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Notebook: ランボーフィールドの工事始まる
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年1月12日
- ランボーフィールドの芝を"DD GrassMaster"に変更する(先月の記事参照)ための工事が始まった。今回は芝の部分だけでなく一番下の排水設備やヒーティング・システムまで全て変更するため、天候にもよるが完成までおよそ6ヶ月、プロジェクト全体で$3ミリオンほどのコストが見込まれている。まずは土を全て取り除くため、ベルトコンベアを使ってスタジアムの外に土を運び出している。(写真)(地元ニュース映像)
- ランボーフィールドでは、毎年終盤になると痛んだ芝を張り替える必要があるが、今後はその必要がなくなることが期待されるため、長期的にはコスト減につながるとのこと。
- 昨年のファミリーナイトのスクリメージでは、アウトオブバウンズに走り出たSニック・コリンズがフェンス直前のコンクリート部分で転倒してあやうく大ケガをしそうになった。今回の工事では、そのコンクリート部分もラバーで覆うよう改修する。
- 新OC候補をチーム外部に求める場合、現バッカニアーズQBコーチのポール・ハケットも当然候補に入るだろうと見られている。ハケットはかつてピッツバーグ大HCをしていた時期に若きマイク・マッカーシーをQBコーチに招き、1993年にチーフスOCに就任した際にも一緒に連れて行った、マッカーシーのまさに師匠格であり恩人といってもいい。ビル・ウォルシュの愛弟子の1人でもあるが、ジェッツDC時代には3rdダウンロングでのドロープレーが定番となるなど、極端に保守的なプレーコールでファンの不評を買ったこともある。チーフスではリッチ・ギャノン再生のきっかけを作るなどQB育成の実績は非常に豊富。
- トム・クレメンツQBコーチは、ドルフィンズからアラバマ大に移ったニック・セイバンHCの下でオフェンシブ・コーディネーターに就任するという噂もあったが、トンプソンGMによるとこれまでのところパッカーズ側に連絡はないとのこと。カレッジ界からNFLのコーチを誘う場合、契約下にあるコーチと面談するのに所属球団の許可を取る必要はないが、それでも一応は挨拶をするのが一般的らしい。
- 2005年にパッカーズのディフェンシブ・コーディネーターを務めたジム・ベイツが、ブロンコスのアシスタントヘッドコーチに決まった。ブロンコスには彼の息子ジェレミーもオフェンシブ・アシスタントとして在籍している。グリーンベイではパス守備1位など素晴らしい成果を残したジム・ベイツだが、昨年1月にはヘッドコーチになることができなかったこともあって、DC留任を求めたマッカーシーHCの要請を断り、ウィスコンシンに住みながら1年間浪人していた。なおブロンコスの新DCには、同じく元パッカーズDCのボブ・スロウィックがセカンダリー・コーチから昇格することになった。
- NFL各球団は最低3人はNFLヨーロッパに派遣しなければならない。昨年まではNFLヨーロッパから帰った10選手までロースター枠(80人)の例外扱いが可能だったが、今年からは5人だけと変更された。今年のパッカーズからは、WRカールトン・ブリュースター、OTアダム・ステナヴィッチ、LBティム・グッドウェル、CBアントニオ・マローン、Sアルヴィン・ナブーフィという5選手の派遣が決まっている。追加があるかどうかは不明だが、シャーマン前HC時代に毎年10人以上を送り込んでいたのと比べると、手元に置いてオフシーズン・プログラムで鍛える方を重視しているのは間違いない。