グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年3月28日

WRボーリクターが契約に合意

チーフスのWRマーク・ボーリクターがパッカーズとの1年契約(金額は不明)に合意した。身長6-3(190cm)、体重220ポンド(100kg)の大型レシーバーだ。ウォーカー(トレード要求)とマーフィ(首のケガで引退の危機)が使えなくても、ある程度実績のあるWRがこれで4人揃ったことになる。「彼と契約できてとても喜んでいる。先日の彼のワークアウトは非常によかった。大きくて走れるレシーバーだ。こういった選手はいくらいても多すぎることはない」とマッカーシーHC。

現在27歳のWRマーク・ボーリクターは、ヘイスティングス大(ネブラスカ州)というスモールカレッジからCFLカルガリに入団し、2年で合計2,023yds、19TDの活躍を見せた。2002年にチーフスと契約(パッカーズも興味を示した)、WR不足のチーム事情もあり、先発2試合を含む全試合に出場して420ydsを記録した。しかし2年目にはWR/KRダンテ・ホールが台頭するなど出場機会が大幅に減り、11回158ydsに終わった。2004年にはプレシーズンゲームで前十字副靭帯(ACL)断裂の大ケガを負って全休。昨年も完全復活できず、わずか8回119ydsに留まっている。

「ACL断裂から完全復活するには2年かかる」という一般的なパターンからすれば、今年が完全復活の年。サイズがあるだけでなく、ドラフト前のワークアウトでは40yds走4.47秒と十分なスピードがある。しかし白人WRだけに、トップスピードのわりには加速やクイックネスがやや物足りない。マッカーシーHCが何度も語っている「大きいレシーバーを」という希望にはぴったりあてはまる。今年はアントニオ・チャットマンとアンドレ・サーマンが退団したため、6-0(183cm)未満のWRが1人もいなくなっている。

なおスペルは"Boerigter"だが、彼の略歴ページでは"pronounced BO-ric-ter"となっているので、濁らずに「ボーリクター」と表記することにする。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player