グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年10月26日
かつてパッカーズに所属したコーチたちの話題を中心にいろいろと。
- マイク・シャーマン前HCは昨年パッカーズを解雇されてテキサンズのアシスタントHCとなったが、今年からOCも兼ね、キュービアックHCとの関係は極めて良好と言われている。古巣テキサスA&Mのヘッドコーチ候補、という声も地元にはあるらしい。
- ジェフ・ジャゴジンスキー前OCは今年ボストン・カレッジのヘッドコーチに就任し、開幕から7戦全勝の快進撃でなんと全米ランク2位に。前任のトム・オブライエンHCは不振で解任されたのでなく個人の勝手でノースカロライナ州立大に移っただけなので、もともとかなり戦力の整ったチームを引き継ぐことができたようだ。
- 一昨年パッカーズのDCを務めて好成績を残したジム・ベイツは、1年間の浪人ののち今年からブロンコスのアシスタントHCに就任。しかし彼の新システムがうまくいかず、バイウィークの間に昨年までのシステムに戻したという話だ。強敵スティーラーズを下し、次は古巣パッカーズとの対戦となる。なお、彼の息子ジェレミーもブロンコスでWR/QBコーチをしている。
- 2004年にパッカーズのDCを務め、つまりジム・ベイツの前任者だったボブ・スロウィックが、今年はブロンコスでセカンダリーコーチからDCに昇格している。しかし実質的には上記ジム・ベイツがコーディネーター役のようだ。
- 2005年に1年だけLBコーチを務めたジョー・ベイカーは、(おそらくジム・ベイツの誘いで)今年からブロンコスのLBコーチに就任している。
- 一昨年までパッカーズのQBコーチだったダレル・ビーヴェルは現在ヴァイキングスのOC。昨年はブラッド・チルドレスHCがプレーコールを出していたが、今年からビーヴェルが任されている。プレーコーラーとしての評判は悪くないようだが、肝心のQB育成がなかなかうまく行かない。チーム不振が今後も続くようなら、チルドレスHCともども今年限りで解任の可能性も。
- 2001年から3年間パッカーズのRBコーチを務めたシルヴェスター・クルームは、SEC初の黒人ヘッドコーチとしてミシシッピ州立大に乗り込んで4年目。前任HCの違反行為でNCAAから制裁措置があったためチーム作りが進まなかったが、今年は敵地でオーバーン大を破るなど4勝4敗と健闘している。人格者として尊敬を集めてはいるが、今年結果を残せないとそろそろクビが危ない。
- 2003年から3年間パッカーズのSTコーチを務めたジョン・ボナメイゴは昨年からセインツでSTコーチ。昨年は全STユニット総合で10位の好成績でチーム躍進に貢献した。
- ヴィンス・ロンバルディの孫ジョー・ロンバルディが今年からセインツのオフェンシブ・アシスタントを務めている。
- 2000年から5年間パッカーズのWRコーチを務めたレイ・シャーマンは、タイタンズでの2年間を経て今年からカウボーイズのWRコーチに。
- 2000年から3年間パッカーズのLBコーチを務めたボー・ペリーニは、2003年にネブラスカ大のDC、2004年にオクラホマ大のDCを務めたあと、2005年からルイジアナ州立大のDCとして強力ディフェンス構築に貢献。近いうちにどこかからヘッドコーチの声がかかるものと見られている。
- ボー・ペリーニの後任として3年間LBコーチを務めたマーク・ダフナーは、昨年からジャガーズのLBコーチを務めている。
- 2000年から5年間パッカーズのDLコーチを務めたジェスロ・フランクリンは、その後USC、バッカニアーズを経て今年からテキサンズのDLコーチ。
- 2005年にパッカーズの"Director of Player Development"を務めたターナー・ギルは、バッファロー大のヘッドコーチに就任して2年目。昨年は2勝10敗だったが、今年はここまで3勝5敗と進歩している。NFLでプレーした経験はないが、ネブラスカ大で先発QBとして3年通算28勝2敗と素晴らしい成績を残した名選手で、ハイズマン賞ファイナリストにも名前を連ねたことがある。
- 人気者だった元DTギルバート・ブラウンは、コンティネンタル・インドア・フットボール・リーグ(2006年創立)に来年新設されるミルウォーキー・ボーンクラッシャーズのヘッドコーチ就任が決定した。クルマをこよなく愛する彼は、伝統あるサーキット"Milwaukee Mile" の共同オーナーとして、その経営にも参画している。
- マイク・マッカーシーHCはベイカー大(カンザス州)の出身で、1986年には先発タイトエンドとしてNAIAディビジョンIIの全米王座も経験している。このたび彼の功績をたたえて同校のホール・オブ・フェイム入りすることになり、パッカーズのバイウィークに合わせて式典が行われた。「本当に感激して、赤ん坊のように泣いてしまったよ。娘や両親も出席してくれて、忘れられない経験だった」と本人。
- LB A.J.ホークとDTライアン・ピケットは名門オハイオ州立大の出身。ホークは先週水曜に母校の練習を訪れて後輩を激励し、ピケットは土曜の試合で母校の名誉キャプテンを務めた。その甲斐あってか、ミシガン州立大に完勝した同校はついに今週全米ランク1位に。