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Packers 33 - 14 Rams
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年12月17日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (12-2) |
7 |
10 |
10 |
6 |
33 |
Rams (3-11) |
7 |
7 |
0 |
0 |
14 |
前半のパッカーズはラムズのRBスティーヴン・ジャクソンを止められず交互に得点する展開となったが、第3Qに入るとビッグプレーで点差を広げ、けっきょく後半無失点に抑えて危なげなく逃げ切った。QBブレット・ファーヴは第4QにNFL史上最多パッシングydsの新記録を達成している。
シーホークスが敗れたため、これでパッカーズのプレーオフ第2シード以上が確定。マッカーシーHCには選手たちからゲータレード・シャワーが浴びせられた。
第1Q WRロビンソンの好リターンでGB陣48からのパッカーズは、WRロビンソンへの6ydsパスとSTL反則2回、RBグラントの8ydsランとWRマーティンへの10ydsパス、RBモレンシーへの9ydsパスでゴール前に迫ると、でレッドゾーンに入り、RBグラントのラン3回で先制TD。ラムズはサックが響いて3&アウト。GB陣44からのパッカーズは、WRジョーンズへの21ydsパスのあと、スクリーンパスをキャッチしたRBグラントがファンブルロストに終わる。STL陣33からのラムズは、GB反則とRBジャクソンのラン、WRホルトへの10ydsパス、RBピットマンの12ydsラン、WRルッカーへの8ydsパスでゴール前に進み、最後はWRホルトへ4ydsTDパス成功。またも好リターンでSTL陣45からのパッカーズは、WRドライバーへのクイックパスが37ydsゲインとなってSTL陣4へ。
第2Q パッカーズは2プレー目でTEリーへ4ydsTDパス成功。STL陣14からのラムズは、RBジャクソンへの16ydsパス、WRホルトへの6ydsパス、WRベネットへの8ydsパスでGB陣に入り、RBジャクソンの46ydsTDランが飛び出して同点。両者3&アウトのあとSTL陣45からのパッカーズは、オフサイドとWRジョーンズへの8ydsパス、WRドライバーへの6ydsパスのあと、44ydsFG成功。STL陣5からのラムズは、WRブルースへの37ydsパス、RBジャクソンの9ydsランでGB陣に入って2ミニッツ。WRベネットへの10ydsパスのあと、WRベネットの弾いたパスをSSビグビーがインターセプト。残り37秒でGB陣40からのパッカーズは、WRジェニングスへの14yds、11ydsパスのあと、今度はラムズのSアトグウェがインターセプト。ニーダウンしてハーフタイムへ。
第3Q ラムズは、RBジャクソンのランとパスキャッチで1stダウンのあと、WRホルトが弾いたパスをまたもSSビグビーがインターセプト。STL陣36のパッカーズは1stダウンが取れず、50ydsFGで3点追加。STL陣21からのラムズはWRブルースへの5ydsパスとRBジャクソンのラン2回で1stダウンのあと、フェイスマスクとサックで大幅ロスしてパント。STL陣44からのパッカーズは、3rdダウン10からWRジェニングスに44ydsTDパス成功。ラムズはWRベネットへの13ydsパス、4thダウン2ギャンブルはRBジャクソンのランで成功し、3rdダウン14もWRベネットへの16ydsパス成功でFG圏に入って最終Qへ。
第4Q ラムズはロングパスが2本通らず、48ydsFGも失敗に終わる。GB陣38からのパッカーズは、WRドライバーへの7ydsパス(ファーヴ記録達成)のあと、RBグラントの24ydsラン、パスインターフェアとアンスポーツマンライクコンダクトでSTL陣10へ。しかしTDならず、25ydsFG成功で16点差に。STL陣20からのラムズは、TEマクマイケルへの18ydsパスのあとギャンブル失敗に終わる。パッカーズはSTL陣45のチャンスだったが、2プレー目でロングパスがインターセプト。STL陣3からのラムズは、GBホールディング、RBピットマンの12ydsラン、WRブルースへの20ydsパスのあと連続サックで下がり、4thダウン7は失敗に終わる。STL陣48からのパッカーズはSTL反則で1stダウンのあとが続かず、46ydsFG成功で19点差に。残り3分43秒からのラムズは1stダウンが取れず、ギャンブルせずパント。パッカーズはラン2回でタイムアウトを使い切らせて2ミニッツに入り、WRドライバーへの12ydsパスでとどめの1stダウン。ニーダウンして試合終了。
- QBブレット・ファーヴは19/30、227yds、2TD、2INTでレーティング80.8。超ワイドオープンのWRジェニングスに44ydsTDパスを通した他は、基本的に速いタイミングのショートパス中心。
