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Mini Camp 2 - Day 1: WRジェニングス好評
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年5月21日
- ファーヴ不参加のため、QBアーロン・ロジャースが全スナップの50%ほどを担当。長めのボールでのミスが多かったようだ。午後の練習では自分への苛立ちのためにヘルメットを叩きつけるシーンも。
- OLの1stユニットには、前回に続いて左ガードが2巡ルーキーのダリン・カレッジ、右ガードは2年目のジュニアス・コストンが入っている。LTクリフトンとT/Gクレムが欠場のため、ウィリアム・ウィティカーが1stユニットの左タックルに。
- 前回のミニキャンプで右ガードの2番手だったケヴィン・バリーだが、今回は右タックルの2番手に戻っている。ただし、これが恒久的な措置だとはコーチからは言われていないとのこと。前回からは4ポンド絞って337ポンドだが、コーチの求める数字にはまだ届かない。「あのくらいの体重を好むコーチもいる。しかし我々のランブロッキング・スキームには有利ではない」とマッカーシーHC。
- 2巡ルーキーのWRグレッグ・ジェニングスについてQBロジャースは、「彼の一番素晴らしいのはその速さだ。速さはあってもクイックでない選手も多いものだが、彼はブレークの後のクイックネスがすごい。極めてクイックだ。最初に彼のルート取りを見たとき、まるでベテランのようだった」と語っている。ジェニングス本人も、「プレーブックには十分なじんでいる。何をすべきか、プレーブックを見る必要はない。ルートに関しては、まだ一度もミスをしていない。ブロッキングは勉強しているところだけどね」
- WR陣ではドライバー、ファーガソン、ガードナー、ボーリクターの実績組に加えてドラフト2巡・4巡の2人がロースター入り有力とされるが、その6人以外の選手がロースター争いに向けプッシュできるかも楽しみなところ。初日の練習では、昨年プラクティス・スクワッドだったWRルヴェル・マーティンが195cmの長身を活かしてナイスキャッチを連発していた。
- DT陣は前回と同じく、コーリー・ウィリアムズ、カレン・ジェンキンズ、コリン・コール、ライアン・ピケットの4人がローテーションで1stユニットに入った。
- 欠席のDEバジャ=ビアミラに代わってDT/DEケニー・ピーターソンが1stチームに入っている。
- 6巡指名のDTジョニー・ジョリーは入団後初めて練習に参加。ドラフト前からの足首のケガは手術せずに回復しているとのこと。
- DTドネル・ワシントンはコンディショニング不足を指摘されて前回のミニキャンプ参加を許されなかったが、今回はかろうじて参加している。本人によると、前回から7ポンド絞って現在338ポンドとのこと(昨年は公称328ポンド)。記者によると、アジリティ・ドリルではDT中最も遅かったが、スレッド・ドリルではおそらく最強のパワーを見せた、とのこと。依然として開幕ロースター入りは非常に厳しく、「今は僕にとって生きるか死ぬかだ。あらゆるチャンスをおろそかにできない」と(今さらながら)覚悟を表明している。
- LBホーク欠席のため、ウィークサイドLBにはロイ・マニング、ストロングサイドLBにはベン・テイラーが入っている。ストロングサイドでの先発を争う2人だが、テイラーがわずかにリードということか。
- ベテランのCBハリスとCBウッドソンが欠席のため、CBアマド・キャロルとCBマイク・ホーキンズが1stユニットに入った。キャロルはWRルヴェル・マーティンと小競り合いになるシーンがあった。トレーニングキャンプならともかく、接触プレーのほとんどないミニキャンプでは珍しい。
- Sマーカンド・マニュエル(鼠蹊部)は個人ドリルのみ参加している。
- 前回のミニキャンプで首脳陣への不信感を表明し、「次回は参加するかどうかわからない」と語っていたSマーク・ローマンだったが、今回はうってかわって機嫌よく参加している。「グリーンベイにいられて嬉しい。パッカーでいられて嬉しい。今の僕はフットボールをプレーすることだけ、それだけに集中している」と本人。首脳陣と何らかのポジティブの話し合いが行われた結果か。自分の役割について聞かれると、「あくまで競争だと言われている。だから、その結果が出て初めて、僕のすべき仕事がわかる。それまではその質問には答えようがない」
- 自由参加とあって、主力組とくにベテランに欠席者が多い。QBファーヴ、RBグリーン、FBヘンダーソン、WRガードナー、DEバジャ=ビアミラ、CBウッドソン、CBハリスが欠席。2日目以降に合流するのか全欠するのかは不明。1巡指名のLBホークと5巡指名のT/Gトニー・モールは授業のため欠席している。
- CBアル・ハリスの欠席はチャリティイベントのためという報道もあるが、Wisconsin State Journal紙は「契約のアップグレードを求めてのもの」という情報筋の話を紹介している。ハリスは2004年9月に総額$18.6ミリオンの5年契約延長をしており、2009年まで契約が残っている。今年のサラリーがロースターボーナスを含めて$2.5ミリオン、来年が$2.7ミリオンというのは一流CBとしてはかなり安い。