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Notebook: ジョーンズ社長解任の経緯
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年6月 3日
- 2巡指名のRBブランドン・ジャクソンは、最も即戦力が期待されるルーキーでありながら、NFLが義務付けたイベント出席のため、先月のミニキャンプに参加することができなかった。「でもロサンゼルスでは時間がたっぷりあったから、部屋に戻ってプレーブックの勉強をしたよ。ミニキャンプに出られず本当にイライラした。でも仕方がないことだし、もう終わったことだ。今はここに戻ってこられてうれしい」 「プレーの勉強については今は順調だと思う。僕は(システム的に似通っている)ネブラスカにいたから、最初からすんなりと理解ができた。用語は多少違っているけど、そこがクリアできれば、全て問題ないよ」
- RBジャクソン。「それぞれのポジションでエースを目指すのが全員の目標だろう。だから、僕もエースになりたい。いま僕はエースと言えるか? ノーだ。でも僕はなりたいし、それには非常なハードワークが必要であることもわかっている。すごくいいRBが4人か5人いて、全員がスターターを狙っているんだから。きっと激しい競争になるよ」
- OTA練習でのフルバックは1stチームにブランドン・マイリー、2ndチームにはドラフト外ルーキーのライアン・パウドレル(USC)が入っている。パウドレルは大学4年の2試合しかフルバック出場経験がないが、他のルーキーFBたちは1試合もない。
- QBブレット・ファーヴがチーム練習に復帰した効果について、WRルヴェル・マーティン。「彼はスクリメージラインで(実戦さながらの)チェックをしてプレーを変えるんだ。プレーブックに含まれているプレーではあるけど、選手によってはそこまで進んでいないかもしれない。ブレットが入るとスピードが上がり、昨季終了時の続きをそのまましている感じになれる」
- ジョン・ジョーンズ社長の(事実上の)解任のあと、理事会でCEO続投が承認されたボブ・ハーラン会長。ジョーンズ解任に至った経緯について、少しずつ具体的なコメントが出始めている。「問題が明るみに出てきたのは昨年秋のことで、そのときは、情報を集めつつ忍耐強く待って状況が改善されるのを待とうと私は考えた。『どうしてもダメ』となる前に、彼にできるだけ機会を与えたかった。残念ながらそうはならなかった。そしておそらく、責めを負うべきは私だ。私がここまで待ったのだ。私自身もジョンとの間に何度か事件があったから、問題があることは認識していた。しかし毎日(ジョーンズ社長の下で)働くスタッフから話を聞きたかった。そうして問題が続いていることを確認し、ついに経営委員会に諮るときが来たと思った」
- ハーラン会長。「球団は、けっして混乱してはいない。我々は非常によく組織されていて、前に進む準備はできている。この問題を長引かせるわけにはいかない。我々はできるだけ早く(後継者探しの)決断を下さなければならない」
- 理事会では、来月下旬の株主総会で新理事として推薦する候補を4人決定した。定年で退くメンバーを補充するため毎年行っていることだ。
- 7月21日に行われるパッカーズ殿堂入り(WRロバート・ブルックスとSリロイ・バトラー)パーティの席上で、現役優秀選手の表彰も行われる。チームMVPはWRドライバーとDEキャンプマンの両プロボウラー。チーム新人王はオフェンスがWRジェニングスとLGカレッジ、ディフェンスがLBホーク。
- かつてパッカーズにも在籍して今はフリーエージェントのOGジョー・アンドルージが、悪性リンパ腫と闘っていることが明らかとなった。彼は1997年のドラフト外入団からNFLヨーロッパ派遣を経て、パッカーズで2年間プレー。その後ペイトリオッツに移って3回の優勝に貢献し、過去2年はブラウンズでプレーしていた。