グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年3月26日

LBベン・テイラーと契約

先日からオファーを検討していたLBベン・テイラー(CLE)が、パッカーズとの1年契約に合意した。Journal Sentinel紙によると、おそらく$1ミリオン以下とのこと。ブラウンズと再契約しなかったことについて代理人は、「ベンはオハイオ出身でありブラウンズには大きな敬意と感謝の念を抱いているが、決め手になったのはグリーンベイでの(先発の)チャンスだ」と説明している。

現在27歳のベン・テイラーは、身長6-2(188cm)、体重240ポンド(109kg)。ヴァージニア工科大から2002年のドラフト4巡指名でブラウンズに入団したが、ハムストリング、背中、ヒジ、胸筋とケガが多く、プロ4年間で25試合に欠場している。2年目にウィークサイドLBとしてスターターとなったが、3年目には胸筋断裂で3試合しか出場できず。4年目の2005年には3-4隊形のウィークサイド・インサイドLBとして初めて全試合に先発出場し、チーム2位の113タックルを記録した。

直線スピードは(かなり)ない方だが、クイックネスやアジリティは十分。嗅覚に優れ、プレーの読み、判断がよい。タフなラン守備と比べるとパスカバレッジには難があり、またビッグプレーも少ない。Journal Sentinel紙はあるチームのスカウトの話として、「3-4には向いていなかったから、パッカーズの4-3の方がいいだろう」という言葉を紹介している。

「彼はフットボール・ガイだ」とトンプソンGMが評しているのは、身体能力よりフットボールのセンスが良いことを指したもの。昨年までのディッグスと比べてアップグレードになるかというと微妙なところだが、現在のスキームに合った選手(明らかにディッグスはそう評価されなかった)という評価なのかもしれない。もしいまシーズンが始まるとしたらテイラーはストロングサイドで先発することになるが、パッカーズ首脳はLBラオノール・スミス(MIN)に強い興味を示しており、またドラフト上位指名も予想されるため、来季のスターターが決まっているのはニック・バーネットだけだ。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player