グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年4月 1日
フロリダで行われているオーナー会議が15点にわたるルール変更を承認した。これはヘッドコーチやGMたちによる"Competition Committee"の提案や勧告に基づいたもので、32球団のうち24票の賛成が得られれば可決となる。主な変更点を下に紹介する。
- これまでにも多くの誤審があった、ダウンバイコンタクト寸前のファンブルが、インスタントリプレーの対象に含まれることになった。昨年も過半数の20票の賛成があったが、今年は27-5の大差でようやく可決。NFL審判のスーパーバイザーであるマイク・ペレイラによると、レビュー可能なら覆ってファンブルロストとなったはずのプレーが昨季は12回あったとのこと。
- そのかわり、審判によるレビュー時間が90秒から60秒に短縮。
- QBのヒザから下へのヒットが禁止され、パスラッシャーはできる限り避ける努力をしなければならない。ブロッカーに押されてそこに飛び込んでしまうのは不可抗力として認められる。
- 昨年制定されたいわゆる「ロイ・ウィリアムズ・ルール」といわれるホースカラー・タックルの禁止がさらに厳しくなった。昨年はショルダーパッドの後ろをつかんだものだけが反則だったが、今年からはジャージの後ろをつかむことも禁止に。
- エスカレートするエンドゾーン・セレブレーションの制限。「チャド・ジョンソン・ルール」と呼べるかもしれない。TD後にひざまずいてチアリーダーにプロポーズする格好をすることも、ゴルフのパッティングの真似をすることも禁止(キックオフ時に15yds)。しかしボールをスパイクしたり、ダンクしたり、スピンさせたり、ランボーリープしたりすることは公式に認められている。
- FGやエクストラポイントやパントの際に、ディフェンス側はロングスナッパーの前に直にセットすることが禁止された。ディフェンス側は、スナッパーのショルダーパッドの外側にセットしなければならない。
- キックオフを蹴る側のチームが、キッカーの片側だけに選手を集めることは禁止された。つまり、オンサイドキックの際に片側に選手が集中するシーンは今後は見られなくなる。
- 8月下旬(プレシーズン第3戦直後の火曜日)に設定される第一次ロースターカットで、これまでは選手を65人に減らさなければならなかったが、今年からは75人でよいことになった。プレシーズン最終戦には、(例外扱いの)NFLヨーロッパ帰りの選手がたくさん出場していたが、それが減るかわりに、実のあるロースター争いが多く見られることになる。
- オフェンスのQBと同じようにディフェンスでも1人に限りヘルメットに無線をつけることが提案されたが、賛成21票で惜しくも否決。来年には可決されると楽観する関係者も多い。
- 毎年のようにチーフスから提案される、プレーオフ枠を14チームに拡大する案は5月の会議で継続審議となった。コミッショナーも"Competition Committee"もこの案を支持しておらず、けっきょく否決されるものと見られている。
- バッカニアーズから提案された「全ての反則をレビュー可能に」という案はほぼ全会一致で否決。
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カテゴリ : NFL