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Notebook: DTジョニー・ジョリーが開幕スターターに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年9月 5日
- 最新の公式デプスチャートではDTジョニー・ジョリーがDTピケットと並んでスターターとなった。今年のキャンプで最も成長した選手といってよく、スターター昇格にも特に驚きの声はない。「去年は足首の悪い状態で入団してきたが、随所に光るものがあった。だから、いずれ伸びてくることは我々にはわかっていた。あとは体調を万全にさせるだけだったよ」とロバート・ナンDTコーチ。しかしDT陣は実戦では4人ほどがローテーション起用されるうえ実力が接近しているため、スターターといってもさほど意味はないかもしれない。「ウチは先発できる力のある選手が6人もいるからね。試合ごとにどうなるかわからないよ」とジョリーも語っている。
- いっぽうドラフト1巡指名のDTジャスティン・ハレルは、デプスチャートでは3rdチームにリストされている。現在の力では仕方のないことで、開幕戦はインアクティブの可能性もあると見られている。
- RBヴァーナンド・モレンシーは、キャンプ初日にヒザを負傷して以来始めてのフルパッド練習をクリアした。WRドナルド・ドライバー(足)の動きも前日よりよくなっており、開幕戦出場に向けて順調。
- TEドナルド・リーがスターター扱いではあるものの、コーチ陣はTEババ・フランクスにもさほど変わらない出場機会を与えるつもりのようだ。「あの2人はほぼイーブンといっていい。ババが70プレー出場して他の選手が15プレー、という時代は終わったと思う。逆に、ドナルドが50プレーでババが10プレーということもない。2人の間でバランスの取れた配分になるだろう」とジョー・フィルビンOC。
- T/Gトニー・モールはケガで数週間休んでいたため開幕ロースター入りが危ぶまれたが、もともと解雇の恐れはなかったらしい。「先週コーチたちはじっくり話し合う機会を作ってくれて、心配はないと言ってくれた」と本人。首を痛めて腕のしびれが取れず苦しんでいたがようやく回復し、今は2番手右タックルの座をコストンから取り返している。かつてなかったことだが、コストンは左タックルの2番手にリストされている。(実際の2番手はLGカレッジ)
- 現時点ではジャレット・ブッシュがニッケルバック兼3番手CBで、ウィル・ブラックモンはダイムバック兼4番手CB。「今はジャレットが1stチームのニッケルに入っていて、僕はダイムだ。本番もそれで行くことになるだろう」とブラックモン。
- 開幕戦ではCBチャールズ・ウッドソンがパントリターナーを務める公算が大きくなり、公式デプスチャートでもCBウィル・ブラックモンは両リターナーの1番手から後退した。やはり骨折した左手親指にギブスをした状態では安心してキャッチさせられない、という判断なのだろう。マイク・ストックSTコーチは、「ブラックモンは依然として候補の1人ではあるものの、そのためには今週の練習でちゃんとプレーできることを証明しなければならない」と率直なコメントをしている。「どれだけ大きなギブスか、どれだけクッションを付けるかによるね。あまりに分厚くてボールの感触がないようでは、リターンを任せる価値はないと思う」
- ブラックモンが台頭して以来CBチャールズ・ウッドソンの名前はパントリターナーの項から消えていたが、数週間ぶりの復活となった。ブラックモンの骨折が治るまではキャッチミスの極めて少ないウッドソンに頼ろう、ということなのだろう。「僕はいつでもOKだよ。準備はできてる。今週後半に決定するはずだ。チームの助けになればそれでいい」とウッドソン。
- キックオフリターナーについては、CBブラックモンの復活まではRBデショーン・ウィンとCBトラモン・ウィリアムズに任せたい、とマイク・ストックSTコーチ。
- QB2人制となったため、名門ノートルダム大で3年まで先発QBをしていたWRカーライル・ホリデイが3番手QBにリストされている。トンプソンGMは「私がオイラーズでプレーしていたとき、アストロドームにスティーラーズを迎えた試合があった(1977年10月30日)。スティーラーズはQBブラッドショーと2番手QBのやつもケガしてしまい、セーフティのトニー・ダンジーが後半にクォーターバックをやるハメになったんだ。ウチで誰かがやらなきゃいけないとなったら、カーライルが当然の選択だろうね」