過去の記事 |
2007年 >
09月 >
Notebook: インジャリー・リポートのフォーマット変更
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年9月 7日
- これまでインジャリーリポートは、"Probable" "Questionable" "Doubtful" "Out" の4段階で(日曜ゲームの場合)水・木・金の3日間にわたって発表されていた。しかし今年からフォーマットが変更となり、4段階発表は金曜だけに。その代わり、フル参加できなかった選手について、その練習参加の度合いを "limited" "Out"などと報告が義務付けられた。というのも、対戦相手の準備を妨げるため数多くの選手を"Questionable"にリストするヘッドコーチが増えるなど、最近はインジャリーリポートが形骸化してきていたからだ。ケガの程度をチーム側に情報操作されるぐらいなら、練習に参加できたかどうかだけ報告してくれた方が実情がわかりやすい、という考え方なのだろう。
- RBブランドン・ジャクソン(脳震盪)もRBヴァーナンド・モレンシー(ヒザ)もこの日のフルパッド練習に参加し、開幕戦出場に向けて順調。2人とも"limited"とリストされているものの、実質フル参加に近い印象だ。少なくともジャクソンの先発出場は確実となっている。(インジャリーリポート)
- RBデショーン・ウィンによれば、この日の練習では彼とジャクソンとモレンシーの3人がプレー機会を分け合ったとのこと。新加入のRBライアン・グラントはハムストリングの問題でフル参加できていないらしく、ただでさえプレーブック習得の必要があるので、開幕戦欠場が濃厚となってきた。
- WRドナルド・ドライバー(足の捻挫)も順調に練習参加を続けている。タフな彼のことなので出場すること自体はほぼ間違いないが、どの程度100%に近い状態で出られるのかはわからない。
- マッカーシーHCは今年のキャンプで毎週水曜を全休日とする異例の練習スケジュールを組んだが、現時点では結果は成功だったと考えている、と本人は語っている。トレーニングスタッフやメディカルスタッフと話し合ったところ、疲労が原因であることが多いハムストリングや鼠蹊部やふくらはぎの負傷が例年の半分に減った、と報告を受けたという。
- 軽い練習スケジュールについて、マッカーシーHC。「つらい練習を乗り越えることでメンタル・タフネスを身につける、というのがプロフットボールの普通のキャンプのあり方だろう。しかし脚を失うようなことをしなくてもタフネスは手に入る、というのが私の考え方だ。(死ぬような思いをせずとも)チームがそろって毎日練習に出て競争をしてくれる方がいい。そのことは達成できたと思っているし、チームの健康状態に表れていると思う」
- 伝統的な鬼コーチタイプのトム・コフリンHCの下でプレーしていたCBフランク・ウォーカーは、軽い練習スケジュールを高く評価している。「火曜終了時点で鼠蹊部を少し痛めていた選手がいても、水曜に休むことで木曜になれば回復して準備OK、ということが多かった。僕もその1人だよ」
- イーグルスがドラフト2巡でQBを指名したことについて、QBドノヴァン・マクナブの気持ちは理解できるとQBブレット・ファーヴは言う。「そんなこと(QB上位指名)があれば不思議に思うし、疑念を抱くものだ。僕は(引退の可能性を自分で話していたので)パッカーズがアーロン(ロジャース)を指名しても驚かなかった。アーロンは素晴らしい選手になるはずだし、すでにそうなっていると思う。僕はドノヴァンよりだいぶ年数を積んできている。ケガがなかったという点で僕は幸運だったが、ドノヴァンも出場さえすれば素晴らしいプレーをしてきた。彼は公式には不満を示したりしていないが、『世代交代の第一歩じゃないのか?』 などと時々考えてしまうはずだ。しかしチーム側としても、いつかは後継者候補を入れなければならない。しかしそれでも、ドノヴァンは心配することなど何もないよ。今のチームでなくても、他の場所がある。彼は優れたフットボールプレーヤーだ。ウチを何度も何度も破り、高いレベルで結果を出してきたのだから」
- 最終ロースターカットでパッカーズに残れなかったDEラリー・バーダインはタイタンズのプラクティス・スクワッドに入った。パッカーズ側もプラクティス・スクワッド入りを望んだものの、「ロースターに11人もDLがいるチームは(昇格の望みが少ないので)いやだ」という至極もっともな考え方で、パッカーズからのオファーを拒否していた。
- 先日パッカーズから解雇されたKデイヴ・レイナーは、ジャイアンツを訪問してワークアウトを行ったものの採用には至らず。