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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年10月 2日
- 昨年より進歩した点は、と聞かれたマッカーシーHC。「最も大きな進歩が可能なのはチームの内側からだと私は信じていて、その考え方で最初からチームを作ってきた。今年はオフシーズンに大きく成長した選手がたくさんいる。我々は若手やルーキーを育てるためにオフシーズン・プログラムを調整し、たとえばWRジョーンズは着実に成長を続けている選手だ。それに我々はブレット・ファーヴとよく話し合って、より長い時間を(準備に)割くようにさせている。クォーターバックとレシーバーとの関係は非常に重要なものだ。プレミアQBとレシーバーとの優れたコンビネーションは、リーグのあちこちで見受けられる。そういった関係がグリーンベイでも育まれてきている」
- チームの現状について、マッカーシーHC。「ずっと厳しい戦いを続けてきている。追いかける展開は何度もあったし、今後も必ずあるだろう。ここドームに来て、これまでと違ったモメンタムの動きの中で、時にはだらしないプレーもあったが、やはり困難を克服できた。まだこの先は長いし、ウチは若く、進歩しつつあるチームだ。これまで成し遂げたことを誇らしく思ってはいるが、4勝0敗で大注目のチームになることになど興味はない。シーズンは16試合あって、課題はたくさんあるのだから」
- LBニック・バーネット。「4勝0敗の僕らのことを(まぐれだとか本物だとか)好きなように呼ぶことはできる。ただ、4勝0敗と呼ぶことは忘れないでほしいね」
- Journal Sentinel紙による"Play of the Game"図解はこちら。TDパス新記録となったWRジェニングスへの先制TDパスは、相手LBが2人ブリッツに入ることを見て取ったQBファーヴによるオーディブルだったらしい。右サイドのTEドナルド・リーとWRジェニングスの方に寄って指示を出す間にクロックが5秒となりタイムアウトも考えたが、逆にビッグプレーのチャンスでもあると思った、とファーヴは振り返っている。
- 通算TDパスのタイ記録と新記録をどちらもキャッチしたWRグレッグ・ジェニングスについて、QBファーヴ。「グレッグは素晴らしいプレーヤーだ。彼の抜け目のなさは類稀なものだ。僕がNFLに入ったとき、スターリング・シャープとプレーすることができた。当時の僕にはわからなかったけど、彼の引退後に振り返ると、いかに頭がよかったかがよくわかるよ。アントニオ・フリーマンはものすごくタレント豊富というわけじゃなかったが、常にオープンになって好プレーを見せた。フィールドで何が起きているかわかっていて、ディフェンス全体が見えるんだ。グレッグにもそれがある」
- 第4QにNFL初TDを挙げたWRジェームズ・ジョーンズ。記念のボールをとっておきたいからQBファーヴの記録達成TDをキャッチするのはよくないかも、と先週からジョークを言っており、その願いがかなった。「タッチダウンできて嬉しいし、勝てて嬉しい。それにボールを記念にもらえるのも嬉しいよ」
- 復帰初戦を終えたRBヴァーナンド・モレンシーについて、「あの(18ydsゲインした)ナイスなスクリーンでは、うまくタックルをかわし、光るものがあった。ここまでは言うことはない」とフィルビンOCは合格点を与えている。多少の筋肉痛があるものの、ヒザを悪化させるようなこともなかった、と本人。
- 幸運にもサイドラインに転がり出たためロストせずに済んだファンブルについてRBモレンシー。「バックサイドのLBを1人見落としていたようだ。セーフティをフェイクでかわそうとしたところへ、どこからか現れてボールを叩き出してしまった。素晴らしいプレーだったけど、僕ももっと注意をしなければ」
- 残り2分を切ってからファンブルロストし、あやうく同点TDのピンチを作ってしまったRBライアン・グラント。「ヒットされたわけでもなんでもない。ハンドオフを僕がしっかり確保できなかったんだ。(自分が迷惑をかけたので)チーム全員に食事をおごるつもりさ。どんな店であろうとね。特にアタリ(ビグビー)には真っ先にそうしないと」
