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Notebook: カットブロックを上手くやるには
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年9月20日
- 就任早々からラン攻撃の強化を重点ポイントに挙げたマッカーシーHCとジャゴジンスキーOCだが、その成果はまだ出ていない。「新しいオフェンスを導入するときは、産みの苦しみがつきものだ。しかしジェフ(ジャゴジンスキーOCのゾーンブロッキング)のシステムのよいところは、各OLが同じ仕事を何度も何度も何度も繰り返すことだ。同じテクニックを使って相手ラインマンにアタックすることを繰り返していく」とマッカーシーHC。ジャゴジンスキーOCは、「みなが心配しているのはわかるが、私は以前にも(ファルコンズ等で)同じことを経験している。いったんうまく行き始めれば、誰もが『ああ、これでいい』と思うはずだ」
- セインツ戦では、(プレーサイドとは逆の)バックサイドのディフェンダーをしっかりブロックできないために、開くはずのレーンが潰れてしまったり、RBが後ろから捕まるプレーが目立った。バックサイドはカットブロックで相手DLを料理しなければならないが、ベテラン・若手ともその技術がまだ十分でない。
- 「ワンステップしてカットでは、うまくいかない。3ステップしてカットすれば、うまくいく。もっと自信を持ってスピードを上げてやることが大事だ。それをやるために十分なアスレティシズムはみな持っている」とジャゴジンスキーOC。Cウェルズは、「これは100%テクニックの問題だ。自分の足と頭を正しい場所に持っていけば、どんな相手だって倒すことができる。むこうがしっかり踏ん張っていようとなかろうとね。カットの失敗の多くは、タイミングが早すぎるせいだ」と語っている。
- ディフェンスの敗因についてマッカーシーHC。「2週続けて、我々はディフェンスで7つのビッグプレーを許し、そのうちの6つがパッシングゲームだった。
- LGスピッツの代役で初先発したLGダリン・カレッジの出来について、フィルム分析を終えたマッカーシーHCは、「そこそこだ」とのこと。LGスピッツが回復した場合にLGカレッジを残してRGモールを下げる選択肢もあるが、セインツ戦の出来だけでLGカレッジをそこまでは評価できなかった様子だ。
- セインツ戦の第2Qで逆転されたTDドライブで、ショートヤーデージの場面でパッカーズは5メンフロントを2回使ったが、どちらも裏目に出た。最初の3rdダウン1ではRBステッカーに7ydsパス、4thダウン1ではFBマッキンタイアに10ydsパスを許している。
- セインツ戦で今季初先発して内容もよかったDTカレン・ジェンキンズが、公式デプスチャート上でもスターターに昇格している。
- 開幕戦でTEデズモンド・クラークに5回77ydsとカモにされたLBブレイディ・ポピンガは、セインツ戦でも狙われてWRジョー・ホーンへのショートパスを57ydsゲインされ、4thダウン1でのFBマッキンタイアへの10ydsパスも彼の責任だった。また絶好のインターセプトのチャンスで落球するシーンもあった。ベテランのLBベン・テイラーに先発を戻す案についてボブ・サンダースDCは、「現時点では大きな変更は考えていない」と語っているが、マッカーシーHCは「火曜日のゲームプランでさらに検討するつもりだ」とし、先発交代の可能性も残している。
- Sニック・コリンズの許した2つのビッグプレー(昨日の記事参照)について、マッカーシーHC。「彼にはああいったプレーを止められる能力が十分にあるし、そうできるポジションにちゃんといた。ニックはプロボウル級の選手へと成長する途上にあると私は思っている。それだけの能力がある。もしあの2プレーさえしっかり守れていれば、『お前は素晴らしい試合をした』と私は言えただろう」
- 開幕戦では不甲斐なかったCBチャールズ・ウッドソンだが、2試合目はまずまずの出来。第2Q途中までは2回ほどパスキャッチを許したが、その後はよりフィジカルにプレーし内容はよかった。ランサポートでも、持ち前のスピードを活かしてRBレジー・ブッシュをサイドラインに押し出しノーゲインにとどめた好プレーもあった。
- セインツ戦でCBアル・ハリスが肩を、TEデヴィッド・マーティンがヒザを痛めたが、どちらも深刻なものではないとのこと。