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Brett Favre Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年9月21日
- QBブレット・ファーヴはダン・マリーノの通算420TDパスのNFL記録にあと3つと迫った。今度のチャージャーズ戦で記録を破った場合、その場で試合を一時中断し、何らかの表彰イベントを行うことをパッカーズ側は計画している。日曜夜にNY遠征から帰る機上でボブ・ハーラン会長とジェフ・ブランブ広報部長が熱のこもった話し合いをスタートさせ、あとはNFL本部および(放送を担当する)CBS側との折衝しだい。
- QBファーヴはジョージ・ブランダの通算277インターセプトのNFL記録にもあと2つと迫っている。「いい記録ばかりってわけにもいかない、というのが僕の見方だ。その選手のよい記録を話題にするなら悪い方の記録も話題にしなきゃね。ジョージ・ブランダはすごく優秀な選手だったと思うし」とファーヴ。
- リスクを恐れぬプレースタイルについて。「悪いプレー、ボーンヘッド・プレーも僕にはある。呼び方はいろいろだろうけど。しかしそういったリスクを冒したからこそ、よい方のプレーがたくさん生まれてもいる。僕にとってみれば、冒す価値のあるリスクなんだ」
- 記録を賞賛されるのは構わないが、記録で自分という存在を決め付けられたくはない、とファーヴは言う。「もし自分の功績を残すために記録が必要なのであれば、それはどこかで道を誤ってしまったということだ。自分が後世から評価されるのは、プレーの仕方や耐久力でありたい。僕にとって信頼性は(TD記録等よりも)ずっと大きな意味のあることだ」
- 「このチームでプレーすることを、いま僕は楽しんでいる。若い選手がいっぱいいて、おかげでこちらも若くいられるよ。ひたむきな情熱や将来への希望がまわりにあふれている。このチームを、もう一度スーパーボウルに導くことができれば素晴らしいとは思う。そうならなくても、自分としてはベストを尽くすだけだ」
- 今季チームが大不振に終わったら来季現役続行するかどうかにも影響を与える、と本人も認めている。「それは(引退問題に)重要な要素だと思う。だって何が起きるかわからないからね。なにか予期せぬ理由で4勝12敗とかになってしまったら、好むと好まざるとにかかわらず、僕と球団側は違った方向(引退やトレード等によるQB交代)に向かうことになるだろう。それが現実だよ。特に、高額サラリーの17年選手であればなおさらだ。たくさんの要素が関わってくる。今後チームが不振に陥るかもしれないし、僕がいいプレーをできないかもしれない。そうなったら球団側は別の方向に向かいたいと思うかもしれない。 いや、そんなつもりはないかもしれないけど」
- キャリアで最も印象的なタッチダウンは?と聞かれたファーヴは、第31回スーパーボウルで(オーディブルにより)先制TDとなったWRアンドレ・ライズンへの54ydsパスを挙げている。(ビデオ)
- 最も印象に残るインターセプトは?と聞かれ、2003年プレーオフでイーグルスに敗れた延長戦でのものが最悪かつ最も傷ついたかもしれない、とファーヴは語ったが、印象に残るという点では1993年シーズン最終週ライオンズ戦で逆転の望みを打ち砕いた(その日4つめの)インターセプト、とのこと。「ヒザをつきながら投げたんだ。ロバート・ブルックスかスターリング・シャープへのフラットへのパスだったと思う。確かにオープンだと思った。しかし見たアングルがこんなに低くて、どこからかラインバッカーが飛び出してきてしまった。自分としては、『信じられないプレーだろう。こんなパスを決められるヤツが他にいるか?』なーんて本当に思いながら投げていた。サイドラインに戻ると、『いったい何を考えてたんだ!』とマイク(ホルムグレンHC)に言われ、『オープンだったから』と答えた。『オープンだと? ヒザをついて投げたんだぞ』ってね。自分としてはいいプレーのつもりで投げたことを結局わかってもらえなかったよ。マイクに聞けば、最悪のプレーだと言うだろう。僕に聞けば、『もう少しでとんでもないプレーになるところだった』と答えるよ」
- QBファーヴは第2週のNFC Player of the Weekを受賞。パッカーズにとっては第1週のKメイソン・クロスビー(スペシャルチーム部門)に続いて2週連続の受賞となった。