グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年12月20日

ジャゴジンスキーOCがボストン・カレッジのヘッドコーチに

ジェフ・ジャゴジンスキーOCがボストン・カレッジの新ヘッドコーチに選ばれたことが、複数の情報筋から明らかになった。水曜に大学からの正式発表が予定されているため、大学側もパッカーズ側も公式にはまだノーコメント。先週初めに同大の首脳と面談した彼は、ライオンズ戦が終わってすぐボストンに飛び、最終候補として二度目の話し合い。月曜にはグリーンベイに戻ってヴァイキングス戦の準備をしているところ。

今季$55万ドルほどだったジャゴジンスキーOCのサラリーは、$80万ドルから$1.1ミリオンの間ぐらいになるらしい。契約上は今季いっぱいパッカーズ側で仕事をする義務があるが、新天地でスムーズなスタートが切れるよう便宜を図ってやるのも、これまでの忠誠心に対するヘッドコーチからのお返しのようなもの。ヴァイキングス戦と最終戦の間には、ジャゴジンスキーがコーチ陣の組閣などに着手できるよう、マッカーシーHCが時間を与えるものと見られている。

ジャゴジンスキーはコーディネーターの肩書きだが、実際はマッカーシーHCがプレーコールを出してパッシングゲームを担当し、ジャゴジンスキーはランオフェンスの構築を担当する役割分担だった。若手が経験を積んでゾーンブロッキングが軌道に乗り始めたところだけに、1年かぎりの辞任は残念なところ。しかしマッカーシーHCは、彼がいなくなってもゾーンブロッキングのスキームに変更はない、と強調している。

「ウチにはオフェンシブラインを指導できるコーチが5人もいる。ご存知のようにジャゴジンスキーはもともとOLコーチだし、ベン・マカドゥーTEコーチもライン・コーチの経験がある。ジョー・フィルビンOLコーチの下にも、ジェームズ・キャンペンとジェリー・フォンテノーの2人のアシスタントOLコーチがいる。OL指導に関しては、私がこれまで経験したことがないほど強固なシステムができている。5人もいるのは出来すぎで、最低3人はいてほしいと最初は思っていた。自分の経験と強みがどこにあるか(パスオフェンスとQB指導)を分かっていたからね」

新コーディネーター候補はまだ全くわからないが、やはりウェストコーストオフェンスとゾーンブロッキング経験があってマッカーシーHCとフィロソフィーを共有できる人物、というのが理想だろう。ジョー・フィルビンOLコーチの内部昇格も有力な選択肢と見られている。

カテゴリ : Coach/Front Office, Contract/Personnel