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Packers - Saints Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年9月19日
- マッカーシーHC。「求めていた結果ではない。非常に失望しているし、我々はこういった試合をモノにする道を見つけなければならない。特に大事な場面で、もっと多くの好プレーを出さなければならない」
- QBブレット・ファーヴ。「厳しい敗戦だ。勝たなければならない試合だった。13-0とリードしたのにセインツはひっくり返したのだから、相手もほめなければならない。しかしウチは勝てる試合だった。今年は最初に13点もらえるような状況には、なかなかならないだろう。もしそんなチャンスが来たら、なんとかしてモノにしなければ」
- 落球の多さについてQBファーヴは表立った批判を避け、「たしかに腹立たしいけれど、逆に僕がオープンのレシーバーへのパスをミスった時や読みを失敗した時だってそうだろう。落球しても、それはわざとやったわけじゃない。ブロックをしくじっても、それはわざとやったわけじゃない」と語っている。しかしWRドライバーは、「今日パスを落とした全員が、家に帰って鏡を見つめて反省すべきだ。集中力の欠如だ。何の言い訳もできない」と後輩を叱咤するように語っている。
- 第3Qの逆転のチャンスにエンドゾーンでインターセプトを喰らったのは、QBファーヴがエンドゾーン奥へ投げ捨てようとしたところを横からヒットされてしまい、ボールが力なく浮いてしまったようだ。
- 第4Qに7点を勝ち越された直後、RBアーマン・グリーンが痛恨のファンブルロスト。右オープンへと展開するランプレーで、彼が縦に切れ上がる直前、インサイドの死角からDEチャールズ・グラントの手が伸びてボールを掻き出されてしまった。「相手が後ろのほうから来てボールをたたき出した。僕は縦へと上がろうとするところで、彼が見えていなかった」とグリーン。
- Journal Sentinel紙が控えめに見積もって、イージーな落球が5回あった。そのうちRBグリーンとTEフランクスが2回ずつキャッチミスを犯している。「今日はボールを落としすぎた。あまりに多かった」とマッカーシーHC。RBグリーンは「すごくハードに練習しているところだけに残念だ。4つか5つは捕れるボールを落としてしまった。腹立たしいけど、これは修正していける」
- 後半にTEマーティンのキャッチが増えたのは、パス落球が2回あったTEフランクスを下げたためだったようだ。彼の落球自体が珍しい(落球ゼロの年もある)ことだが、フォルススタートとアンスポーツマンライクコンダクトも取られている。「自分に腹が立つ。何もかもやろうとし過ぎた(ランアフターキャッチを考えすぎた)のかもしれない。ただ自分の仕事をきっちりやることを考えていたらうまく行っていただろう。集中を失ってしまっていた。こんな状況に自分を追い込んだのは、ずいぶん長いことなかったことだ。今できるのは来週に備えることだけ。考える時間は1週間ある」
- 負傷のLGスピッツに代わってプロ初先発したLGダリン・カレッジ。評価は月曜日のフィルム分析を待たなければならないが、本人はプレシーズンよりずっとよくなったという手応えはあるようだ。「プレシーズン初戦と比べてすいぶん落ち着いてプレーできるようになった。直すべきところはたくさんある。少しずつ進歩し始めているけど、まだ先は長いと感じる。試合中は、自分がよくやってると思える時とそうでない時があった。小さなミスが数回と大きなミスが1回あった。大事なのはもっと安定した選手になることだ。今はまだ少し不安定だ」
- 今回マッカーシーHCは2つのドライブで一種のノーハドルオフェンスを試し、FGとTDを挙げることに成功した。準ノーハドルといった感じのテンポで、普通のノーハドルほど早くはないが、相手の選手交代を妨げることはできる。QBファーヴなど数人の選手はリストバンドにプレーの番号を書いていた。「いわばハーフ・ハドルといったもので、オフェンスのテンポを上げ、相手ディフェンスをベーシックなものばかりにさせる効果がある。ただノーハドルがいくら魅力的とはいっても、一試合全て使うわけにはいかないよ」とマッカーシーHC。
- 3rdダウン1のシチュエーションでユニークな隊形を使い、RBグリーンが2yds稼いで1stダウンを取った。先発右ガードのトニー・モールがタイトエンドに入り、開幕直前に入団したトニー・パーカーが右ガードに入った。シャーマン前HC時代はケヴィン・バリーをTEに入れる"U-71"パッケージが名物だったが、新たなジャンボ・パッケージとして定着するかどうか。モールは大学3年までタイトエンドをプレーしていたため、本当にレシーバーとして使える利点もある。
- Sニック・コリンズはラン守備では強力RB陣を封じ込めるよい働きをしたが、パスカバレッジで2つのビッグプレーを許して敗因のひとつとなった。「ぼく1人で2つもTDを許した(実際は第2Qのは次のランプレーでTDに)。負けたのはチーム全体だけど、個人的には、もし僕のあの2つのプレーがなかったら全く違う結果になっていたと思う」とコリンズ。第2QのTEキャンベルへの33ydsパスでは、ぴったりカバーできていたのにボールへのプレーが悪く、高さを活かしてキャッチされてしまった。第4Qには大型WRコルストンへの35ydsTDパス。「足がもつれてしまった。ポジション自体は悪くなかったけど、こちらはボールの目測を誤って、むこうは素晴らしいキャッチをした。ダブルムーヴには引っかからなかったんだけど」
- 第2QのWRヘンダーソンへの26ydsTDパスはCBアマド・キャロルの責任。QBのポンプフェイクにつられて前に出た瞬間に縦に抜かれてタッチダウンを許した。「あれは完全に僕の失敗だ。彼はスラントを走ってそこから"ゴー"だった。僕は後ろの3分の1を守らなければならないのに、スラントと思ってつられてしまった。やってはいけないミスだった」と本人。第4Qには恒例のパスインターフェアも取られ、勝ち越しTDにつながっている。
- 開幕戦ではダイム隊形を使わなかったが、この試合では6巡ルーキーのSタイロン・カルヴァーがダイムバックとして出場した。実際にはカルヴァーがセーフティに入り、Sコリンズがスロットに入ってWRをカバーした。
- 新加入のWRコーレン・ロビンソンはやはりまだオフェンスではプレーせず、キックオフリターンのみ。タックルされもみくちゃになった際に相手選手に挑発されたのか、かなり激しくやりあっていた。彼が登場したとき、近くのスタンドからは彼の名前を連呼する声援が起き、本人はかなり感激した様子だ。「ここが特別な場所だということを示してくれた。たくさんの応援があった。誰もが僕の置かれた状況を知っていて、それでも僕をサポートし、応援してくれる。この機会を与えられたことに感謝しているよ」
- QBブレット・ファーヴが50回以上パスを投げた試合は通算2勝6敗。
- WRドライバーは通算100試合出場。66試合連続で(最低1回は)パスキャッチを記録している。