グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年9月 5日

ルーキー3人を獲得 CBホートンを解雇

パッカーズは他チームから解雇されたばかりのルーキー3人をwaiverから獲得し、CBジェイソン・ホートンを解雇した。昨日の段階では51人だったが、これで53人の枠が一応埋まったことになる。この補強により、3人しかいなかったセーフティが通常どおりの4人に、8人しかいなかったOLが通常どおりの9人となった。しかしWR陣はまだ4人のままで、リターナー候補を含めて補強の可能性は残されている。

解雇されたCBジェイソン・ホートンはプロ3年目の25歳で、今夏はホーキンズ(IRへ)を追い越して4番手CB/ダイムバックとしてプレーしていた。プレシーズン最終戦でWRボビー・ウェードへの16ydsを含めビッグプレーをいくつも許す失態を演じたのが響いたのだろうか。4番手を争っていたホーキンズはインジャリー・リザーブ、4巡ルーキーのCBブラックモンもケガから復帰できていないことからも、CBホートンを解雇してCBブッシュを獲得したのは意外だ。

S チャーリー・ペプラー Charlie Peprah

アラバマ大から今年のドラフト5巡指名でジャイアンツに入団。5フィート10(179cm)の小兵だが、202ポンド(92kg)と比較的ガッチリしている。大学ではコーナーバックとして2年、ストロングセーフティに転向して2年、合計45試合連続先発した。40yds走4.55秒と直線スピードは一流とは言えないものの、3コーンドリルや60ydsシャトルはセーフティ中トップクラスのタイムを記録している。あまりハードヒッターではなく、SとCBとどっちつかずの選手ではないかとの懸念もある。

大学ではストロングセーフティだったが、カバー能力があることからもプロではフリーセーフティが向いていると見られている。学業成績は優秀ですでに3年で学位を取得し、修士号ももうじき取れるとのこと。控えセーフティが2人ともルーキーになるのは不安もあるが、スペシャルチームでの貢献を期待しているのだろうか。

CB ジャレット・ブッシュ Jarrett Bush

ユタ州立大出身のドラフト外ルーキー。6-0(183cm)の身長があり、40yds走4.45秒も大型CBにしては速い(4巡のCBブラックモンと似ている)。ドラフト直後にパンサーズと契約して、主にスペシャルチーマーとしてロースター入りを目指し、プレシーズン4試合で13タックル、1ファンブルリカバーを記録。層の厚さを破ることができず最終ロースターカットで解雇されたが、パンサーズはプラクティス・スクワッドに入れる予定だったようだ。

CBハリス、CBウッドソン、Sコリンズ、Sマニュエルの先発DB4人に加え、CBキャロルがニッケルを務めることは決まっているが、6人目のDB、ダイムバックは誰になるのか。CBブラックモンはまだ出られず、このCBブッシュ、上記Sペプラー、Sカルヴァーのうち2人は新加入なので、春からパッカーズに所属しているカルヴァーが開幕戦ではダイムバックに入るかもしれない。また、LBホークのカバー能力をアテにして、ダイム隊形(1LB・6DB)よりニッケル隊形(2LB・5DB)をパスシチュエーションの主体にすることも考えられる。

OG トニー・パーマー Tony Palmer

ミズーリ大ではキャプテンも務め、今年のドラフト7巡指名でラムズに入団。6-2(188cm)とOLにしては背が低く、326ポンド(148kg)のずんぐり型。ドラフト前の評価によると、狭い場所での1on1を押し込む馬力とガタイがあるが、スピードやクイックネスに欠けオープンフィールドに出てのブロックはよくないらしい。とすると、ゾーンブロッキング向きのタイプではなさそう。また、パスプロテクションもまだ未熟と言われている。

解雇の直後、ラムズのリネハンHCは「ぜひ(プラクティス・スクワッドに)呼び戻したい。非常によいガードに成長するだろう」と語っていた。代理人によれば、ラムズを含む6球団がプラクティス・スクワッドに欲しがっていたとのこと。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player