グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年5月22日
- ミニキャンプ最終日は今回最も短い90分強の練習だった。これでいったん解散となるが、ルーキー組は木曜まで残って練習を続け、6日間休んで今月31日からOrganized Team Activities(OTA)となる。
- プロ2年目のQBイングル・マーティンは、3日間たっぷり1stチームでプレーできた。不調だった初日の内容から立ち直り、不安定な面はあるもののこの2日間はキレのよいパスを通していた。ブリッツ練習では、鋭い判断でTEドナルド・リーやWRドライバーにクイックパスを成功。入団間もないドラフト外ルーキーの2人とは雲泥の差がある。「金曜は悪かったが土曜の朝はよくて、土曜の午後はまあまあ、今朝はとてもよかった。だんだんと落ち着いてやれるようになってきた。これだけの経験ができて、僕にとってはすごくいい週末だった」
- QBブレット・ファーヴは限られた量しか参加できなかったが、ここにいてくれることが重要だった、とマッカーシーHC。また、今月31日から始まるOrganized Team Activities(OTA)の12日の練習のうち9日に参加する予定とのこと。昨年もファーヴは14日のうち10日に参加している。
- QBブレット・ファーヴの存在について、RBヴァーナンド・モレンシー。「僕がロッカールームをうろうろしていたら、彼がやってきて、あるプレーのことを話してくれた。僕はすぐに理解し、拙かったところを修正できた。彼がミニキャンプに来てくれなければ、そういうこともできなかった」
- 今回軽くしか投げなかったQBファーヴと比べ、QBアーロン・ロジャースはかなりシャープなパスを投げている。熱心に続けてきた筋力トレーニングの甲斐あって、クイックリリースかつ球速も相当なものがある。OTAのどこかで完全復帰となる見込み。
- RB陣では新人2人が不在のため、RBヴァーナンド・モレンシーが常に1stチームでプレー。それ以外のRBも頻繁に入れ替わって1stチームに入っている。
- 持ち前のスピードで注目を集めているドラフト外ルーキーFBコーリー・ホワイトだが、この日はほとんどをRBとしてプレーした。もともとアラバマ大バーミンガム校ではRBとして実績を残している。ただ今回は、ルーキー2人とRBアーリス・ビーチがケガのため、RBが足りなかっただけかもしれないが。
- この日もTEドナルド・リーが1stチームで全てプレーし、TEババ・フランクスは2ndチーム。TEトリー・ハンフリーがフランクスと入れ替わる場面もあった。
- TEドナルド・リーについて、マッカーシーHC。「彼は戦術理解に優れている。我々の必要としているヴァーティカルなパス攻撃において、力を発揮する。彼に限らずタイトエンド陣は非常にハードに頑張っていて、週に2、3回はここでボール・ドリルをやっている。成果は表れているよ」
- プロ2年目のT/Gトニー・モールのポジションについてマッカーシーHC。「左右タックル両方だと我々は考えている。若いラインマンはできるだけ1つのポジションに専念させた方が進歩が早いと私は思う。そうして1つのポジションで成長した上で、別のポジションをやらせた方が切り替えはスムーズなものだ。ロースターを53人に絞ったり、試合当日の45人ロースターを選ぶ際には、逆に複数ポジションこなせることが必要になる。しかし現状では、できるだけ右タックルに専念させたいと考えている」
- 4巡ルーキーのT/Gアレン・バーバーを左ガードに専念させているのも上記モールと同じ理由。
- 珍しい攻守ラインマンのためのボールセキュリティ練習では、マシンが打ち上げたキックオフをキャッチして、選手のトンネルの中を、ボールをむしり取られないよう走り抜ける。今回キャッチしそこなったのはOGジュニアス・コストンだけ。DTコーリー・ウィリアムズは人ごみを抜けたと油断したところでRBモレンシーに後ろからボールを叩き落された。珍しい練習についてマッカーシーHCは、「ビッグ・ガイたちにも平等に機会を与えないとね」
- ディフェンスのプレー・オブ・ザ・ウィークはLB A.J.ホーク。レッドゾーンドリルで深くドロップして、QBファーヴからのパスを見事にインターセプトした。ところでホークは、この春行った結婚式(入籍は昨年秋)の写真がカメラマンのサイトを通してネットに流出してしまい、「カメラマン選びを失敗した」とムッとしている。新婚2人だけの写真ならよいが、義弟となったQBブレイディ・クイン(CLE)たちのちょっと恥ずかしい写真などもあったらしい。
- CBウッドソン(個人的事情)とCBハリス(背中)がいないため、この日も1stチームではCBウィル・ブラックモンとCBパトリック・デンディがプレー。ニッケルバックとしてCBフランク・ウォーカーとCBジャレット・ブッシュが交互に入った。
- チーム練習でのキッカー対決はこの日のキックオフ練習が初めて。2人が4回ずつ蹴り、最初の1回はKデイヴ・レイナーが勝ったものの、その後の3回は五分または新人Kメイソン・クロスビーの勝ちだった。