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OTA Notebook: ファーヴは勉強が大変
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年6月10日
- マッカーシーHCのオフェンスはこれまでのオフェンスとは用語がガラッと変わってしまっているため、QBブレット・ファーヴも例年以上の勉強を強いられている。「大きな挑戦だ。これまでだって僕はミーティングで居眠りなんかしたことはない。でも今年はしようったって絶対できないね。僕はハドルでプレーをコールしなきゃいけないし、みんなに指示を出すには、そのプレーの全てを知り尽くしていなきゃならない。『去年までのままなら楽だったのに』と思うことは正直あるよ」
- 上記のように勉強の必要があるため、6月21日のOTA終了までグリーンベイにいるつもりだ、とファーヴは語っている。ただし全ての練習に出席するという意味ではなく、チーム練習にどれだけ参加するかはヘッドコーチの判断に任せるとのこと。「(たとえ前回のミニキャンプに参加したとしても)3日ばかりじゃ全然足りないよ。手渡されたプレーブックがまだ自分のものになっていない。OTAが終わって家に帰っても、資料を送ってもらって夜の勉強をする」
- Cフラナガンの移籍などで親しい友人が減ったことについてファーヴ。「一緒にプレーした仲間(RBベネットなど)がコーチになっていて、自分より若いコーチングスタッフが何人もいたりする。それにロースターを眺めると、ちょうど僕とディアナが付き合い始めた1983年や84年に生まれた連中がいる! でも、そんな中で自分がまだここにいられるのはありがたいことだ。こんなことが言える選手はそうはいないからね。だから(友人が減ったことを)不満に思いつつも、自分がまだプレーできて、チームから必要とされていることに本当に感謝している」
- この日の2ミニッツドリルではディフェンスが圧勝。QBファーヴ、QBロジャース、QBマーティンが次々とインターセプトを喰らった。ただしこれは(上記のような)プレーブック未消化の問題とは関係ない、とファーヴ。
- ヒザを痛めて火曜日の練習を自重したLBニック・バーネットが練習に復帰。さっそく2ミニッツドリルでファーヴのパスをインターセプトした(写真)。
- バーネット復帰で再び2ndチームに戻ったLBアブドゥル・ホッジ。アウトサイドとインサイドのどちらを好むかと聞かれると、「僕はただディフェンスをやるのが大好きなだけなんだ。高校ではアウトサイドLBで、大学に入ってインサイドにコンバートされた。ポジションにはあまりこだわりはない。でも、カレッジの高いレベルでミドルをやってきたから、やはりミドルがいいね」
- LTクリフトンとT/Gクレムがケガで休んでいるため、1stチームの左タックルには相変わらずウィティカーが入っているが、ガードとしての評価が低いから余ってきただけで、決して左タックルの候補ではない。彼以外の1stチームは、左からLGカレッジ、Cウェルズ、RGコストン、RTタウシャーと変化なし。
- ドラフト外ルーキーのベン・ブラウンはFBよりもRBでのプレーが増えているが、なかなかよい動きを見せてトレーニングキャンプへの期待が高まっている。ロースター争いはともかく、プラクティス・スクワッドの有力候補か。
- パントリターナーの練習をしているのはルーキーの2人、WRグレッグ・ジェニングスとWRコーリー・ロジャースだけ。
- この日はSマーク・ローマンでなくSマーカンド・マニュエルが1stチームに。
- 今春最も評判の悪いDTドネル・ワシントンが練習を欠席。チーム側からの説明はなし。
- パッカーズの元会計担当ジョン・アンダーウッドが、NFLのレベニューシェアリング特別委員会の一員に任命された。彼はすでに昨年春に70歳の定年を迎えてパッカーズの経営委員会から退いたが(記事へ)、銀行頭取としても経験豊富な彼はコミッショナーからの信頼があつく、パッカーズ定年後もリーグへの貢献を続けている。