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Packers 26 - 7 Bears
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年1月 1日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (8-8) |
13 |
10 |
0 |
3 |
26 |
Bears (13-3) |
0 |
0 |
7 |
0 |
7 |
天気は曇り。気温は10℃。風はやや強いもののこの時期としては穏やかな天候に恵まれた。
最初のドライブでWRドライバーが先制TDを挙げたパッカーズは、ディフェンスが次々とインターセプトを重ねてなんと23点リードでハーフタイム。後半のベアーズは不振のQBグロスマンからQBグリーシーに交代させたが流れは大きくは変わらず、けっきょく合計5INTを挙げたパッカーズが危なげなく逃げ切った。パッカーズはこれで8勝8敗、シャーマン前HCの初年度と同じく4連勝でシーズンを終えることができた。
第1Q、GB陣25からのパッカーズはWRホリデイへの35ydsと12ydsパスでレッドゾーンに入り、最後はWRドライバーに9ydsTDパスが通って先制。ベアーズが3&アウトのあと、パッカーズはWRルヴェル・マーティンへの33ydsパスで敵陣に入るがそこまで。ベアーズは再び3&アウトに終わり、パッカーズはCHI陣45からのチャンスだったがインターセプトに終わる。ベアーズはGB陣に入ったところでSコリンズがインターセプトしてそのままリターンTD(PAT失敗)。ベアーズはRBベンソンの30ydsランでGB陣に入って第2Qへ。
第2Q、ベアーズは3rdダウンでのスナップミスでファンブルロスト。パッカーズはWRルヴェル・マーティンへの34ydsパスでレッドゾーンに入るが、Kレイナーが32ydsFG失敗で13点差のまま。ベアーズはWRムハマドへの27ydsパスでフィールド中央に進むが、今度もCBウッドソンがインターセプト。パッカーズは敵陣に入るが、リバースの失敗が響いて結局パント。CHI陣10からのベアーズはRBベンソンの18ydsランが出るがそこまで。ナイスリターンでGB陣42からのパッカーズは、WRルヴェル・マーティンへの18ydsパス、WRホリデイへの15ydsパスで得点圏に入るがTDならず、25ydsFG成功で16点差に。前半残り43秒からのベアーズ攻撃は、ティップしたボールをCBデンディがインターセプトしてまたもタッチダウン。
第3Q、ベアーズはQBグロスマンに交代するが、3rdダウンでサックが出て3&アウト。パッカーズはRBグリーンのランで1stダウンを1つ取ってパント。ベアーズも4thダウンとなるが、パンターがフェイクパントでパスを決めて34ydsのビッグプレーに。しかしレッドゾーンでLBホークがインターセプト。パッカーズが3&アウトのあと、CHI陣32からのベアーズは、WRラシャード・デイヴィスへのパスなどでGB陣に入るが結局パント。パッカーズが3&アウトのあと、ベアーズはWRブラッドリーに75ydsのTDパスが決まってようやく初得点。
第4Q、パッカーズはWRドライバーへの8ydsパス、WRホリデイへの18ydsパスで敵陣に入り、最後は46ydsFG成功で19点差。CHI陣32からのベアーズは21ydsスクリーンとアンネセサリーラフネスで一気に得点圏に進むが、Sコリンズがこの日2つめのインターセプト。パッカーズはRB2人のランとショートパスで時間を使い、最後の8分半を使い切って試合終了。
- QBブレット・ファーヴは21/42、285yds、1TD、1INT。WRドライバーが万全でなくWRジェニングスも欠場のため、レシーバーとの呼吸が合わず苦しんだが、勝負強く3rdダウンでのパスを成功させてドライブをつないだ。
- 試合後のTVインタビューでファーヴは涙を流し、言葉に詰まるほど感極まった様子を見せた(ビデオ・写真1・写真2)。これまでどおり現役続行か否かは「決めるのはこれから」としているが、このところ支配的になりつつあった現役続行説がこれで再び引退説に傾いている。
