グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年12月 8日

My wish is granted

Make-A-Wish財団は、重病に苦しむ子供たちのささやかな願いをかなえよう、という活動を各地で行っている。パッカーズやブレット・ファーヴも同財団のウィスコンシン支部に協力し、1990年以来たくさんの子供たちの願いをかなえてきた。その取り組みについては、マイク・シャーマン前HCの書いた2004年12月のコラムを参照のこと。こうした長年の功績に対し、ファーヴが今年の Chris Greicius Celebrity Award(スポーツ部門) に選ばれている。

練習終了後、ランボーフィールドでMake-A-Wish財団からの表彰が行われた。そのセレモニーに招かれたのが、3年前に同プロジェクトのおかげでファーヴと過ごす機会を得た、退行性脳障害の少女アンナ・ワレントウスキ(9歳)。ファーヴは自宅の冷蔵庫に写真を貼り、いつもアンナとその家族のことを妻と祈っていたという。

成長した彼女と記念写真を撮ったファーヴの目からは涙があふれ、「僕の願いはかなえられた・・・」と言ったきり言葉にならず、壇上で1分近く立ち尽くした。逆にアンナに慰められ、抱き合って、鉄人QBはかろうじて会見を続ける。「こうして彼女がそばに立ってくれているだけで、僕はどれだけ嬉しいことか」と、鼻をすすった。各界の名士たちが集まったスポーツ・イラストレイテッド誌のパーティより、仏頂面の記者たちに囲まれたささやかな表彰式の方がはるかに感動的な様子だった。

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