- 敵陣8yds地点までロングゲインしながらファンブルロストしたTEドナルド・リー。こぼすより先にヒザが着いたようにも見えたが、実際はFSシャーパーの脚がリーのヒザの下に入ってニーダウンしておらず、そこでSSドワイト・スミスにボールをかき出されてしまった。「タッチダウンのチャンスもあると思ったから、脚を動かし続けたんだ。むこうもいいプレーだった。サイドラインに戻ると、ダウンしていたかとコーチに聞かれたけど、あまりに一瞬のことで自分にもわからない、と答えるしかなかった」とTEドナルド・リー。
- ディフェンスの出来について、マッカーシーHC。「パスラッシュは非常によかった。特に後半はね。ランディフェンスは苦しんだ。ピーターソンは並外れた、エキサイティングな若手バックだ。ウチはランに対してもっといい仕事をしなければならない。他のチームも、たとえば来週はシカゴが同じように攻めてくるだろうし」
- 不安定だったパス守備について、CBチャールズ・ウッドソン。「今日は僕らにとっていい日だったとは言えないね。たしかに(最後を除いて)エンドゾーンには入らせなかった。しかし、あまりに多くのビッグプレーを許しすぎた。開幕からここまでウチがよく頑張ってきた点なのに。ランでもパスでも何度もビッグプレーがあった。こんなことではダメだ」
- 試合最後のSSアタリ・ビグビーのインターセプトはCBウッドソンがディフレクトしたものだったが、そのCBウッドソンはWRボビー・ウェイドに対して明らかなパスインターフェアだった、とヴァイキングス側は判定に強い不満を示している。
- ヴァイキングスは前半だけで10回108ydsも走ったRBエイドリアン・ピーターソンを、なぜか後半2回しか走らせなかった。不可解な采配のブラッド・チルドレスHCに感謝すべきだ、というのがパッカーズ側メディアの論調。
- 今季は開幕戦でヒジ、次に背中を痛めていたCBアル・ハリスだが、今度は手を痛め、かなり腫れ上がっている。来週欠場する可能性について聞かれた本人は、「まだその話題は早すぎる。休めば水・木とよくなっていくだろうから、まだそんなことを考えるのは早いよ」
- 絶好のインターセプトチャンスを逃したCBウィル・ブラックモン。「ぎりぎりになってからボールを見たんだ。前にいたアタリ(SSビグビー)が叩き落すかと思って、そしたらまっすぐ僕の方にボールが来た。フェイスマスクにでっかい跡がついたよ。たしかに親指のギブスがなければもっとマシだったろうけど」
- 3巡ルーキーのSアーロン・ラウスはNFL初出場。スペシャルチームだけのはずが、FSコリンズの一時退場により第2Q後半に代役を務め、第3QにはSSビグビーの代わりに1プレーだけ入った。DB陣にケガが多く、ディフェンスの全プレーに出場したDBはCBウッドソンだけだった。
- DEバジャ=ビアミラは2試合連続で2サックを挙げ、故DEレジー・ホワイトの持つ68.5サックの球団記録にあと0.5サックと迫っている。
- パッカーズの開幕4試合でのパスラッシュは、試合前半でのサックが2回でノックダウンが7回、試合後半のサックは7回でノックダウンが16回。「第4Qは多くの選手が疲れてくる。ウチのように状態のよいDL陣にとって、そのチャンスを活かすのは容易なんだ。素晴らしいデプスがあるからなおさらだよ」とDEジェンキンズ。
- Pジョン・ライアンによるフェイクパントからの貴重なラッシング1stダウンは、まさに怪我の功名だった。当初のプレーコールはフェイクパントからの右へのパスだったものの、相手の隊形を見て、直前に中止の指示が飛んだ。しかしPライアンだけがそれに気がつかなかったものだから、レシーバーが走っているわけがない。仕方なくPライアンはボールを持って走り、混乱した人ごみの中で何人もタックラーをかわして1stダウンを獲得してしまった。「ライアンは聞こえなかったので、コールが有効のままのつもりでプレーしてしまった。彼は素晴らしい働きをしたと思う。彼の失敗ではなく、私の責任だ。目に見えるサインを与えなければならないのに、そうしなかった」とストックSTコーチ。
- パッカーズのパンターがラッシングで1stダウンを獲得したのは、1980年12月14日オイラーズ戦でのPデヴィッド・ベヴァリー以来。
- ジョー・フィルビンOCは先週後半に2日間チームを離れて故郷マサチューセッツ州スプリングフィールドに帰っていたが、それは86歳の父が心臓手術を受けたため。さいわい順調に回復しているとのこと。