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Notebook: WRクリス・フランシス昇格
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年10月20日
- WRロビンソンが出場停止となった穴に、プラクティス・スクワッドからWRクリス・フランシスが昇格した。テキサス大エルパソ校出身のドラフト外ルーキーで、身長6-1(185cm)、体重193ポンド(88kg)。40yds走4.53秒とスピードはないがクイックで、どちらかというとポゼッション型らしい。ドラフト直後にパッカーズに入団し、キャンプではなかなか評価が高かったが開幕ロースターに残れず、これまで6週間プラクティス・スクワッドにいた。昇格の連絡を聞いたのは火曜日の午後のことで、「昇給があるぞ、とコーチから連絡があったんだ」と本人。
- WRフランシスが昇格したプラクティス・スクワッドの穴に、WRカールトン・ブリュースターと契約した。ブリュースターはディビジョンIIのフェリス州立大出身のドラフト外ルーキー。8月22日にCBセリアン・フォンテノーとのトレードでブラウンズからやってきたが、開幕ロースターに残れず解雇されていた。なお、CBフォンテノーも現在ブラウンズのプラクティス・スクワッドにいる。
- 3番手WRとなるWRルヴェル・マーティンは、身長6フィート4(193cm)の長身でパスキャッチが非常に上手い。サギノーヴァレー州立大を出て3年目にしてようやくロースター入りを果たした苦労人で、昨年はNFLヨーロッパでも活躍している。夢をあきらめるな、とWRドライバーが励ましてくれたおかげだ、と彼は言う。「忍耐強く待つことが大事だ、とドナルドは僕に言い続けてくれた」
- 層の薄くなったWRの状況について聞かれたQBブレット・ファーヴは、「それは確かに・・・エキサイティングだね」と苦笑い。
- 出場停止選手をチーム施設に立ち入り禁止とするNFLの規則をQBブレット・ファーヴが強く批判。「出場停止の選手に完全に見捨ててしまうようなリーグのやり方は、よくないと思うね。1年間の出場停止処分に反対しているわけじゃない。ロビンソンがプレーを続けられればそれは嬉しかったけど。でも彼を放り出してロッカーまで空にさせて、彼の立ち直りをサポートするはずのチーム側とコンタクトもとれないってのはどうなんだ? 僕に言わせれば、そんなの何の意味もない。彼がこのような状況になったのは残念だけど、これによって彼がよりよい人間になってくれたらと思う。よりよい選手になるかどうかは、今後を見守るしかない。しかしリーグ側の扱い方は、完全に彼に背を向けるものだ」
- 上記のファーヴのコメントを記者から聞かされたWRコーレン・ロビンソンは、長い沈黙の後ため息をつき、「これは僕にとってものすごく大きな意味がある。彼がそんなこと言ってくれたなんて知らなかったよ」と声をつまらせた。
- WRロビンソンに代わってRBヴァーナンド・モレンシーがキックオフリターナーの1番手となる。
- NFL初出場が秒読み段階に入ったCBウィル・ブラックモンだが、ここまでの練習不足により、CBとしてパスカバレッジに加わるのは時期尚早かもしれない、とマッカーシーHCは慎重な見方を示している。
- LBホッジ(ヒザ)とLBテイラー(ハムストリング)はどちらも "Doubtful" とリストされており、ドルフィンズ戦は欠場の方向。「彼らはスペシャルチームの中核選手だけにアジャストが必要になるが、スペシャルチーム自体はよい方向に向かっていると感じている」とマッカーシーHC。
- 合衆国国土安全保障局は、今週末に7つのNFLスタジアムに対し放射性物質(dirty bomb)のテロを行うとウェブサイト上で予告がなされていることを、関係者に通知したとのこと。しかしこれまでのところ攻撃の可能性を示す情報はないとしてその信憑性には強い疑念を示し(FBIも同じく)、「市民には、フットボール観戦やイベント参加を含めて予定通りの行動をとることを強く推奨する」とのコメントを発表している。予告があったのはニューヨーク、マイアミ、アトランタ、シアトル、ヒューストン、オークランド、クリーヴランドの各スタジアム。