てきたのは後半大量リードされてから。前半わずか2/7の9ydsだった。何度もあったCウェルズのスナップミスにも苦しめられた。
- RBライアン・グラントは14回100yds(平均7.1yds)、1TD。最初の24ydsと第2Qの66ydsTDランを除くと、12回10ydsとシャットアウトされている。前半は8回97ydsで、後半わずか3ydsどまりだった。
- RBジャクソンは3回25ydsと頑張り、パスキャッチでも13ydsのゲインがあった。3rdダウンバックのRBモレンシーはパスキャッチ3回21yds。
- WR陣ではグレッグ・ジェニングスが3回42yds、ドナルド・ドライバーが4回32yds、コーレン・ロビンソンは2回12yds。
- TE陣ではドナルド・リーが1回2yds、2ヶ月ぶりに復帰のTEフランクスも1回8yds。
- OL陣は両ガードがポジションを入れ替え、RGスピッツ、LGコストン(先週からこの組み合わせで練習していたらしい)。コストンが一時退場してLGカレッジが入った間に66ydsTDランが出たものの、第2Q最後からコストン復帰。
- トータルオフェンスはベアーズ240ydsに対し、パッカーズが274ydsとリードしている。問題はスペシャルチームとターンオーバーだった。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが26分27秒。3rdダウン成功率は3/12の25%と不振で、ベアーズには6/15で40%を許している。
- パッカーズの犯したターンオーバーはQBファーヴの2つのインターセプトで、第3Q最初のINTは相手TDドライブに結びつき、第4QにはLBアーラカーに85ydsのINTリターンTDを許している。奪ったターンオーバーはゼロ。
- パス守備は、QBカイル・オートンが8/14、101yds、1TD、0INTのレーティング103.6。特に3rdダウンで効果的なプレーをされてしまった。
- サックはゼロ。
- DTピケットに代わってDTジャスティン・ハレルが初先発し、4タックルを挙げている。
- 欠場のCBブッシュに代わってCBウィル・ブラックモンがニッケルバックで出場。
- ラン守備は45回139yds(平均3.1yds)、1TD。パッカーズのラン攻撃とは対照的に要所で着実にランが出て、ボールコントロールができていた。
- 反則はWRジェニングスのパスインターフェアによる1回10ydsのみ。ベアーズも6回30ydsと、反則の少ない試合だった。
- パントチームが悲惨な内容で、大きな敗因となった。最初がPライアンのキャッチミスでターンオーバー、自陣ゴール前でのブロック、47yds飛んでフェアキャッチ、大シャンクでわずか9yds、パントブロックTD、39ydsでタッチバック。ロングスナップが風で流されるためか、ライアンがキャッチに手間取って蹴るまで時間がかかってしまった。
- キックオフチームはKRデヴィン・ヘスターにリターンさせず、最初がヘスターのキャッチミスで20yds地点(-1yds)、次がタッチバック。
- キックオフリターンではリターナーがろくにキャッチできず、WRコーレン・ロビンソンが4回平均10.5yds。
- パントリターンは今回もCBウィル・ブラックモンが担当し、1回8yds。
- Kメイソン・クロスビーはFG機会なし。
- 試合後の記者会見でマッカーシーHCが言及したケガ人はWRジェニングスだけで、大きなケガ人なく試合を終えることができたことだけが収穫か。
- WRグレッグ・ジェニングスは第4Qに足首を痛めて退場。
- アクティブ登録から外れたのは、QBロジャース(第3QB)、FBホール、WRボディフォード、TEクラウス、LGバーバー、DTピケット、DTボルストン、CBブッシュ。