- RBアーマン・グリーンは22回71yds(平均3.2)。前半は1stダウンでのランをほとんどシャットアウトされていたが、相手が消化試合ということもあってか、後半になると徐々にゲインできるようになった。RBモレンシーも後半を中心に9回37ydsを挙げ、逃げ切りに貢献している。
- レシーバー陣ではWRジェニングス(妻の出産で欠場)に代わって先発出場のWRルヴェル・マーティンが7回118ydsの大活躍。3番手WRとして出場のカーライル・ホリデイも5回87ydsと頑張りを見せた。WRドライバーは先制TDはあったものの、3回23yds。肩のケガのせいか、おとりとしてダブルカバーを引き受ける役目だったのかもしれない。
- パッカーズが犯したターンオーバーはファーヴのインターセプト1つ。WRルヴェル・マーティンのルート取りのミスのようだ。
- OL陣は2試合続けてベストメンバー。パスプロテクションは2サックを許したがまずまずの出来で、ファーヴに時間を与えることができた。開幕戦ではファーヴが追いかけられ回されて完封負けを喰らったことを考えれば、成長したところを見せることができた。
- パッカーズディフェンスが奪ったターンオーバーは、5つのインターセプトと、相手センターのスナップミスによるファンブルリカバーが1つ。Sコリンズが2INTのほか、LBホーク、CBウッドソン、CBデンディがそれぞれインターセプトを決めた。Sニック・コリンズは2INT以外にもナイスタックルやナイスカバーを連発し、キャリア最高の試合内容だった。
- パス守備は8/28、181yds。下記の75ydsTDパスを除けばほぼ完璧な内容だった。特に3rdダウンで2/13とと頑張ったのが勝利の原動力となった。
- サックはDEバジャ=ビアミラとDEカレン・ジェンキンズが1つずつ。それ以外にも、両QBにプレッシャーをかけて投げ急がせることができていた。
- ラン守備は24回135yds(平均5.9)。 2番手RBセドリック・ベンソンに10yds以上のランを5回も許し、今季初の100ydsラッシングゲームをプレゼントしてしまった。
- 自陣に攻め込まれてもターンオーバーでしのいできたパッカーズディフェンスだったが、大きなミスは第3QのWRブラッドリーへの75ydsTDパス。CBデンディがアウトサイドをカバーし、Sマニュエルがインサイドを押さえるはずが、Sマニュエルが前に上がってしまったため、ランアフターキャッチでエンドゾーンまで走られる結果にとなった。
- 反則は3回35ydsと少なかった。RTタウシャーのフォルススタート、CBウッドソンのフェイスマスク、LBバーネットのアンネセサリーラフネス。
- パントリターンはCBウッドソンが3回平均9.7ydsと水準以上の出来。
- キックオフリターナーのRBモレンシーは1回26yds。
- カバーチームは、大きな課題だったCBデヴィン・ヘスターにビッグリターンを許さず、勝利に大きく貢献した。
- Pジョン・ライアンのパントは5回平均40.0yds。うち2回は敵陣10yds以内にコントロールできた好パントで、残る3回も平均2.6ydsしかリターンさせず、申し分のない内容だった。
- Kデイヴ・レイナーは、2つめTDの際にPATをアップライトに当てて失敗し(キャリア初)、次の32ydsFGも左に外してしまった。その後は25yds、46ydsと成功。
- アクティブ登録から外れたのは、WRジェニングス、RBポープ、TEマーティン、T/Gコストン、OGパーマー、LBホッジ、Sカルヴァー、そして第3QBイングル・マーティン。
- ケガ人。第2QにSコリンズが太ももを痛めて一時退場したが、すぐに復帰して2つめのインターセプトを決めている。大きなケガ人はいなかったようだ。
- SコリンズもCBデンディも初のINTリターンTDを決めた。1試合でディフェンスが2つのタッチダウンを挙げたのは、2005年10月9日のセインツ以来、球団史上9回目とのこと。
- RBグリーンは自身6回目のシーズン1,000ydsラッシングを達成。
- 試合後にはOL陣がファーヴを囲んで記念写真を撮っていた。