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Day 10: WRジェームズ・ジョーンズが好調キープ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月 8日
- ウィスコンシン各地で放送される"Mike McCarthy Show"のトレーニングキャンプ・スペシャル(21分)が、パッカーズ公式サイトにアップされている(Real / WMP)。シティスタジアム跡地での練習などで忙しかった先週火曜の「マッカーシーHCの1日」をはじめ、キャンプ練習の映像がふんだんに盛り込まれている。収録されたのは土曜のファミリーナイトの直前あたりか。
- ファミリーナイトでヒザを痛めたRB P.J.ポープは関節鏡手術を受け、少なくとも2週間は休むとのこと。いっぽう右目を痛めて休んでいたTEババ・フランクスは練習に復帰した。ヘルメットにはシールドを着けて目を保護している。
- RBノア・ヘロンはキャンプを通してプレー内容がよく、先日のファミリーナイトでも非常によかったらしい。現時点で選ぶなら3番手でロースター入りか。モレンシーとポープの負傷のため、ヘロンとウィンが1stチームでプレーする機会が大幅に増え、それはプレシーズンゲームでも続きそうだ。
- ウィルス性の胃痛でキャンプ入りが遅れた7巡ルーキーのRBデショーン・ウィンだが、先週後半あたりから体調も戻って好調なプレーを見せ、ロースター争いに加わっている。ブロッキングやレシービングはまだ不安定さがあるものの、ラッシングに関してはかなり評価が高い。オーバーウェイト系の選手だけに、胃を悪くして10ポンド体重が落ちたのがかえってよかったのか。「彼はスキーム習得が早かった。若いRBにしてはブリッツのピックアップもいい。ホールに飛び込む時、出る時のフットワークが非常に優れている。ここまで与えられた機会では、際立ったプレーをしている」とマッカーシーHC。
- ブリッツ練習では1stチームオフェンスが次々とパスを成功させてディフェンス側を上回った。QBファーヴはLBホーク、Sマニュエル、LBバーネットのブリッツが来る寸前にWRフランシス、WRマーティンへのパスを冷静にヒットさせた。
- 3巡ルーキーのWRジェームズ・ジョーンズは、アップデートされた公式サイトのデプスチャートでもWRドライバーに次ぐフランカーの2番手にリストされ、練習での使われ方からも3番手WRの座をしっかりキープしている。ドライバー、ジェニングス、ジョーンズに続くのがファーガソンとルヴェル・マーティンとカーライル・ホリデイ。3人とも今キャンプでのプレー内容はよく、開幕ロースター争いは熾烈だ。
- 6巡ルーキーのFBコーリー・ホールは同じくルーキーのパウドレルを抜いて2番手FBに昇格。
- ハンフリーが抜けた現在のTE陣の序列は、ドナルド・リー、フランクス、アルコーン、ハリス、ワーナーの順。
- 1on1のパスラッシング・ドリルではOL側が圧倒し、計20回のうち4回しかDL側は勝てなかった。うち2回はDTジョニー・ジョリーが控えOL相手に挙げたもの。
- この日はDTライアン・ピケットとDTジョニー・ジョリーが1stチームでプレーした。ジョリーはコンディショニング不足でキャンプ入りが遅れたものの、このところの充実したプレー内容はコーチ陣から高く評価されており、開幕スターターもありえない話ではない、とのコメントまで出ている。
- 現在3番手CBのパトリック・デンディだが、先日のファミリーナイトでのプレーはイマイチで、さらに月曜の練習は今キャンプ最悪の出来だった。11on11のブリッツ・ピリオドではWRフランシスとWRマーティンに連続でパスを許し、その後のチーム練習でもWRマーティンに縦に抜かれ、QBファーヴからの60ydsのTDパスを許した。スピードのないポゼッション型のマーティンに簡単にやられるようでは降格も遠くないかもしれない。
- キャンプ開始からここまで、マーカンド・マニュエルが常に1stチームのストロングセーフティでプレーしている。アンダーウッドはACL断裂からの復帰間もないせいか昨年ほどのレベルになく、3巡ルーキーのアーロン・ラウスは時おりビッグプレーを見せるもののやはりパスカバレッジに不器用なところがある。そのため、もし今マニュエルを下げるとすれば、先発に昇格するのはアタリ・ビグビーだろうと見られている。
- この日のキッカー争いもルーキーのKメイソン・クロスビーがわずかにリード。19ydsから53ydsまで11本蹴って50ydsだけを失敗したクロスビーに対し、Kデイヴ・レイナーは28ydsと48ydsを失敗して9/11。
- 新加入のPライアン・ドアティは捕ってから蹴るまでが遅く、Pジョン・ライアンとはかなりの実力差があると見られている。月曜の練習でもライアンは9回平均52.3yds・平均ハングタイム4.51秒と素晴らしかったが、ドアティは43.8yds・ハングタイム4.37秒だった。
- チーム・ドリルの途中でLBニック・バーネットとG/Tアレン・バーバーがヒートアップして取っ組み合いのケンカに。
- 契約延長にサインしたWRドナルド・ドライバーは、「僕は38か39までプレーしたい。あと6年か7年だね。プロで16年か17年になる。たぶんあの年寄り(ファーヴのこと)よりも先に辞めることになるだろう」とジョーク。
- 元GMのロン・ウルフが、教え子のトンプソンGMの招待でキャンプを訪れている。(写真)