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Notebook: 2日連続のフルパッド練習
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年10月14日
- 2日連続でのフルパッド練習を終え、選手たちは楽しい3連休に入る。バイウィークにこのようなきついスケジュールを組むのは自分本来の方針ではなく、来年以降も続けるつもりはない、とマッカーシーHCは語る。「将来的にはバイウィークの練習量は減らすつもりだ。しかしチームの現状から、今年はこれが必要だったのだ。今週は広範なセルフ・スカウティングができ、それに重点を置いた練習ができた」
- 今週の3日間の練習では多くのケガ人を休ませつつ、ここ2試合でのミスを修正するための基礎的な練習に重点を置いた。オフェンスはターンオーバーを犯さないこと、ディフェンスは大量のビッグプレーをいかにして減らすか。「物事を修正していくためには、こういった機会(バイウィーク)を利用し、できる限りそれを強調してやっていくことが必要だ。今週の練習はそれに尽きる」とマッカーシーHC。
- キツめの練習の感想を聞かれたRTマーク・タウシャー。「なあ、ウチは1勝4敗なんだぜ。他にどうするっていうんだ。『ウチは1-4なんだから、もっとペースを落とすべきだよ』とコーチに進言でもするのか?そんなこと起きっこない」
- 前任者のマイク・シャーマン前HCは、バイウィークには水・木・金・土・日と5連休を与えることが多かったが、やはり就任初年度の2000年(若手が多かった)には木曜日まで練習を行っている。
- この日の練習には、QBファーヴ、RBグリーン(ハムストリング)、WRドライバー(わき腹)、FBマイリー(目)、LTクリフトン(ヒザ)、Sコリンズ(頭)といった軽めのケガ人も参加している。
- バイウィーク明けのドルフィンズは今季初めて対戦する3-4のチームのため、オフェンス陣はすでにその準備を始めている。
- 足を捻挫したWRロバート・ファーガソンは、インジャリーリザーブ(IR)入りの可能性も残っているようだ。「ファーガソンのケガは、IR入りしたDTケンドリック・アレンのものと似ている。来週になってどれだけ回復しているかが1つの目安となるだろう」とマッカーシーHC。ファーガソン本人は、「治り方は人によって違うんだ。頼むからIRの文字は僕に近づけないでくれ、とコーチやトレーナーにお願いしているところさ」
- 足の骨折で大幅に出遅れた4巡ルーキーのCBウィル・ブラックモンだが、初出場に向けてようやく軌道に乗ってきた模様だ。今週初めから練習を開始した彼は木曜日にはチーム練習にも一部参加。「毎日だんだんと量を増やしていて、来週月曜にはフルタイムで参加できればと期待している。そして1週間すべての練習をクリアできるかを見るつもりだ」とマッカーシーHC。ニッケルおよびダイムバックの候補として期待が高まるが、好評だった5月のミニキャンプ最終日で負傷して以来キャンプにもプレシーズンゲームにも全く出場しておらず、未知数の部分が大きいのは確かだ。
- そのCBブラックモンは、練習後に記者たちがロッカールーム入りを許されたときにはすでに姿がない。母校ボストン・カレッジの木曜夜の試合を応援するため、空港に向かったあとだった。ウィスコンシン大の試合には、RTタウシャー(母校)やLBホッジ(弟が所属)などが観戦に向かった。
- ナイトクラブ"FiveSix"を売りに出しているLBニック・バーネットだが、いずれパッカーズを去るつもりだなどと誤解してほしくない、と彼は言う。「僕が売りたがっていることをそのように解釈する理由がたくさんあるのはわかる。ご存知のとおり、いろんなことがあったからね。市側との問題のせいだ、警察との問題のせいだ、あれやこれやと。しかしそんなことじゃないんだ。いろいろな問題は各方面と協力して全て解決してきた。チームを去るつもりなんて決してないよ」
- 父親がピッツバーグでバーを経営し、店を手伝ったこともあるマイク・マッカーシーHCは、バーネットの経営が易しいものではないとよく理解していると言う。「私もあの商売の全てを知っているわけじゃないが、大変な商売だということだけは分かっている。プロのアスリートが仕事に打ち込みながら、別の仕事も毎日こなすのは大変だよ。彼がビジネスを辞めようとしているのはよいことだと私は思っている」
- LBバーネットは2008年春に契約が切れてFAとなる予定。「他の選手と同じように、僕も契約延長してもらいたいと思っている。サラリーの不満を示すのではなしに、要望としてチーム側に伝えてある。こちらには話し合いの用意はあるとね。おそらく今回のことでみなさんが想像するのは、僕がこのコミュニティから抜けようとしているのでは、ということだろう。しかし決してそうじゃない。いまも家族をここに住まわせているし、僕が彼らをここに引っ越させたんだ。僕はコミュニティに根を張っている」