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Packers Draft Notebook 1
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年5月 1日
パッカーズのドラフト指名選手についての話題を、今回は1巡から3巡の4人について。
- 各選手のハイライトビデオはこちらから。(カメラのアイコンをクリック)
- 1巡指名のDTジャスティン・ハレルについて、トンプソンGM。「(ケガさえなければ)1ケタで指名されるような能力の持ち主だ。彼のプレーをビデオで見ればそのことがはっきり表れている。我々は彼のプレーぶりを気に入っているし、真面目に取り組むところもいい。人間的にしっかりしていて、ウチのロッカールームに加えたいと思うような選手だ」 「ノーズタックルも3テクニックも両方問題なくこなせる。インサイドからのパスラッシュもいい」
- DTハレルは昨季の第2戦で上腕二頭筋を断裂したが、その後のフロリダ大戦に強行出場してから手術を受けシーズンエンドとする道を選んだ。「フィールドに出てプレーして、大学でのキャリアを終えたかったんだ。(3年終了時にプロ入りせず)大学に戻るのは自分が決めたことだ。エアフォース戦でケガをしたことを、テネシーでの最後の思い出にしたくなかった」
- DTハレルはLTクリフトンと同じテネシー大出身であるだけでなく、出身地も同じテネシー州マーティン。また彼は大学時代、故レジー・ホワイトと同じ92番を着けていた。パッカーズでは91番を着ける。「レジー・ホワイトと同じ足跡をたどれるのは嬉しい。大学では何度か彼に会う機会があった。チームを訪れて話をしてくれたんだ。偉大な人物であり、彼のフットボールを真似したいと思うような人だ」
- 2巡指名のRBブランドン・ジャクソンについてマッカーシーHC。「タフな選手だ。ウチのゾーン・スキームに合っている。非常に直感が優れている天性のランナーだ。アスレチックで、無駄なステップを踏むことがない。パスキャッチも天性のものがあるようだ。ピットマン(オハイオ州立)も我々は気に入っていたが、ウチのスキームにはジャクソンがまさにぴったりだと思う。彼が手に入って喜んでいる」
- ジャクソンはRBとしてのセンスが高く、プロへの順応は早いだろう、とジョー・フィルビンOC。「ウチのオフェンスに馴染むのに長い練習は必要としないだろう。天賦の才能があるし、どう走るかを学ぶのにエドガー(ベネットRBコーチ)が3年も教える必要はないと思うね」
- RBジャクソンは先発経験がわずか1年、それもシーズン途中からエースとなったのに、4年目をパスしてアーリーエントリーする道を選んだ。「理由は2つある。いいシーズンを送れたのでそれを最大限に活かしたかった。もう1つは経済的な理由。母は糖尿病があって、それでも正看護婦として老人ホームで大変な仕事をしている。僕に全てを与えてくれた母を、今度は助けてやりたかった」
- 来季のRB体制について、マッカーシーHC。「1人の選手がエースRBの重荷を担っていけると証明したら、我々はそうさせるだろう。もしそうでなければ、状況に応じて使い分ける、複数RB体制でいく」
- RBジャクソンは先輩のRBアーマン・グリーンと同様、左手でボールキャリーする。
- 3巡a指名のWRジェームズ・ジョーンズ。「嬉しくて言葉が出てこない。代理人からは『3巡に滑り込めるかも』と聞いてはいた。でも4巡か5巡を僕たちは予想していた」
- WRジョーンズについてトンプソンGM。「非常に強く、とてもフィジカルなプレーヤーだ。身長は約6フィート1だが、プレーぶりはそれよりさらに大きい。彼が高いボールに飛びつこうとするとき、相手ディフェンダーはまるで崩れ落ちるかのように見える。トラフィックでもキャッチができ、ランアフターキャッチがいい。リターナー能力もある」
- WRジョーンズ自身は自分の能力について、「自分に来たボールは全てキャッチできる。とても強い手を持っている。ジャンプボールに強く、非常にフィジカルなレシーバーだ。スピードが疑問視されていると思うが、十分速いと自分では思っている」
- WRジョーンズは子供のころ、母とホームレス暮らしをしていた。「子供の頃は僕の家族にとっては本当に大変だった。小さい頃は、僕と母はホームレスのシェルターで寝泊りし、次はこのシェルター、次はあちらのシェルターという感じだった。食事にありつけない日もあった。僕はただハードに頑張り続け、それと神への信仰のおかげで、ここまで来ることができた」
- WRジョーンズはパントリターン経験が豊富で、昨年は平均11.0ydsの好成績を残している。キャンプではリターナー候補に加わることになりそうだ。
- 3巡b指名のSアーロン・ラウスはヴァージニア工科大の乱射事件の際にはキャンパスにはいなかったとのこと。「僕の知り合いは犠牲者にはいなかったけれど、ヴァージニア・テックは結束の固いコミュニティだ。ブラックスバーグの街の者にあのようなことが起きれば、全員が影響を受ける。僕はクラスメートを失ったわけじゃないが、同じような気持ちだ。心の中はとてもつらい。人生の全ての時を大切にし、与えられた全ての機会を大事にしようという気持ちにさせられる」
- Sアーロン・ラウスのスペシャルチーマーとしての能力について、トンプソンGM。「アーロンについては、我々はずいぶん研究をした。ヴァージニア工科大の選手に多いが、彼は非常にダイナミックなスペシャルチーマーで、ヘビーヒッターだ。(課題とされる)パスカバレッジも問題ないとコーチたちは考えている」
- 先発セーフティについて、トンプソンGM。「競争になるだろう。ラウスは競争心が強いし、ウチの他のセーフティの間に混じってどうなるか見守ることにする。彼が(先発として)レギュラーディフェンスでどれだけプレーできるかは予測できない。成り行きを見守るだけだ」
- Sアーロン・ラウスは父と会ったことがないという。父は兄弟殺しの罪で50年の刑に服しているからだ。