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Notebook: ラマー・ハントの思い出
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年12月16日
- 水曜に亡くなったチーフスのオーナーのラマー・ハントについて、オーナー会での付き合いが長かったボブ・ハーラン会長が最近の思い出を振り返っている。「彼はグリーンベイのことをとてもよく理解してくれていた。2003年10月のチーフス戦のことだ。彼は友人を連れてここへやってきて、我々の新しいスタジアムを見て回った。駐車場も歩き回って、テールゲーターたちを見物していた。その後、彼は手書きの礼状をくれて、パッカーズがこのようなスタジアムを作ったことを、リーグ全体としてとても誇りに思っている、と言ってくれた。手紙の最後には、グリーンベイ・パッカーズと同じリーグにいられて自分も幸運に思っている、と付け加えられていた」 「とても悲しいのは、ウェリントン・マラ(NYG)とラマー・ハントという、リーグを代表する2人をわずか1年の間に失ったことだ。この2人のジェントルメンは、常にリーグを第一に考えていた。我々にとって必要なのはこのような人たちだ」
- ヘッドコーチ候補としてのボストン・カレッジとの面談についてジェフ・ジャゴジンスキーOCは、「非常にポジティブな話し合いだったし、ボストン・カレッジは本当に評価の高いところだ。今は他に何も言うつもりはない。さあデトロイト戦の話をしようじゃないか」と語っている。もし自分がいなくなったら、という仮定の話については、「フィルビン(OLコーチ)は素晴らしい仕事をしてる。(アイオワ大でも長い経験があるので)ゾーンブロッキングのことを知り尽くしているよ。パッカーズでの導入からもう1年近くもノンストップでやっているし、彼なら引き継いでやっていけることに間違いはない。チームにはとてもしっかりした基礎がすでにできている」
- RTマーク・タウシャー(鼠蹊部)が約1ヶ月ぶりに練習に復帰した。まだ個人ドリルだけだが、木曜発表のインジャリー・リポートでも "Doubtful" から "Questionable" へと格上げされている。「まだゲーム・スピードには戻りきれていないが、自信をつける意味でも大事な1ステップだ」とジャゴジンスキーOC。地元メディアはライオンズ戦への出場におおむね悲観的だが、もしライオンズ戦がダメでもヴァイキングス戦には間に合いそうだ。
- 先週の練習でヒザを負傷したDEマイケル・モンゴメリーは、後十字靭帯(PCL)の断裂および内側側副靭帯(MCL)の捻挫と判明。「今季はもうプレーできない」と本人も明言しており、近いうちにインジャリー・リザーブ入りとなりそうだ。
- WRドナルド・ドライバー(肩)は"Questionable"のままだが、木曜の練習に復帰。
- LBニック・バーネットは右手骨折のためドラえもん状のギブスをしてプレーしているが、もう少しタックルしやすい形状にしたいので、内側に曲がった形をトライしてみるとのこと。「リーグ側がどこまで許してくれるかによるけどね」
- DEバジャ=ビアミラのスターター扱いは名目だけで、事実上パスラッシュ・スペシャリストへ降格されたと言ってもいい。降格について彼はいつもどおり「神コメント」全開で説明しているが、記者たちが内心で冷笑していることも理解してはいるようだ。「新聞でもニュースでも取り上げられないことは分かってるが、それでも僕は言う。僕は神を頼りにしているし、最終的にはすべて彼のなさることだと信じている。自分はもっと出番がほしいとかなんとか、ここでわめきたてることもできるけど、もし神がそれを望まないのであれば、僕も望むつもりはない」
- 最初の9試合で10サックを挙げたDEアーロン・キャンプマンだが、その後の4試合でわずか0.5サック。今季ブレークした彼に対して、相手チームがブロッカーを増やしてきているのは確かだ。「統計はとっていないが、増えているのは確かだ。むこうはタイトエンドをラインアップさせ、彼はかなりチップ(パスコースに出る前に少しブロックを手伝うこと)されるようになっている」とサンダースDC。
- 49ersでのPジョン・ライアンの3回のパントは、どれもひどいものだった。最初は大幅タッチバック、そして22ydsのミスキック(超ラッキーバウンドで相手1yds地点へ)、そして最後はハングタイムがわずか2.9秒しかないライナー性の49ydsパントで、25ydsのビッグリターンを許した。
- 先日父親を亡くしたばかりのPライアンについて、マイク・ストックSTコーチ。「彼のつらい状況を軽く見ているわけではない。どうかそれは誤解しないでほしい。しかしこの世界では結果が全てだ。彼は誰よりもそれをよく理解しているはずだ。日曜になれば、フィールドで結果を出さなければならない。それ以外の全てのことは、脇に置かなければならない。それができないのなら、やめることだ。それが現実だし、そうして評価されるしかない世界だ」 「試合中に彼に言ったのは、『気持ちを仕事に集中させろ。他の全てのことは忘れるんだ』ということだ。もっとハングタイムを稼げ。もっと正確なアングルを。たとえ真っ直ぐ蹴る場合でも、カバーチームにチャンスを与えるためにハングタイムを長く、とね」
- Pジョン・ライアン。「父のことは影響していないと思いたいけれど、していないと言ったら嘘になる。(父を亡くした直後の)ジェッツ戦のあと、僕は本当に疲れ果ててしまった。『1週間も寝ていない気分だ』とガールフレンドに言ったら、『だって本当に寝ていないから』と言われた。体にも、心にも、全てに影響を与えてしまった。もちろん言い訳にするつもりはない。それは本当なんだけど」