過去の記事 |
2007年 >
08月 >
Day 6: DTジャスティン・ハレルは体ができていない
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月 4日
- 4日ぶりに復帰したQBブレット・ファーヴは、「オフシーズンのトレーニングが奏功して体調は申し分なし」と関係者が口を揃えたとおり、この日は2回ほどスクランブルを見せて観客から歓声が上がっていた。
- 夕方の11on11練習でのブリッツ・ピリオドではオフェンスが頑張り、13プレーでディフェンスは一度もサックを挙げられなかった。RB陣によるブリッツのピックアップがよくなったのに応え、QBファーヴは巧みにホットレシーバーにパスを通していた。
- 午前の練習にはファーヴがいなかったためQBイングル・マーティンは2ndチームでたっぷり出番をもらえたが、ノーハドルオフェンスで8回のパスのうち7回をミスするなど絶不調だった。
- RBモレンシー(ヒザ)は2週間から3週間休むが、4週間の可能性もある、とマッカーシーHCが認めた。他のランニングバックを獲得する予定は当面ないとトンプソンGMは語っている。
- FBブランドン・マイリー(かかと)とG/Tアレン・バーバー(ハムストリング)が練習に復帰。
- TEババ・フランクスは火曜日の練習でヒットされた際に目を痛めたためこの日は休んだが、検査の結果視力は90%ほど回復しており、近いうちに復帰できる見込み。当面はヘルメットにシールドをつけてプレーするかもしれない。
- 今キャンプで最もパスキャッチしているのは3巡指名のWRジョーンズで、出来のよいルーキーにたくさん経験を積ませようとQBファーヴもQBロジャースも積極的に投げている様子だ。そのためWRグレッグ・ジェニングスのキャッチ数は去年より少ないが、このところ調子を上げてきており、心配する声はない。「ここまでの結果(ジョーンズがキャッチ数1位)はともかく、ジェニングスがウチで2番目に優れたレシーバーであることに変わりはない。彼は速い。ルート取りもすごいし、必ず手でキャッチする。アスレチックでランアフターキャッチもいい。スクリメージでの動き出しがすごくいい。それに議論になったときにはいつでも彼が『自分の責任だ』と言う。人格者だ。フィールドで問題があって誰のせいか分からないときには、彼が真っ先に『僕のせいだ』と言ってくれる。レシーバーとしては非常に歓迎すべき資質だよ」とQBロジャース。
- WRジェニングスのルーキー時は3つのポジションを全てやっていたが、WRジェームズ・ジョーンズはこれまでのところフランカー専門でプレーしているとのこと。ジェニングスは完成度が高かったうえ、大学のスキームがパッカーズにかなり近かったのでもともと知識豊富だった。
- 1巡指名のDTジャスティン・ハレルはまだ体が出来ておらず、控えOL相手でも苦戦中。きついドリルを終えると疲労のあまりヒザをついてしまうシーンも目に付く。「ちょっと見ただけでも、フットボールの体を作るのにしばらくかかるな、ってことは僕らにはすぐにわかるよ。しかし練習熱心さに関しては本当に優秀な選手だし、その点が問題になることはないだろう」とトレーニング・コーチのロック・ガリクソン。
- CBハリスとCBウッドソンが休養した午前の練習で1stチームに入ったのはCBパトリック・デンディとCBジャレット・ブッシュ。CBウィル・ブラックモンとCBフランク・ウォーカーが2ndチームだった。現時点での序列はほぼこの通りだと思われる。
- 3番手CBを争う選手たちが、この日のWR対DBの1on1練習では苦戦した。CBデンディはWRクラウニーに対してパスインターフェア、CBウォーカーはWRルヴェル・マーティンにスラントのパスを許し、CBブラックモンもWRファーガソンにスラントでやられた。さらにCBウォーカーはWRマーティンにポスト・コーナー・ルートでやられ、CBブラックモンはWRクラウニーにディープへのパスを許した。この日出来がよかったのはCBジャレット・ブッシュだけだった。
- 午前のキッキング競争は11本ずつに増え、Kデイヴ・レイナーが勝利を収めた。29、29、35、35、39、43、43、48、48、51、51ydsの11本をKレイナーは全て成功させた。6巡ルーキーのKメイソン・クロスビーは同じ距離から蹴って39ydsと48ydsを失敗している。夕方のゲームシチュエーションのドリルでは、Kレイナーが51ydsを、Kクロスビーが52ydsを見事に成功させている。
- Kレイナーはキャンプインからここまで29/30で成功率96.7%、Kクロスビーが25/28で成功率89.3%と、ハイレベルの争いになっている。今後はファミリー・ナイトでのスクリメージ練習および4つのプレシーズンゲームが重要な意味を持つことになる。
- この日のキッキング練習では、休養のLSロブ・デイヴィスに代わってTEクラーク・ハリスが全てロングスナップし、ホルダーはPジョン・ライアンとWRルヴェル・マーティンが交代で務めている。じっさいシーズンに入ってもWRマーティンを控えのホルダーにするつもりのようだ。
- (Pデヴィッド・ロニー戦線離脱のため)もう1人パンターを獲得するのか?と聞かれたトンプソンGMは、「いずれあるだろうと思う。いつも言っているように、我々はキャンプでは全員に競争をさせたい。どのポジションに補強が必要か調べているところだが、そう、できれば獲得したいし、もう1人獲ることになると予想している」
- QBブレット・ファーヴが今キャンプ最初の記者会見。「父のときと今回のロッキー(義父)の場合には、僕にフットボールがあって本当によかったと感謝してる。もし引退して家にいたら、気持ちの上でもっとずっと大変だっただろう。でも幸いなことに、こうしてすぐ競争の場に引き戻され、若手に追いかけられ、自分のプレーで存在価値を判断される。きつい仕事だけど、楽しみでもある」