過去の記事 |
2007年 >
05月 >
Rookie Minicamp Notebook 2
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年5月 7日
- 今年のパッカーズ指名で最も意外と受け取られているのが、3巡a指名のWRジェームズ・ジョーンズ。 コンバインでの40yds走で4.60秒、"Pro Day"には少し向上して4.55秒となったが、上位で指名するにはスピードがなさすぎる、というのが懸念の理由だ。
- GM補佐のジョン・シュナイダーはWRジェームズ・ジョーンズについて、「評価の分かれる選手だとは思う。しかし我々が彼を指名したとき、あるチームから電話がかかってきて、『素晴らしいピックだ。今ドラフトで最高の手(キャッチ力)を持っている』 と言われたよ。いろんなタイプがいるが、彼はパワー・レシーバー型にあてはまる。腰を落とし、ランアフターキャッチに優れる、高いボールをもぎとり、ボールに対してアグレッシブ。そういった点が彼は際立っていた。スピード不足が減点とされるようだが、彼のプレーのテンポは非常にいい。その点が我々には魅力的だった」
- 3巡b指名のSアーロン・ラウスは、セーフティには珍しい6フィート4(193cm)の長身も特徴だ。「身長は僕の助けになっている。(高い位置から見えることで)カバレッジもよくわかるし、相手のバックフィールドのセットもわかりやすい。相手のパスコースの邪魔になるのは言うまでもないし。高さのうえにジャンプ力などアスレチック能力があれば、相手の戦術の幅を狭め、仕事をしにくくさせることができる」
- 6巡c指名のKメイソン・クロスビーは、標高の高いコロラド大(標高1655mのボルダー市)でプレーしていただけに、「飛距離はそのおかげでは?」という質問がつきまとう。「去年の僕はアウェーでのFGトライが多かったし、3年生のときには50yds超を5本蹴ったうちホームは1本だけだった。通算では、50yds以上成功のうち半分ほどがアウェーでのものだったはずだ。薄い空気のおかげでロングキックを成功させていたとは思わない。(たとえ飛距離が出ても)成功させるにはバーの間を通さなければならないのだし。海抜0mで30ydsしか決められないヤツがコロラドに行ったって60ydsは決められない。標高などたいしたことはないと思う」
- パッカーズのディフェンスの勉強について、1巡指名のDTジャスティン・ハレル。「あまりにたくさんの講習を受けたものだから、昨日は耳から煙が出てる感じだった。プレーブックはこれまでに見たこともないような厚さだ。覚えるには時間がかかるし、勉強とハードワークが必要だ。2週間でこれをマスターしなきゃならない」
- ロッカールームで他のルーキーたちが談笑しているときも、6巡a指名のFB/LBコーリー・ホールはプレーブックから顔を上げることができない。新しいシステムに慣れるどころか、彼はこれまでに経験のないフルバックをプレーしなければならないからだ。「ちょっとハンパじゃない大変さだね。もうすでに秋のキャンプが始まったみたいだ。誰もが自分の能力を証明してチームに残ろうと努力しているが、現実的には全員がロースターに残れるわけじゃない。放り出される選手になりたいヤツは1人もいない。それがみんなのやる気の元になる」
- プレーブック習得で上記のFBホール以上に大変なのが、トライアウト参加のTEジョー・ワーナー。ウィスコンシン大ラクロス校(元WRビル・シュレーダーの母校)でバスケットボール選手として活躍した彼は、高校以来フットボールをしたことがないのだ。6フィート6(198cm)の長身に加えて非常にアスレチック能力が高く、全身の筋力の弱い部分を探るムーヴメント・スクリーンの検査ではなんと満点だった、とマッカーシーHCは明かしている。
- 前日にふくらはぎを痛めた7巡c指名のRBデショーン・ウィンだが、深刻なものではないとのこと。2週間後のミニキャンプに備え、今回はこのまま休むことになった。