グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年10月12日
管理人が留守した間の話題も含めて人事面を中心にリポート(時系列はメチャクチャです)。
- バイウィークには1週間休みを与えるチームもあるが、パッカーズは若手主体のチームとあって木曜日までみっちり練習を行う。その後3連休となり、月曜日に集合の予定。ファーヴやドライバーやウッドソンなど、ケガを押してプレーしているベテランは休養を与えられている。
- イーグルス戦でのパッカーズ守備はフィールドに10人しかいないのが2回あったが、ラムズ戦でも11人揃えられないことが3回もあり、2試合で5回も失態を演じたことになる。今回は12人入ってしまうことが2回(1回はディクライン)、10人しかいないのが1回。パス守備の不振と合わせてボブ・サンダースDCには大きな批判が集まっており、「コーチングの問題だ。まず第一に私の責任だ」と本人も認めている。
- 試合最後の被サック&ファンブルロストは、DT陣のスタント(DLがまっすぐ正面に行くのではなく2人がクロスするようにラッシュしてOLを混乱させる)がラムズの勝因だった。最初にDTラロイ・グローヴァーを相手にしていたRGトニー・モールが、大きく回りこんできたDTジミー・ケネディに突破を許した。RTタウシャーがDEレナード・リトルに押し込まれたのも大きかったが、それだけであればQBファーヴが前方向にステップアップしてかわせたはず。
- 上記のプレーでは、RBヘロンをセーフティ・バルブとし、WR3人とTEマーティンをエンドゾーンに走らせていた。それまでDEレナード・リトルをほぼ完全に封じ込めていたためにそうしたのだが、もしDEリトルが最初から好調であったなら、パッカーズはTEかRBをパスプロテクトに残し、結果は違ったものになっていたかもしれない。
- またも逆転勝利を逃したQBブレット・ファーヴ。「自分は何をやってるんだろうと思うこともあるよ。チームを失望させてしまったと感じている。たくさんの逆転勝ちをモノにしてきたのに、最近はそれができていないからね。しかし、ネガティブなことの中からポジティブなことを見つける努力も大事だ」
- RGジェイソン・スピッツはラムズ戦の試合前とハーフタイムに吐いてしまい、特にハーフタイムには吐瀉物に血が混じっていたため、医師の指示で大事を取って後半はトニー・モールと交代して病院へ。内視鏡検査の結果、食道からわずかに出血していたものの、さいわい大きな問題はなく、すでに火曜日の練習に参加している。コーチによると試合前に(緊張から)吐く選手は決して珍しくなく、スピッツもそういったタイプ。ただし今回は流感のため朝から体調がひどかったようだ。
- 両ガード、特にLGダリン・カレッジのプレー内容は試合ごとによくなっており、少なくともOL再建に関しては正しい方向に向かっている、という評価が増えている。LGカレッジがまだ馬力不足でブルラッシュに弱いのは明らかだが、パスプロテクションは大きく向上し、カットブロッキングもルーキー3人のうちで最も上手くなっている。
- RBグリーンに代わって先発出場のRBヴァーナンド・モレンシーは試合最初のファンブルロストでRBノア・ヘロンと交代させられ、(WRロビンソンと横に並ぶ)キックオフリターンの仕事もWRルヴェル・マーティンと交代した。最新の公式デプスチャートでもモレンシーは3番手に下げられ、ノア・ヘロンが2番手に昇格している。
- FBブランドン・マイリーは、ラムズ戦の前半に自分のヘルメットで目を痛め、試合後のボクサーのような顔になっていた。後半には完全に片目がふさがってしまっていたらしい。
- WRドナルド・ドライバーは痛めていたわき腹の状態が思わしくなく、6日(金)の練習を休んで検査を受けた。ラムズ戦には強行出場したものの、落球を含めてパスキャッチ3回24ydsと不振だったのは、ケガの影響もありそうだ。
- 1つ空いていたロースター枠には、ラムズ戦の前々日にLBトレイシー・ホワイトと再契約。
- プラクティス・スクワッドから昇格したCBパトリック・デンディが、さっそくラムズ戦でニッケルバックとして出場。Journal Sentinel紙によるとパス成功を1回しか許さないプレー内容だった。これまでのニッケル隊形ではウッドソンがスロットに入ったが今回は外側に残り、デンディがスロットのレシーバー(3番手・4番手WRが多かった)をカバーした。開幕前に獲ったCBジャレット・ブッシュが起用されなかった(Sコリンズの一時退場時に2プレーだけ出場)のは、これまでのところ期待はずれということなのか。
- 足の骨折のため全試合欠場しているCBウィル・ブラックモン(4巡ルーキー)が、10日(火)の練習に久しぶりに参加し、個人ドリルから少しずつ練習量を増やしていく予定。「できればバイウィーク明けのドルフィンズ戦から出場するつもりでやってる」と本人は語っている。今はCBの層が薄いだけに初出場が楽しみだが、1ヶ月前にも練習復帰したところで再び悪化させてしまっただけに、過度の期待は禁物か。
- パッカーズから解雇されたCBアマド・キャロルは1週間ほど失業していたが、10日(火)になってようやくジャガーズとの契約に合意した。