グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年12月10日

ランボーフィールドに DD GrassMaster 導入へ

天然芝を人工繊維で補強するハイブリッドなシステム "DD GrassMaster" を来季からランボーフィールドに導入することになった。寒冷地では冬に芝の根付きが悪くなって芝が禿げやすくなったり掘れやすくなったりするが、このシステムは天然芝の根が人工繊維に巻きついて安定する仕組み。見た目も使用感も従来と変わらず、人工芝ではなく天然芝の方に分類される。

すでにスティーラーズ、ブロンコス、イーグルスの各スタジアムで正式採用され、パッカーズでも昨年夏から、練習用のクラーク・ヒンクル・フィールドに採用されている。選手たちには非常に評判がよく、今年春にもランボーフィールドへの導入が検討されたことがあった。

伝統主義者からの批判を想定してボブ・ハーラン会長は、「これはランボーフィールドの歴史的価値をいささかも損ずるものではない。導入しても、天候が悪くなれば泥のようになるし、気温が低くなれば凍りつく。雪が降れば滑りやすい。十分なリアリティは保たれる。クラーク・ヒンクル・フィールドには数え切れないほど足を踏み入れたが、人工のものという感じは全くしない」と説明している。

"DD GrassMaster"を提供するDesso DLW社の担当者マイク・マグローは言う。「ランボーフィールドが神聖な存在ということはよく理解している。懸念を和らげるために私が言えることは、ベースに埋め込まれた人工繊維は天然芝システムの働きに何の影響も与えない、ということだ。天然芝と全く同じように働く。それでいて、悪天候時にディボットやひどい損傷はなくなるだろう。我々はこれを、天然芝システムの強化ととらえている」

カテゴリ : Lambeau Field