- RBライアン・グラントは18回55yds(平均3.1yds)と6試合ぶりに平均4ydsを割り込んだ。先制TDランは決めたものの、前半は11回24ydsとシャットアウト。第4Qに24ydsランが出て、いくらかまともな数字になった。
- RBジャクソンは終了前のラン2回0yds。3rdダウンバックのRBモレンシーはパスキャッチ2回17ydsで、先制TD直前の3rdダウンで貴重な9ydsパスキャッチを決めている。
- WR陣ではドナルド・ドライバーが5回80yds、グレッグ・ジェニングスが4回66yds、1TD。ジェームズ・ジョーンズは2回29yds。WRジェニングスの44ydsTDは相手DB陣のコミュニケーションミスによるもので、まわりに誰もいない超ワイドオープンとなっていた。
- TE陣ではドナルド・リーが1回4ydsのみだったが、その1回がタッチダウン。TEフランクスは今週も復帰せず。
- OL陣は先週と同じくLGジェイソン・スピッツ、RGジュニアス・コストンが先発。2試合連続でサックを許さなかったのはよかったが、ランブロックで押し込むことができなかった。
- トータルオフェンスはラムズ364ydsに対してパッカーズ279ydsと劣勢で、いかにフィールドポジションの恩恵が大きかったかが表れている。タイムオブポゼッションでもパッカーズは23分36秒とよくなかった。
- 3rdダウン成功率は5/10の50%。ラムズは6/15で40%、4thダウンは1/3。
- パッカーズの犯したターンオーバーは3つ。第1QにはRBグラントがスクリーンパスをキャッチ直後にファンブルロスト。第2Q終了直前にはQBファーヴからWRジェニングスへのパスが長すぎてインターセプトに。第4Qには全く同じようにWRジェニングスへのパスをSアトグウェにインターセプトされる。
- 奪ったターンオーバーは2つ。第2Q最後のSSビグビーのインターセプトは、目の前でWRベネットが弾いたパスがSSビグビーの正面に来た幸運なもの。2つめのインターセプトは、WRホルトが弾いたパスを地面すれすれでまたもSSビグビーがインターセプト。
- パス守備はQBマーク・バルジャーを20/39、219yds、1TD、2INTのレーティング55.4に抑えることができた。
- サックは4回。先週同様ブリッツを多めに入れ、LBバーネットが2回、DEキャンプマンとLBホークが1回ずつ。
- ラン守備は31回173yds(平均5.6yds)と不振だった。RBスティーヴン・ジャクソンのランはインサイドもオープンも止められず、24回143ydsと走られまくったが、その内訳は前半13回103yds、後半11回40yds。後半点差が開いたためにラン回数が減ったことにも助けられた。
- 反則は6回35ydsと少なかった。いっぽうラムズは13回93ydsと多く、コーチ陣が判定に抗議するシーンが目立った。
- なんといっても勝利の原動力はフィールドポジションで、平均の攻撃開始地点はなんと自陣47.5yds。12回のパッカーズ攻撃のうち、敵陣からの攻撃が6回もあった。
- キックオフリターンはWRコーレン・ロビンソンが3回平均43.3ydsの大活躍で、勝利に大いに貢献した。最初の2つの好リターンはどちらもTDドライブにつながっている。
- キックオフカバレッジチームは6回平均20.1yds。キックオフ後の相手攻撃開始地点はSTL陣23、16、STL5(ファンブルと反則込み)、19、21、19、20(タッチバック)、20(タッチバック)と素晴らしい出来だった。
- Kメイソン・クロスビーは44yds、50yds、25yds、46ydsを全て成功させて今季最高の出来。
- パントリターンは今回もCBウィル・ブラックモンが担当し、16yds、9yds、5ydsで平均10.0ydsとまずまずの出来。
- Pジョン・ライアンのパントは1回だけだった。60ydsのロングパントだがタッチバックのため正味40yds。
- ケガ人は以下のとおり。
- CBウッドソンは第2Qに46ydsTDランを喰らったプレーでヒザを打撲したが、サイドラインでチェックを受けてすぐ復帰。
- DTジャスティン・ハレルは第2Q半ばに手の親指を痛めて退場したが、X線検査を受けてすぐに復帰。
- FBコーリー・ホールは第2Qにハムストリングを負傷したが、戻ろうと思えば戻れた、と本人。
- LBバーネットとDTコーリー・ウィリアムズはどちらもヒザを打ったがすぐに復帰。
- FSアーロン・ラウスが途中から出場したのは、FSコリンズのヒザを休ませ、ラウスに経験を積ませる、という両方の意味合いだったようだ。
- アクティブ登録から外れたのは、QBロジャース、WRボディフォード、TEフランクス、LGバーバー、DTミューア、DTボルストン、LBホワイト、CBブッシュ。
- 第4Q最初の攻撃でQBブレット・ファーヴはWRドライバーに7ydsパスを通し、ダン・マリーノの持つ61361ydsの通算パス記録を破った。これでTDパス回数、パス試投数、パス成功数、パスyds、被INT数、通算勝利数と、主だったクォーターバック記録は全て塗り替えたことになる。