グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年1月17日

ジェフ・ジャゴジンスキーが新OCに

マッカーシー新HCの就任から3日、最初に決定したアシスタントはやはりジェフ・ジャゴジンスキーOCだった。記者会見に登場したジャゴジンスキーは、今季低迷したラン攻撃の立て直しを強調した。QB育成経験の豊富なマッカーシーHCがパス攻撃を統括する見込みであるため、彼の役割はラン攻撃に重点を置いたものになるようだ。

ヘッドコーチに紹介されて壇上に上ったジャゴジンスキーは、「まず最初に、昨年報道された私の発言について公式に謝罪したい」と神妙に語った。発言の内容については詳述を避けたが、昨年2月に彼が「アトランタに移って、コーチングが楽しい。グリーンベイでは意見が聞いてもらえなかった」とシャーマンHC(当時)を強く批判した件であるのは明らかだ。

「ここは私のホームタウン、ホームステイトであり、パッカーズのファンとして育った。そこでコーディネーターになれるのは、まさに夢が叶ったという気持ちだ。私はグリーンベイ・パッカーズ・フットボールに強い愛情を持っている。歩けるようになった頃から、この州の誰もがそうであるようにだ。小さい頃、バート・スターのジャージを着て走り回っていた写真もある」

ファルコンズでのラン攻撃の実績に触れた彼は、「それが私の強みの1つだ。ラッシング・ゲームの知識がね」と自信を述べている。ファルコンズでは名OLコーチのアレックス・ギブス(現コンサルタント)から、ブロンコス黄金期の礎ともなったゾーンブロッキングスキームをじかに学ぶことができた。ゾーンブロッキングの導入についてジャゴジンスキーは、「このシステムはアトランタで、デンヴァーで実証済みだ。グリーンベイでもうまくいくことを証明できるだろう。そのことには非常に自信を持っている」

ジェフ・ジャゴジンスキーはマッカーシーHCと同じ42歳で、ミルウォーキー近郊で生まれ育った地元出身者。ウィスコンシン大ホワイトウォーター校で3年間先発フルバックとしてプレーし、卒業するとそのまま母校でコーチのキャリアをスタート。5つの大学で14年間にわたり、主にOLコーチを務めた。

1999年にレイ・ローズHCの下でパッカーズのTEコーチとなり、翌年にマイク・シャーマンHCに交代してもグリーンベイに残留した。2003年にはシャーマンやトム・ロスリーOCと何度か衝突してシーズン後に解雇され、エド・ドナテルDCとともにファルコンズに移った。2年目の今季はTEコーチからOLコーチに移っている。

TEコーチとしてはTEババ・フランクスやTEアルジ・クランプラーのプロボウル選出を助け、OLコーチとしても今季NFL1位のラッシング記録(1試合平均159.1yds・1回平均4.8yds)に貢献している。これまでコーディネーター経験はボストン・カレッジでの2年間だけで、NFLではもちろん初体験となる。

Jeff Jagodzinski Coaching Career
Year Team Position Head Coach
1985 University of Wisconsin - Whitewater Running Backs coach Bob Berezowitz
1986 Northern Illinois University Offensive Line coach Jerry Pettibone
1987-88 Louisiana State University Offensive Line coach Mike Archer
1989-91 East Carolina University Tight Ends coach Bill Lewis
1992-96 East Carolina University Offensive Line coach Steve Logan
1997-98 Boston College Offensive Coordinator
/Offensive Line coach
Tom O'Brien
1999-03 Green Bay Packers Tight Ends coach Mike Sherman
2004 Atlanta Falcons Tight Ends coach Jim Mora
2005 Atlanta Falcons Offensive Line coach Jim Mora
カテゴリ : Coach/Front Office