グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年4月25日

ニーズ分析 ディフェンス編 1

パッカーズのディフェンシブラインの力は平均点レベルという見方が一般的。ほとんどが20代後半の働き盛りでケガは少なく、大きな穴はないものの、できればもう1枚インパクトのある選手がほしいところ。DEとDTのどちらが要補強ポイントであるかは見方が分かれるが、DEバジャ=ビアミラ放出はなさそうなので、「パスラッシュ力のあるDT」を求める声が多い。

昨年のLB陣は3人のうち2人が入れ替わる大改造だったが、シーズン後半にはよい結果が出てきていた。今年は大きな補強はなさそうだ。

DE ディフェンシブエンド

キャンプマンが15.5サックを挙げてプロボウラーとなり、左サイドはラン・パスともに申し分ない。逆に右サイドでは、やや下り坂のバジャ=ビアミラに代わってカレン・ジェンキンズがスターターに昇格、バジャ=ビアミラはパスラッシュ・スペシャリストに格下げとなった。モンゴメリーがプロ2年目に伸び悩んだとはいえデプス的にもまずまずで、上位指名権を使うのは贅沢かもしれない。

DT ディフェンシブタックル

ランスタッファーのライアン・ピケットはよいが、その相棒がやや物足りない。昨季途中からスターターに昇格したコーリー・ウィリアムズは、チーム2位の7サックを挙げたもののムラのあるタイプ。メンタル面の不安要素があって将来性の評価が難しい。ピケットもコリン・コールもジョニー・ジョリーもパスラッシュ力は弱いため、ポケットを押し込めるパスラッシャーをもう1枚加えたいところだ。よい選手がいれば上位指名してもよさそうだが、他のニーズとの兼ね合いで難しいかも。

LB ラインバッカー

ウィークサイドのA.J.ホークが期待どおりの成長を見せ、ミドルのニック・バーネットとも長期契約を結ぶことができた。ストロングサイドが弱点と言えるが、先発2年目を迎えるポピンガの成長は期待でき、もし伸び悩んでも安価なベテランを獲得しやすいポジション。ミドルの控えには昨年の3巡指名のアブドゥル・ホッジがいるので、スペシャルチームの強化を兼ねて下位でアウトサイドLBを獲る可能性ならあるかもしれない。

カテゴリ : Draft