グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年7月12日

Supplemental Draft 近づく

NFLのSupplemental Draft(補足ドラフト)が今月13日に行われる。4月の本ドラフトにエントリーしなかったもののNFL入りを希望する選手のためのものだ。犯罪や薬物違反や学業成績などの問題で、大学での出場資格を失った選手がエントリーしてくることが多い。球団としては全く指名しないことも自由で、NFL全体で1人も指名されない年も珍しくない。もし指名した場合、その球団は同じ巡の指名権を翌年のドラフトで失う。

1977年の制度スタート以来、指名されたのは34名(リスト)で、QBバーニー・コーザーやWRクリス・カーターの名前も見える。パッカーズがこの制度を利用したのは1998年のT/Gマイク・ウォールだけだ。ステロイド使用が発覚した彼は大学4年目の出場資格を失なったため、この補足ドラフトにエントリーし、パッカーズが2巡指名。それによりパッカーズは翌1999年の2巡指名権を失った。(しかしホルムグレンHCのシーホークス移籍を認める代わりに2巡指名権を受け取り、CBフレッド・ヴィンソンを指名。翌年ヴィンソンとの交換でシーホークスからRBアーマン・グリーンを獲得している)

NFL.comのGil Brandtによる今年のエントリー選手紹介はこちら。最も注目されているヴァージニア大のLBアマド・ブルックスは4月の本ドラフトにエントリーしても1巡上位候補と言われた有力選手だが、度重なる規律違反により退部処分を受けた。マリファナなど薬物違反が複数回あったらしく、実力はすごいが素行面でのリスクはハンパじゃないともっぱらの評判だ。先月下旬のワークアウトにはほとんどの球団が顔を出したと言われ、パッカーズからもプロ人事部長とカレッジ・スカウト部長の2人が訪れて本人と面談を行った。

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