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Mini Camp 1 - Day 1: カレッジは左ガード
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年5月 7日
- 労使協約によりミニキャンプではフィジカルな練習は許されておらず、パッドは着けず、タックルはもちろんなし。選手の良し悪しが見られるのもパスオフェンス・パスディフェンス関係が主体となり、OLやDLのインサイドやLBは評価のしようがない、というのが実際のところ。特に今年の場合、新しいシステムのインストールが最大の課題となる。
- 注目のブレット・ファーヴの記者会見は2日目の予定。昨年同様、体はしっかり絞れ体調はよさそうで、WRドライバーに完璧なディープボールを決めたシーンもあった。「メンタル的にも、心構えがしっかり出来ているようだ。また頭脳面では、(オフェンスの変更点が多いため)最近にはなかった挑戦が待っている」とマッカーシーHC。
- OL陣の1stユニットは、左からLTエイドリアン・クレム(クリフトン欠場のため)、LGダリン・カレッジ(2巡ルーキー)、Cスコット・ウェルズ、RGジュニアス・コストン、RTマーク・タウシャー。
- OL陣の2ndユニットは、左からLTトニー・モール(5巡ルーキー)、LGジェイソン・スピッツ(3巡ルーキー)、Cクリス・ホワイト、RGケヴィン・バリー、RTウィル・ウィティカー。
- OLの並びについて、ジャゴジンスキーOC。「いまのポジションを深読みしないでほしい。我々は新しいシステムを教え込んでいるところだ」
- 昨年右ガードで先発したウィリアム・ウィティカーは、練習開始当初は2ndユニットの右タックルをプレーし、クレムが負傷退場すると左タックルで1stユニットに入った。タックルができそうだから、というのではなく、右ガードとしての評価がヤバいためにタックルをテストされている、という意味合いのようだ。
- ずっと右タックルの控えを務めてきたケヴィン・バリーだが今年は右ガードで先発を争うことになった。今年もまた体重過多で登場したバリーに対し、首脳陣は明らかに不満な様子。「いま体重341ポンドで、15ポンドから20ポンド落とす必要がある」と語る本人に対し、ジャゴジンスキーOCは、「私もそう思うね。求められる数字は彼にはわかっている。グレーエリアはない。まったくない」と厳しい。
- プロ2年目のジュニアス・コストンは昨年も今オフもずっと左ガードを練習しており、右ガードは入団以来初めて。ゾーンブロッキングについては経験があり、「大学でずっとやっていたことだからね。新コーチ陣が来たとき、僕はすぐに理解できた。左ガードか右ガードかは分からないけど、スターターのチャンスはある」
- LB陣の1stユニットは、ウィークサイドがA.J.ホーク、ミドルがニック・バーネット、ストロングサイドがロイ・マニング。FA加入のベン・テイラーを今のところロイ・マニングがリードしているようだ。3巡ルーキーのアブドゥル・ホッジはミドルLBで2ndユニット。
- 1巡ルーキーのLB A.J.ホークについて、「あの若いののいい所は、しっかり話を聞くということだ。とても教えやすい。謙虚だ。いいヤツだよ」とCBアル・ハリス。練習終了後、ロッカールームの記者たちの前に来るのが遅れたのはまだウェイトルームでトレーニングしているからだと分かり、さらに株が上昇。
- WR陣の1stユニットはドライバーとファーガソン。
- 「契約アップグレードを求めてホールドアウトも」とのESPN報道を、WRドナルド・ドライバーは改めて強く否定した。「僕はそういうタイプの選手じゃない。僕はここにいる。そして、ハッピーだ。(報道されたようなことは)一度も言ったことがない」
- WRの中で注目を浴びたのは2巡ルーキーのWRグレッグ・ジェニングス。動きが柔らかく滑らかで、鋭いカットからの加速もいい。CBウッドソンを相手に好プレーを見せて、「最初はドナルド(ドライバー)かと思って、思わず背番号を確認したよ」とマッカーシーHC。
- CBチャールズ・ウッドソンは人工芝とクリーツが合わず、足を滑らせることが多かったが、QBファーヴからWRジェニングスへのパスをインターセプト。移籍後ランボーフィールド初登場とあって練習終了後は記者が殺到した(写真)。「すごく楽しいことになりそうだね。ディフェンスの側にセレブレーションが多くなるよ。相手チームは僕の方に投げたくはない。アル(ハリス)の方にも投げたくはない。でも、どこか投げなきゃならないんだから、僕らの誰かがすごくハッピーになるってことだ」
- ウッドソンの加入を誰よりも派手に喜んでいるのがCBアル・ハリス。「ほしかったのは(インターセプトの)チャンスだ。もう少しでいいから自分のサイドに投げてくれないかと思っていた。もし僕が相手オフェンスだったら、ウッドソンの方には投げないね。僕の方に投げるさ」
- アトランタでトレーニングをしていたとき、CBアマド・キャロルはウッドソンと何度も出くわして話をしたのだと言う。「グリーンベイ移籍の意思についても、僕はメディアより先に本人から聞いたんだ。(自分にとっては降格だが)僕はすごく喜んでる。昔からの憧れの選手だからね。高校の時は彼のジャージを着ていた。僕はまだ22歳だし、アルやチャールズのような選手たちから学べるのは大きい。何も心配はしていないよ。チームにとってよい補強だ」
- CBウッドソンは背番号21のはずだが、どういうわけか2番を着け、今後も続けたいとしている。
- FA移籍してスターター予定のSマーカンド・マニュエルだが、まだ鼠蹊部のケガから復帰途上のため、昨年同様にマーク・ローマンが1stユニットに入った。
- 背番号79をほしがっていたDTライアン・ピケットが、OGウィティカーからわずか$1万ドルで手に入れた。「高校の時から着けていた番号だからね。彼は安くしてくれたよ。最初は$25,000だったんだけど、こっちはノーと言い続けたから」
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