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Camp Notebook: LTクリフトンの不振
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年9月 1日
- 恒例記者会見でQBブレット・ファーヴ。「ウチはやるべき仕事が山ほどある。目標まではまだ遠いのに、時間は少ない。易しくはないけれど、僕は楽しんでいる。負けるのが楽しいか?そういうわけじゃない。でも毎週勝利を争うのはやりがいがあって楽しい。スーパーボウルに行けると思えればそれに越したことはないけど、その前に、1試合ずつ勝つ努力をしなければ」
- QBブレット・ファーヴ。「プレーがコールされたら、そのプレーがわかるだけでなく、どんな意図でコールされたのか理解できるようにならなくてはならない。たとえばストロングサイドのランだとしても、コーチの意図はカットバックかもしれない。指導で修正することもできるが、身に着いた感覚が全て、というときもある。そういったことを僕らは何よりも身に着けていかなければならないと思う。何がうまくいくか、誰ならうまくいくか」
- 上記のような感覚の部分について、QBブレット・ファーヴはベンガルズ戦第2QのWRドライバーへの35ydsパスを例に挙げている。「両アウトサイドのレシーバーはフックルートでオープンになり、むしろドナルドの方がタイトにカバーされていた。しかし彼の強みはミドルでオープンになることであり、そうできると信頼してあのルートに投げたんだ。グレッグ(ジェニングス)やロッド・ガードナー、そしてファーギー(ファーガソン)でさえも、誰が何に秀でているのか、僕はまだつかめていない。あの状況では、ドナルドなら大丈夫だと僕には思えた」
- 過去10年ほどはQBブレット・ファーヴは週1回水曜日に記者会見を行ってきたが、今年は1週おきの水曜日(プラス試合後)に記者会見を行う。すでにトレーニングキャンプ中からそのスケジュールは続いている。「本当は全く喋らずにいたいんだけど、毎週相手は話を聞きに来る。理由はわからないね。こっちはたいていいつも同じことを話しているのに」
- 次のタイタンズ戦には、QBファーヴは最初の1シリーズだけ出場し、残りのほとんどはQBアーロン・ロジャースが担当、最後にQBイングル・マーティンが登場する予定。「ブレットが下がるときに、RTタウシャーとLTクリフトンとCウェルズは一緒に下がると思う。でもルーキーの両ガードは残るだろう」とQBロジャース。
- ジャゴジンスキーOCは、「QB2人だけでシーズンに入ることはしない」と明言し、5巡ルーキーのQBイングル・マーティンが3番手としてロースター入りすることが確定した。「時間はかかるかもしれないが、キープするに足るポテンシャルが彼にはある」
- 復帰戦を無事クリアしたRBアーマン・グリーンだが、タイタンズ戦には出ずに開幕戦に備える方向。出たとしてもごくわずかとなりそうだ。徐々に負担を増やしていく過程であること、試合間隔が中3日しかないことが理由だ。「これがもともとのゲームプランだからね。状態はいいよ。開幕のシカゴ戦に向けて、一歩ずつ進めているところだ。フィールドに出て、あちこちヒットを受けて。ブリッツを上手くピックアップして止めたのも1回あったし。今は、バックフィールドから出て相手ディフェンスを見たり、相手の誰がローテーションしてるのか、いつブリッツにくるか、より素早く頭を回転させるように努力している段階だ。そういったこと以外は、全ていい調子だよ」とグリーン。
- FBウィリアム・ヘンダーソンはプレシーズン第2週のファルコンズ戦でヒザを痛め、遊離軟骨除去の関節鏡手術を受けたが、回復は極めて順調で、開幕のベアーズ戦に間に合う可能性は十分あるようだ。「彼の回復力は並外れているよ。リハビリは予定を上回るペースだ。現時点では、シカゴ戦に間に合いそうな感じだ」とマッカーシーHC。FBヘンダーソンは「僕の目標は何とかしてチームを助けたいということ。(もし出られずに)チアリーダーのユニフォームとポンポンを渡されたら、サイドラインで応援することでチームを助けるよ」
- 今プレシーズン不調のLTチャド・クリフトンは、ベンガルズ戦でサックを許したのが1回、プレッシャーを許したのが1回、フォルススタート2回。今春は足首とヒザの手術でミニキャンプに全く参加できず、体作りが十分できていないのも不調の原因のようだ。慢性的なヒザの痛みは我慢してプレーしていくしかないようで、今後彼が調子を上げていけるかどうか、パスプロテクションのひとつのカギになりそうだ。
- ベンガルズ戦でCBチャールズ・ウッドソンは次々とビッグプレーを許して大量失点の原因を作り、批判の声が一気に高まっている。「クソのようなプレーだった。間違いなくこれまでで最も屈辱的な試合のひとつだ。キャリアで2回目だね。もうあのような思いはしたくない」と本人。最初の屈辱的なゲームはどの試合だったのかと聞かれると、「2002年に肩を骨折して5試合休んだことがあった。その復帰戦で49ersのWRテレル・オーウェンスに散々にやられたんだ(12キャッチ191yds)」
- ベンガルズ戦では前半に相手パントがなかったためにCBチャールズ・ウッドソンがリターンする出番がなく、後半にWRジェニングスが27ydsの好リターンを見せた。しかしマイク・ストックSTコーチは「現時点では何も変更はない」と語り、CBウッドソンをパントリターナーとする方針に変更がないことを明らかにしている。
- Pジョン・ライアンのパントは強い追い風に乗って絶好調。追い風で蹴った16回の平均は60.1ydsで75yds級も2回。向かい風で蹴った4回は34.5ydsだったが、「今日のベストヒットは向かい風で蹴った50ydsのヤツ」と本人。
- 新キッカーのE.J.コクレーンはチーム練習後、斜め後ろ方向から強い風が吹く中で20回蹴って15回成功と、状況を考えれば上出来かもしれない。「コーチは『すごくよくやった』と言ってくれた。『まあまあだ。あそこをこうするといい』とかじゃなくてね」とコクレーンは上機嫌。
- 新キッカーのE.J.コクレーンは左足で蹴るため、正ホルダーのジョン・ライアンでなくWRルヴェル・マーティンがホルダーを務めている。公式デプスチャート上でも、WRマーティンは2番手ホルダーと表示されている。
- Kニック・ノヴァックがグリーンベイを訪れてワークアウトを行った。ノヴァックは昨年ドラフト外からレッドスキンズに入団してKジョン・ホールの代役で10試合に出場し8/10、ホールのケガが治ると解雇された。12月には、やはりケガのKニール・ラッカーズを補うためカーディナルスと契約し、キックオフだけを担当した。今春もカーディナルスと再契約したが、昨年大活躍でオールプロにも選ばれたラッカーズに勝てるはずはなく、つい先日解雇。プレシーズン第3戦では50ydsと19ydsをどちらも成功させている。