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Packers 10 - 38 Jets
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年12月 4日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Jets (7-5) |
10 |
21 |
0 |
7 |
38 |
Packers (4-8) |
0 |
0 |
10 |
0 |
10 |
気温は-7℃。雪が降っているが積もるほどではなく、薄日が差している。風が吹いて体感気温-18℃。序盤からラン守備・パス守備どちらもガタガタののパッカーズは、前半5回のディフェンスを一度も止めることができずに340ydsで31失点。事実上ここで試合が決まってしまい、オフェンスもいいところなく3連敗となった。
第1Q、NYJ陣31からのジェッツはTEベイカー、RBヒューストン、WRマカレインへのパスでレッドゾーンに入るが、エンドゾーンへのパスが通らず、24ydsFGで先制。GB陣33からのパッカーズは、RBグリーンとTEフランクスへのパスでNYJ陣に入るが、サックされてファンブルロスト。ジェッツはWRコチェリーへの25ydsパスで得点圏に入り、最後もWRコチェリーへの12ydsTDパスが成功。GB陣34からのパッカーズは3&アウトに終わり、NYJ陣17からのジェッツはTEベイカーへの22ydsパス、WRコチェリーへの21ydsパスなどでまたも得点圏に入り、第2Qへ。
第2Q、ゴール前に迫ったジェッツはRBヒューストンのラッシングTDで早くも0-17。GB陣28からのパッカーズはRBグリーンの35ydsランで得点圏に入るが、40ydsFGは右に外れて得点ならず。ジェッツはWRブラッド・スミスのリバースなどでゴール前に迫り、3rdダウンのパス失敗もパスインターフェアで1stダウン。再びRBヒューストンのTDランで24点差。GB陣28からのパッカーズは自陣39でのギャンブルはなんとか成功するが、WRドライバーへのロングパスがインターセプトに。2ミニッツ明け、TEベイカーへの15ydsパスでGB陣に入ったジェッツは最後もTEベイカーへのTDパスで31点目。ブーイングの嵐の中、ハーフタイムへ。
第3Q、GB陣33からのパッカーズはRBグリーンのラン中心にレッドゾーンに入り、34ydsFG成功でようやく完封負けを逃れる。好リターンでNYJ陣47からのジェッツだが、いきなりCBウッドソンがロングパスをインターセプトし、この日初めて失点を逃れる。RBグリーンやWRドライバーへのパスでNYJ陣に入るがこの日三度目のギャンブルは失敗。ジェッツ攻撃はQBペニントンがDEバジャ=ビアミラにヒットされながら投げたパスが浮いてCBデンディがインターセプト。NYJ37からのパッカーズはWRドライバーへの14ydsパスへのパスのあと、最後もWRドライバーへの20ydsTDパス成功で21点差に。オンサイドキック成功でパッカーズ攻撃となるがパスが通らず3&アウト。
第4Q、ジェッツはRBヒューストンの31ydsランでGB陣に入り、RBワシントンの20ydsランでダメ押しのタッチダウン。GB陣34からのパッカーズはQBファーヴの11ydsスクランブルやRBモレンシーへの18ydsスクリーンパスで得点圏に入るが、ゴール前11ydsでの4thダウン10失敗で得点ならず。ジェッツが3&アウトのあと、GB陣41からのパッカーズは4thダウン13でのギャンブルはインターセプトに終わる。ジェッツはGB陣19でのギャンブル失敗。パッカーズはアンダーニースのRBヘロンへのパス中心にNYJ陣に入って試合終了。
- QBブレット・ファーヴは24/47、214yds、1TD、2INT。レシーバーが全くフリーになれず、通るのはアンダーニースのRBへのパスばかり。47回も投げてWRへのパス成功は7回だけで、RB3人が14キャッチ。前半にパス47ydsしか通せなかったのがワンサイドゲームの一因となった。
- RBアーマン・グリーンは14回102ydsと久しぶりの100ydsラッシング。RBモレンシーが6回14yds。レシーバーが空かないために、QBファーヴのスクランブルが3回33ydsもあった。
- 3rdダウンコンバージョンはわずか4/13と不振で、逆にジェッツは6/10とQBペニントンがしっかりとパスを成功させた。
- レシーバー陣ではWRドナルド・ドライバーに通らず、わずか3回41yds。WRグレッグ・ジェニングスも2回14ydsと不振。TEマーティン不在は今回も響いている。RB陣3人が計14回132ydsとパスオフェンス全体の62%を稼いでいる。
- パッカーズオフェンスが犯したターンオーバーは、QBファーヴの2INTとサックされてのファンブルロスト。ディフェンスが奪ったのはCBウッドソンとCBデンディのインターセプトだが、どちらも点差が開いてからのもので、大勢に影響を与えることはできなかった。
- 今週もRTタウシャーに代わってトニー・モールが先発し、OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTモール。パスプロテクションは2サックしか許さなかったが、プレッシャーは十分にかかっていた。パスプロ人数を増やせばレシーバーが少なく誰もフリーになれない、という悪循環は続いている。
- 先週大不振だったラン守備は今回も31回178yds(平均5.7)と全く改善せず、平均ydsではむしろ悪くなっている。 前半で18回99ydsを許し、後半はランとわかっていても止められず13回79yds。ダメ押しのタッチダウンを許した。
- パス守備は263ydsと一見普通の数字だが、前半だけで241yds4TDを許し大敗の原因となった。QBペニントンに全くプレッシャーをかけることができず、サックはゼロ。
- 前半はジェッツがトータル340yds、パッカーズ100yds。タイムオブポゼッションはジェッツが21分36秒、パッカーズ8分24秒という一方的な内容だった。パッカーズ前半のパス成功6回はTEとRBばかりでWRに一度も通らなかった。
- 反則は4回29ydsと少なかったが、前半の自陣エンドゾーンでのLBバーネットのパスインターフェアは痛かった。ジェッツも3回20ydsと反則の少ない試合。
- ジェッツオフェンスが全く止まらないため前半はパントがなく、パントリターンは試合を通じてWRジェニングスの1回9ydsのみ。
- キックオフリターンは7回平均17.7yds。寒さのためにキックオフが飛ばないのに、リターナーのRBモレンシーがが深すぎてRBヘロンやFBヘンダーソンがキャッチするのが4回もああった。自陣40ydsより前へのリターンが一度もできず。
- カバーチームは、今回も45ydsキックオフリターンを許したが、パントリターンカバレッジは2回0ydsと健闘。第3Qにはオンサイドキックに成功するが得点には結びつかず。
- Kデイヴ・レイナーは、前半に40ydsFGを失敗し、後半に34ydsFGを成功。この3試合で全て1本ずつ失敗し、どれも45yds以内。45ydsキックオフリターンの際には、彼がギリギリでタックルできなければタッチダウンもあった。
- Pジョン・ライアンは2回平均39.5ydsだが、リターンが0ydsなのでネットは悪くない。
- 大きなケガ人はなかったようだ。
- アクティブ登録から外れたのは、RBポープ、TEマーティン、RTタウシャー、Gパーマー、DTジョリー、LBテイラー、Sペプラー、そして第3QBイングル・マーティン。
- スーパーボウル制覇10周年企画の一環として、今回は元WRアントニオ・フリーマンが名誉キャプテンを務めた。